<20万が無駄に……!?>「もう辞める」ツラそうな娘……部活でなにが!?【第2話まんが】
前回からの続き。
最近の話です。私は夫と中学3年生になる娘・ナオとの3人暮らしです。ナオは公立中学の吹奏楽部でクラリネットを頑張っています。娘の吹奏楽部は有名で、部活はなかなかハード。親として応援したいと思っていました。さらに「高校に入っても吹奏楽部で頑張りたいから、新しい楽器を買ってほしい」と懇願されて、私たちは春休みに20万円の楽器を娘に買い与えたのでした。
いつものように部活帰りの娘を車で迎えに行くと……なんだか様子がヘンです。
娘は目に涙を浮かべています。「部活で何かあったの?」「なんでもない……」。私は前のめりになって聞いてしまいます。練習がハードで疲れてしまったと言っていますが、本当にそうなのでしょうか?
その後、ナオはいつものようにふるまっていました。
ナオのことが心配です。「何かあったの?」「大丈夫なの?」そう聞きたい気持ちはふくらみますが、ぐっとこらえました。
ナオに対してはいつも通り接そう。けれど、夫には一応共有しておこうと思いました。
私「今日、ナオが車の中で泣き出して……。もしかしたら部活で何かあったかもしれない」
夫「そうか……心配だな」
私「しばらくは様子を見ようと思うけど、ナオが何か言いたそうにすることがあったら聞いてあげようね」
そんなふうに考えていたのですが……。
翌日土曜日。学校は休みですが、部活はあります。私はナオを起こします。
「部活遅れるよ?」そう問いかけた娘は、まだパジャマのまま。珍しいことです。
娘の表情に、笑顔はありませんでした。
「もう……部活辞めることにしたの」。ベッドの上でそう話すナオ。青天の霹靂とは、このことだと思いました。あんなに部活を懸命に頑張っていたナオ。ついこの間、春休みに新しい楽器も買って、「もっとうまくなりたい」とやる気に満ちていました。演奏会に向けての自主練も頑張っていたのに、どうして……。
昨日、ナオは泣いていました。きっと部活内で何かあったのでしょう。けれど3年生のこの時期に辞めると何も残らないのです。中学の部活は夏休みまでです。あと少しで引退なのだから頑張って続けてほしい。親としてそう思ってしまうのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子