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<毒親ではないけれど>【前編】わが子を育てていると親にもっと寄り添ってほしかったと思う。わかる?

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自分の子ども時代を振り返ったときに、あのときああしておけば……と後悔したことがある人は少なくないのではないでしょうか。自分が子育てをする立場になると、親の教育やしつけに疑問を抱いてしまうことがあるかもしれませんね。今回の投稿者さんも、親の教育について不満を抱いているようです。

『毒親ではないし、大学まで出してもらい感謝の気持ちはあるのですが、今自分の子を育てていて、子ども時代に親がもっと寄り添って育ててくれてたらなぁと思うことがあります』

投稿者さんは現在小学生のお子さんを育てるママ。お子さんの勉強を見るときには、褒めたり一緒に喜んだりと熱心に寄り添っているようです。それが功を奏したのかお子さんの成績はグングン伸び、自信もついて新しいことにも意欲的に取り組んでくれるのだそう。投稿者さんがお子さんとしっかりと向き合っている様子が伝わってきますね。ただ投稿者さんは、お子さんと自分の子ども時代を比較して「自分の親はやや放任気味だったのでは?」「親の手厚いサポートがあれば、さらにレベルの高い学校へ進学ができたのではないか」と考えてしまうのだそう。「親にもっと寄り添ってほしかった」との思いを吐露した投稿者さんに対し、ママたちからはどのような反応が寄せられたのでしょうか。

投稿者さんの気持ち、わかるよ

『ちょっとわかる。もう少しキチンと色んなこと教えてくれたら良かったのに……って。社会のこととかね。でも私も聞く耳を持ってなかったのかもな』

『めちゃくちゃ可愛がってくれたけど勉強ができなくても怒られたことなし。とりあえず元気で育ってればOK。楽しく生きてこれたけど、勉強面もう少し厳しくしてくれてたらどうなってたかなと思う』

『「大変だったよね、迷惑掛けて申し訳ない」とも思うけど、「なんでもっとちゃんと見てくれなかったんだろう?」とか思うことはある』

ママたちからは、投稿者さんの主張に頷く声が挙がりました。子どものころは、親から教わることがたくさんありますよね。教育や生活の方針は家庭によって様々でしょう。ただ子どものころは、見える世界も狭いですし、自分の置かれた環境やレベルというものは分かりづらいのではないでしょうか。大人になってから、親に対して「もっとしっかりと教えてほしかった」と考える人は、決して少なくないのかもしれませんね。

親だけの責任ではないのでは?

『わかる。けど、そう思いながらも同じように育った兄は、自分で目標立てたり将来を考えて行動できたりしてたから、親だけのせいではないんだよね』

こちらのママは、投稿者さんの気持ちは理解できるものの、すべてが親の責任とは言えないと考えているようです。家庭によって方針の違いがあるように、人にも性格の違いがあります。同じ親から育ったきょうだいでも、まったく違う育ち方をすることもあるでしょう。

『自分の頑張りというかやる気も必要だからね。私にやる気あったらうちの親も頑張ったんだろーなーって思う』

もしも自分がもっと勉強にやる気を見せていたら、親もしっかり寄り添ってくれたかもしれないとの意見も挙がりました。もちろん、親の寄り添いや関わりが必要になる場面もあるでしょう。しかしすべてが親の責任と考えるのは、やや強引なのかもしれませんね。

理想通りに進んでいたら未来は変わった?

『親が手厚くサポートしたら、投稿者さんは反抗して勉強嫌いになってたかもよ。ないものねだりだね』

『理想通りの教育を親に与えてもらってたら、今目の前にいるわが子に出会えなかったと思うよ』

もしも親からじゅうぶんなサポートを受けていたらどうなっていたかを予想したママも。投稿者さんは勉強嫌いではなかったようですが、もしも親から厳しく勉強を強制されていたら、勉強嫌いになっていた可能性も捨てきれないでしょう。また思うような教育を受けて、理想通りの進路を歩んでいっていたとしたら、その後の出会いも違ってくるのではないでしょうか。ひょっとしたら今の旦那さんと出会って結婚をするというルートは、なかったかもしれませんよね。

『今更どうこうすることは不可能だから、自分がしてほしかったことを子どもにしてあげてね』

あのときああしていれば……と後悔してしまうことはあるでしょうし、それがいけないことではありません。しかし過去を取り戻すことができないのも現実です。こちらのママの言うように、過去を悔やむのではなく未来に向けて、今はお子さんにしっかりと寄り添ってあげるのが良いのではないでしょうか。

投稿者さんは現在、お子さんの勉強のサポートをしっかりとされているようですし、お子さんの成績アップや自己肯定感を高めるなど結果も出ています。親にもこうしてほしかったと悔やむのではなく、お子さんを想う投稿者さん自身の姿勢に誇りをもってほしいですね。

後編へ続く。

文・みやび 編集・荻野実紀子 イラスト・マメ美

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