高校生の息子は一人でカフェを巡るのが趣味。ママ友に「変だよ」と言われた。本当に?
子どもが高校生になると、行動範囲も広がり友達と出かける機会も多くなるでしょう。親よりも友達と遊ぶ方が楽しいと感じる場合もありますね。しかし、子どもによっては一人で行動したり、親と一緒に出かけたりすることを好むケースもあるようです。
『カフェ巡りが好きな息子。週末は一人でフラッと出ていき、新しいカフェを開拓しています。ときどき私を誘ってくれますが、基本一人か、誘っても親だけ。そんな姿を見た同級生のママに、一人で行ったり、いつまでも親と一緒に行ったりするなんて変だよと言われてしまいました。そんなに変なことですか?』
ママスタコミュニティのあるママの息子さんは、カフェ巡りが好きで基本は一人で行くのだそう。たしかに一人だと他の人に気を遣うことなく、好きなだけカフェにいられる魅力がありますね。投稿者さんもときどき誘われることがあり、そのときは一緒に行くのだそうです。ただ、周囲からはその行動が年齢にあっていないのではないか? と言われてしまい、投稿者さんも不安になっています。他のママたちは、どう感じているのでしょうか。
カフェ巡りは素敵な趣味。誘ってもらえるのは親として嬉しい
『全然変ではないよ、むしろ素敵だと思う。自分の好きな場所や好きなことがちゃんとあって、無理のない範囲で楽しめているんだもん』
『何がダメなのかわからない。カフェ巡りは楽しそうだし、誘ってくれるのも親としては嬉しいよね』
一人でカフェ巡りをするのは、誰にも邪魔されることなくお店の雰囲気や飲み物を味わいたいからかもしれません。カフェで過ごすことが、きっと息子さんにとって充実した時間なのでしょう。自分が楽しめることが何なのかを理解して行動できる、考えがしっかりした息子さんではないでしょうか。また投稿者さんを誘ってくれるのは、美味しい飲み物やスイーツを一緒に食べたいと思ったからかもしれません。息子さんの優しさが垣間みえますね。
趣味を一人で満喫したい人は少なくない
『うちの子も友達から誘われたらお付き合いするけれど、自分の行きたいお店や気になるお店には一人で行くタイプみたいだよ。休日の朝も、早朝から一人でいろいろなお店のモーニングに行っているわ』
『うちの父も洒落たお店を開拓するのが趣味で、一人で行ってLINEで送ってくる(母は他界している)。たまに一緒に行くこともあるけれど、私たちも変なの?』
一人で出かけるのを楽しみにしている人は少なくないようです。あるママの息子さんは、モーニングに行くのが趣味なのだそう。また他のママの場合は、父親がお洒落なお店探しをしているそうです。一人だと気になるお店にもフラッと入りやすく、自分好みの時間の使い方ができるでしょう。こうした一人の時間を楽しむ活動を「ソロ活」とも呼びますが、息子さんはソロ活を存分に楽しんでいるのかもしれませんね。
高校生が友達を誘わないのは少し心配
『趣味としては全然よいんだけれど、友達を誘わないのがちょっと気になる点ではあるよね。高校生は子どもと大人の狭間で、自立へと一歩踏み出したい欲求が高まる時期でしょう。親より友達を選ぶ時期に親を選ぶのは、どうなのかな?』
『他に友達がいて、あえての一人時間なら素敵だけれど、誘う友達がいなくて消去法からのカフェ巡りなら心配かも』
子どもによっても異なりますが、高校生は親よりも友達を選び、だんだんと親から離れていく時期ともいえるでしょう。友達や先輩・後輩らとの関係のなかで、人間関係を学んでいく時期でもあります。そのような大切なタイミングで、一人もしくは親と一緒にカフェに行くことに、違和感を覚えるママもいるようです。この先親から自立ができるのか、社会に出たときに他の人とのコミュニケーションがうまくとれるのか、心配の声もありました。
ママ友は羨ましく思っているのでは?
『きっと、同級生のママは、あなたたち親子の関係が羨ましいんだよ』
『そのママは僻みだよ、気にするなかれ』
同級生のママが息子さんのカフェ巡りについて傷つくようなことを言ったのは、投稿者さんたち親子の関係性が羨ましかったからなのかもしれません。自身の親子関係がうまくいっていない場合など、仲良くしている親子に対してネガティブな感情を抱いてしまうこともあるのではないでしょうか。ないものねだりではないですが、僻みのひとつも言いたくなってしまったのかも?
カフェ巡りをする息子さん。将来が楽しみ
『バリスタになるかもね』
『たしかに少数派かもしれないけれど、周囲の言葉は気にせずにね。人と同じでなくてよいのだから、その感性を大事にしてね』
男子高校生がカフェ巡りをするのは珍しいのかもしれませんが、周囲に流されることなく自分の好きを貫けるのは、それだけ強い意志がある証拠でしょう。それに趣味を満喫して、楽しい時間を過ごせるのは素敵なことですね。このままカフェ巡りを続ければ、やがてその道のプロになるかもしれませんよ。バリスタになったり、カフェを紹介するインフルエンサーになったり、そうした道が開ける可能性もあるのでは? 周囲の言葉に左右されず、息子さんの感性を信じてあげるのも親としては大切かもしれません。今後も息子さんに誘われたら、ぜひ一緒にカフェ巡りをして親子で楽しんでくださいね。
文・こもも 編集・kunel イラスト・わたなべこ
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