社会人のわが子へのお弁当・夕食作りに心が折れそう。家族間でも連絡が大切だと知ってもらおう!
社会人のわが子の世話、親はどこまですればいいの? そのような悩みを抱えているママも多いのではないでしょうか。すでに成人しているので、できれば自分のことは自分でしてほしいもの……。しかし同居していると、なかなかそううまくはいかないこともあるようです。
今回寄せられたお悩みは、社会人になるわが子の食事作りに関するものでした。
『社会人になるうちの子は、夕飯を作っておいても連絡もなく外食してきて処分することになったり、お弁当を作っても朝になっていらないと言いだしムダになることがあったりで困っています。給料から毎月3万円を家に入れてもらっていたので作っていましたが、お弁当まで作る必要はあるのかなと悩んでいます』
毎月給料から3万円を入れさせるかわりに、食事やお弁当を作ることにしていた投稿者さん。3万円のうち2万円を子どもの積立に回し、実質1万円を家計に反映しているそう。その1万円から食費を賄ってはいるものの、せっかく作った夕食やお弁当がムダになることが多すぎ、作ることに嫌気が差してしまっているようですね。
大人なのだから自分のことは自分で……ができれば苦労はない
『お弁当作りはいらないと思う。社会人なら自分でなんとかするよ』
『私ならお弁当は作らない。もう社会人なのだから自分でどうにかしなさいっていうよ、本人のために』
一般的な考えとして、社会人にもなれば今まで以上に「自分のことは自分でする」が当たり前になるのかもしれません。それが自立というもの。たとえ実家暮らしでも、料理や掃除など、最低限の日常生活を送るためのスキルは身に付けさせるべき。だからママたちは「自分でやらせなさい」というのでしょう。
しかし一方で……?
『働く人のお弁当紹介をする番組でも、母親が作ったお弁当が多かったよ』
『職場の新卒の子たちも、うちの子の同期の子たちも、親が作ったお弁当を持ってきている子は多いみたい』
一般的と思われていたことも、実はフタを開けてみると異なる結果になることも。ママたちからは、予想以上に社会人でも親が作ったお弁当を持参しているという声も寄せられました。社会人になる子どものお弁当を親が作るなんて……という考えがあるように、社会人のわが子のお弁当を親が作ってもいいという考えもあって当然なのかもしれませんね。
まずは「連絡」を徹底させよう
『本人がきちんと頼んでくれれば対応するけど、連絡のひとつすらできない人間に何かしてあげる必要はないよ』
『スマホのLINE1行で連絡が済む時代に連絡すらできないなんて、「昭和かよ!」っていいたくなる(笑)』
社会人のわが子へお弁当を作るか作らないかは別にして、いらないときに連絡のひとつもよこさない投稿者さんのお子さんに対し、ママたちは納得がいかない様子です。もしかするとお子さんは、作ってもらって当たり前となってしまっているのでしょうか。だとすれば大問題。
たとえ家族であろうと母親であろうと、なにかしてもらったら感謝することは当たり前ですよね。それをスルーして、作ったものに対し「知らんがな」とされても困ります。
『お弁当や夕食は頼まれたら作ればいいのでは? 「いらないときは」ではなく、「いるときに連絡」させる』
『うちの子は、夕飯を家で食べないとわかっているときは前もって言ってくる。当日にいらなくなった場合は、昼休みか終業後に(18時前まで)連絡がくる』
思い切ってママ側から「必要なときは前日の○時までに連絡をください。連絡がなければ作りません」と言い切ってしまえばいいのではないでしょうか。
気を使って作ったのに不要になるばかりでは心が折れてしまいますので、「必要があれば作る」「連絡がなければ作らない」のスタンスで向き合うぐらいのほうがストレスも軽減しそうですね。
子どもが入れるお金と食事の連絡は別に考えよう
お子さんは、作ったのに不要になったお弁当や、食べなかった夕食がその後どうなっているのかを知っているのかも疑問ですよね。お子さんにしてみれば「頼んでもいないのに」と思う可能性だってあります。
『子どもが入れているお金と食事の連絡は関係ない話だよね。連絡をするのは家族としての最低限のルール。連絡してこないならお弁当は必要なときにだけ作る、夕食は食べるまで同じものを出すぐらいにした方がいい。食事をムダにさせることはよくないよ』
このような些細な行き違いは、親子・家族といえど、関係性に亀裂を入れかねません。そこで「連絡」が重要になるのですよね。「お金を入れてもらっているから作る」ではなく、食べないなら連絡をすることを当たり前にしていくためにも、両者をわけて考えたほうが解決へと迎えるかもしれません。
親子でルールを決めて徹底させよう
ママたちの話から、投稿者さんがまずやるべきことは、お子さんとのルール決めをすることが必要だと見えてきました。それに一度お子さんとも話をしなければ、作ってもらっている食事やお弁当についてどのように考えているのかわかりませんよね。親子で意思疎通をおこなうことで、お互いを思いやる気持ちも育てていけるのではないでしょうか。
お子さんにとっても、社会に出ているうえで「連絡の重要性」は知っておくべきことのひとつ。相手が家族であろうとなかろうと「言わないと伝わらない」ことを、この機会にぜひ教えてあげてはいかがでしょう。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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