<義妹と!おもてなしトラブル勃発>おもてなし強要はNG!夫の静かなる怒り……反省【第8話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私アヤは夫のタロウと、娘のユイ、息子のハルトの4人家族です。子どもたちの希望でA県の大型遊園地に遊びにきました。遊園地の近くには弟シュンが奥さんのマユちゃんや息子ケントくんと住んでいるので、一緒に遊園地で遊んだあと1泊させてもらう予定でした。しかし家が全く片付けていないどころか、私たちの布団すらも用意されていませんでした。夫タロウが「帰ろう」と言うので、私たちは泊らず帰ることに……。旅行を台無しにされて頭にきた私は、マユちゃんに「謝ってもらいますからね」とメッセージを送ります。すると夫から「マユさんに負担を押し付けていた」と指摘され……。
私はマユちゃんに対してモヤモヤしていましたが、夫は夫でずっとムスっとしていました。てっきり、私と同じ気持ちだとばかり思っていたのですが、どうやら違ったようです。
夫は怒っていたのではなく、呆れていたのです。その理由は、もてなしをされなかったからではありませんでした。
夫は私たち姉弟の、マユちゃんへの態度や考え方そのものに呆れていたと話します。
無意識のことではありました。でも私たち姉弟はふたりとも、「義実家をもてなすのは嫁の仕事」と、どこかで思い込んでいたのかもしれません。それに私自身、弟に対して「やってあげる」ことが多く、弟のことをひとりの大人として扱っていなかったような気がします。
夫の言葉ひとつひとつが、私の心に届きます。
夫の両親やきょうだいたちは、帰省のときは私たちにとてもよくしてくれます。もちろん嫁として気をつかうことはありますが、私がマユちゃんに求めたような「もてなし」を期待されたことはありません。
「見損なった」とはっきり言われました。そう言われても仕方のないことをしたのだと、今はちゃんとわかります。夫にたしなめられて、私は自分が間違っていたと気づくことができました。
帰宅した翌日、マユちゃんに謝罪の手紙とお詫びの品を送りました。失礼なメッセージを送ってしまったことは変えられませんが、せめてお詫びの気持ちだけはマユちゃんに伝わってほしいと思います。
私のなかでは弟は子どもの頃のイメージが強く、いつまでも頼りなく助けてあげるべき存在だと思っていたことがよくなかったと思います。弟はもういい大人であり夫であり父親なのです。誰かに何かを「やってもらう」立場ではなく、自分から「動く」立場であるはず。そのことを忘れずにいたいです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子