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半年後には小学校へ入学するわが子。今からできること・やっておいたほうがいいことってありますか?

279_小学校_ 善哉あん

来春、小学校入学を控える子どもをもつママからある質問が寄せられました。

『来年の春から小学生になる子どもがいます。入学説明会は2月だからまだまだ先。今からやっておいたほうがいいことや準備しておいたほうがいいものってありますか?』

わが子が小学生になるまであと半年程度。万全の体制で迎えたいと思うものの、説明会などはまだまだ先。準備できることはやっておきたいと焦るママたちの気持ち、よくわかります。わからないことだらけで、入学準備に関して不安になるママも多いかもしれませんね。そのような悩めるママたちのために、先輩ママたちからどのようなアドバイスが寄せられるのでしょう。

必需品を購入するタイミングは?

ショッピングモールなどの文房具を扱うお店を見ていると、かなり早い段階から入学準備コーナーを設置していることがありますよね。そのような売り場を見ると「買っておかなきゃ」と思ってしまうかもしれません。ネットなどでも学校で使用する袋類(体操服入れや上履き入れなど)の販売が目立つようになってくると、売り切れる・品薄になる前に購入しておこうと焦ることも当然です。

『入学説明会より前に用意しておくものはとくにないと思う。ランドセルが手配できていれば問題ないよ。文房具とかの学用品は、学校によって指定が異なることも多いし、なかには説明会のときに物品販売がある学校とかもある。だから説明会が終わってからでも大丈夫だよ。というか説明会が終わってから準備したほうがいいかも』

しかしママの声にあるように、学校や科目によってのローカルルールが意外にあるものです。ノートのマス目の大きさや鉛筆の芯の濃さ、袋類のサイズ指定など、「そんなことまで指定されるの?」というルールがあることも珍しくないようです。せっかく用意しておいてもムダになってしまう可能性があるので、物品に関しては入学説明会を待ってからのほうがよさそうですね。袋類を手作りする場合、お気に入りのデザインの生地は早めに購入しておいたほうがいいですが、これもどれぐらいの布が必要なのかわかりにくいことが難点です。

小学校生活をシミュレーションしておこう

わが子の入学準備の相談に対し、ママたちは購入するものよりも、体験や経験を優先したほうがいいといった声が目立ちました。小学校入学のためにはどのような体験・経験をすればいいか見てみましょう。

登下校ルートを歩いてみよう

『学校への通学路を何回かお散歩するといいかも。行きは登校班とかで誰かが一緒に登校するかもしれないけれど、帰りは基本ひとりで帰ってくる。入学してしばらくは集団下校があるかもしれないけれど、その後のことを考えると、練習しておいて損はないと思う』

散歩がてらに自宅から学校までの道のりを何度か親子で歩いておく。これはとても素敵なアイデアですね。学校までのルートを親子で一緒にたどることで、危険な場所の確認ができます。また、通学・下校時に地震などが起こったとき、戻るか進むかの判断材料を決めておけます。不審者などに遭遇した場合どうするかなども教えておくといいでしょう。実際に歩いてみることでしか見えてこないことがありますので、ぜひいろいろな時間帯、曜日に、登下校ルートの確認をしておきましょう。

学習習慣をつける

『毎日の学習週間を身に着けさせるために、市販のドリルとか幼児向けの通信教材をやらせていた。そのせいか、入学してから宿題への取り組みがスムーズだったよ』

『家で勉強する習慣をつけておく。通信教育の教材でも買ってきたワークでもいいから、親も一緒に子どもと向き合って、1日15分くらい集中して座って取り組める癖をつけておくといいと思う。でもできなくても絶対怒鳴ったり怒ったりしないこと』

習慣づけは一朝一夕ではできないもの。だからこそ半年もある今の時期から取り組んでもいいかもしれません。堅苦しいお勉強ではなく、ネットで無料DLできるプリントや市販のドリルを1日1枚・1ページやるだけでもOKのようです。毎日続けることで自宅学習が定着していくことでしょう。その結果、小学校からはじまる学習へとつながっていくのではないでしょうか。プリントやドリルだけでなく、本を読むなどもいいですね。家庭学習や勉強することが習慣づいていると、長い学生生活できっと強い武器になると思いますよ。

見落としがちな日常生活で必要なこと

『自分で荷物を持って歩く、雨の日に傘をさして歩く、信号の渡り方を覚える』

できて当たり前のことのように思えるかもしれませんが、意外にできなかったりもするこれらの日常生活に必要な行動。交通ルールなどは保育所や幼稚園でも教えてもらっているとは思いますが、小学校へ入ると1人で判断することになります。だからこそ練習をしておきたいですよね。とくに雨の日の傘をさしての登校。学校が近い場合はいいですが、距離がある場合は、1度は練習をして問題点がないかを十分チェックしておきたいものです。

また、自分の荷物は自分で持つ練習も今からやっておくとよさそうです。ついついママが持ってしまったり、自転車自動車で運んでしまったりするかもしれませんが、可能なときは挑戦してもらいましょう。買い物へ行ったときに荷物を持ってもらうなども練習になりそうです。

焦らず小学校入学を楽しみにしよう

『いろいろやっておいたほうがいいことはあるけれど、できれば学校生活が楽になるかもねってくらいだから頑張りすぎないでいいよ。一番大事なのは、小学校入学が楽しみだね~って気持ちを継続して作ることかな』

『できないことがあっても、最初はみんなできないんだから大丈夫よ』

自分の名前が言えるとか挨拶ができる。箸が使える、着替えがひとりでできる……。このような日常生活に必要なさまざまなスキルも、入学準備としては必要とされることがあります。しかしできなくても焦らなくて大丈夫だと先輩ママたちはアドバイスしてくれていました。

入学までにすべてできるようになっていたら楽ではありますよね。しかし、できないからと必死になってしまい、小学校へ行くことが嫌になっては大変です。ムリせず焦らず、「小学校が楽しみだね~」と思える雰囲気作りを家族みんなでやりながら、のんびりと生活習慣を変化させていきましょう!

文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・善哉あん

【つぎ】の記事:<元夫と暮らす中2息子>ずっと疎遠なのに!?「息子が会いたがっている」突然の連絡【第1話まんが】

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