<20万が無駄に……!?>「再入部はしない!」前を向いて歩みはじめた娘【第10話まんが】
前回からの続き。
最近の話です。私は夫と中学3年生になる娘・ナオとの3人暮らしです。中学3年生になる春休み、吹奏楽部に所属しているナオからお願いされて20万円の楽器を買い与えましたが、その直後ナオは部活を辞めたいと言いだしました。理由も説明してくれる様子がなく、つい責めたような言い方をしてしまった私たち夫婦。けれどもう一度ナオの気持ちに寄り添い、その決断を応援することにしたのでした。
家での話し合いが終わったあと、ナオは正式に部活を辞めました。部室に荷物を取りに来たナオに、陰口を言ってきた子たちが絡んできたそうです。
ナオはこう言い返したそうです。「口を動かす前に練習したら?」「してて『ソレ』かぁ」……。ナオの言葉に、彼女たちは怒り出しました。
ナオは反撃を止めません。
彼女たちは、部活を辞めるナオをあざ笑おうとしたのでしょう。けれどそんな悪意に、ナオは負けませんでした。
ナオが部活動を頑張っていたことは、他の部員みなが知るところでした。もともと気にかけてくれていた部長のほか、心配しつつも静観していた他の部員は、ナオの最後の言葉に思うところがあったのでしょう。
ナオの退部後、一斉に顧問の先生に部の現状を伝えたのだとか。顧問もついに事なかれ主義を変えざるをえず、校長・副校長を交えた話し合いもされたといいます。
その後、顧問からナオに話がありました。
陰口を叩いてきた彼女たちは、退部を選びました。「戻ってきてくれないか?」ナオはそう聞かれましたが、うなずきませんでした。もう次の場所を見ていたのです。
ナオは今、高校のことを考えています。ナオは自分自身気づいているのでしょうか? 気になる高校が、どれも吹奏楽の活動が盛んな学校だということに。
「高校で吹奏楽やりたいの?」とは、今はあえて聞かないでおきます。それは高校に入ったナオが、自分の意思で決めることです。
クラリネットは大切そうにナオの部屋に置いてあります。勉強の気分転換か、時々部屋の中から吹く音が聞こえてくる日もあります。私たち夫婦はナオがこの先どんな道を選んだとしても、これからもずっと応援していきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
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