<母のフキハラ>会いにくる夫を断るべき?笑顔の裏で……「ほんと邪魔」対処に悩む私【第3話まんが】
前回からの続き。最近の話です。私(リコ)は、先日第一子のカイトを出産したばかり。里帰り出産で、夫タカオと暮らす自宅からは車で4時間の距離です。今はしばらく母に助けてもらいながら初めての育児を頑張ろうと思うのでした。しかし母はタカオの訪問を「疲れる」と嫌がり、タカオが来ると伝えるたび「来なくていいのに」と不機嫌になるのでした。
笑顔で「会いたかった」と話すタカオに、後ろめたい気持ちになりました。なるべく母と会わせないように、私の部屋でタカオとカイトと過ごしていると、母がドアをノックして入ってきました。お菓子とあたたかいお茶を用意して……。「お母さん、いいのに……」「そういうわけにはいかないでしょう?」「……」私が何も言えずにいると、明るい声で母がタカオに……「タカオくん、お茶とお菓子をどうぞ。今日も夕ご飯、食べていくんでしょ?」
カイトを見て、タカオがしみじみと声をかけます。「カイト、1週間会わないだけで大きくなったな」タカオの抱っこは少し上手くなったような気がしました。「ほんと? 毎日見ていると分からなくて……」
母とタカオの間で、私は困ってはいましたが、それ以上に母のいない生活に不安がありました。里帰りはまだ継続したいのです。
「そっか、リコの体調優先でな」タカオのその声に少し寂しそうな響きを感じましたが……「ありがと」。
その夜、タカオは少し早めの夕飯を食べて帰っていきました。「じゃあまた、来週末に来るね」さらにタカオは「もし平日休めそうなら、有休取るから」と帰り際に言いました。
平日……というワードに不安を感じ、ちらっと母の顔色を伺うと……タカオから見えない角度で、怒ったような我慢しているような、複雑な表情をしていました。(やばい……)
タカオの前では笑顔を見せてくれるけれど、タカオがいなくなった途端に不機嫌になる母。タカオが毎週のように実家に来ることを本当は快く思っていないのです。しかも来週は妹のユナが子連れで帰省してくるとあって、母の負担は増えるばかりです。来週のタカオの訪問は断ったほうがいいのではないか……。私はまた迷っていました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子