<20万が無駄に……!?>理由を言わない娘にモヤモヤ「踏ん張ってほしい」【第4話まんが】
前回からの続き。
最近の話です。私は夫と中学3年生になる娘・ナオとの3人暮らしです。ナオは公立中学の吹奏楽部でクラリネットを頑張っています。娘の吹奏楽部は有名で、部活はなかなかハード。親として応援したいと思っていました。さらに「高校に入っても吹奏楽部で頑張りたいから、新しい楽器を買ってほしい」と懇願されて、私たちは春休みに20万円の楽器を娘に買い与えたのでした。しかしその矢先、ナオは部活を辞めたいと言いだします。
土曜日に「辞める」と言い出し、月曜日に顧問に辞めることを伝えたナオ。理由を説明してくれないので、私は「もったいない」「納得できない」と思ってしまうのでした。
子どもの夢は応援してあげたいので、あまりお金のことは言いたくありませんでした。けれどどうしても言わずにはいられません。20万円の楽器を買ったのはつい先日のこと。それなのにどうして……。
冷静にならないと、と自分でも思います。ただ購入に使った20万円のことが頭に浮かんでしまいます。それでも冷静を保ち、きっと部活内で何かあったのだろうと聞いてみるのですが……。
ナオは「何を聞いても無駄だよ」「もう決めたことだから」と答えてはくれません。どうして、どうしてなの?
ナオが部屋に引っ込んだあと、吹奏楽部の顧問から電話がかかってきました。やはりナオは本当に顧問の先生に「辞める」と伝えたようです。
顧問も辞める理由を聞いてはいないようでした。
「実は以前、部内で揉め事があったようなんです。このくらいの年代ではよくあることなので、あまり気に留めてこなかったのですが」という先生。金曜日、車の中で娘は泣いていました。それにその前にも、暗い顔で帰ってくる日があったのを覚えています。部内での揉めごとが原因なのでしょうか?
部内で揉めごとがあったかどうか、顧問の先生は聞き取りをしたようですが、詳細はわからないとのこと。「せっかくここまで頑張ってきた」「ここで辞めたらもったいないですよ」……顧問の先生の言葉は、私も思っていることです。ナオ自身のためにも、もう少し踏ん張って頑張ってもらいたいというのが本音でした。辛いことは誰にだってあります。それを乗り越えた先でしか見えない景色がある。それをナオにも感じてもらいたいのです。もう一度家族でナオのこれからを話し合いたいなと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子