パパ嫌いはママが損!子どもがもっとパパ好きになる魔法
残業や飲み会、接待などで帰りが遅くなる日が続く働き盛りのパパも多いのでは? ママからすると、早く帰ってきて育児や家事を手伝って欲しい気持ちからついついイライラしてしまいがち。ムスッとした顔で迎えたり、嫌味を言ったり、声を荒げてしまう日もあるかもしれません。
そんなママがパパに持っている不満やイラっとしている気持ちは子どもにも伝染します。いつの間にか子どもがパパにすっかり寄り付かなくなってパパ嫌いになってしまい、夫婦の溝まで広がった! なんていう話もよく聞きます。結果ママは、休日でパパが家にいても「ママじゃなくちゃ嫌!」という子どもから逃れられず……。
実は子どもがパパ嫌いになるのはママが損!
ということで、子どもをパパっ子にするための方法をご紹介します。
パパが帰ってきたらしたいこと
まずは、パパがそろそろ帰る時間……という頃には「もうすぐパパが帰ってくるね」と何度も子どもに話しかけ、「会いたいねえ〜、今日は何を報告しようかな?」などと言って期待する気持ちを盛り上げます。
帰り時間が見えない場合は、玄関に座って待つ子どもの写真を撮って「待ちきれないみたい! 気をつけて帰ってきてね!」などのコメント付きで、パパに送るのもいいでしょう。
そして、鍵を開けるなど音が聞こえたら「あ! なんの音かな?」などと子どもの気を引きます。パパの顔が見えたら「やった〜! パパが帰ってきた〜!」と言って万歳をさせるなど最高潮の盛り上がりで子どもとパパを迎えましょう。
最初は白々しいかもしれませんが、続けると子どもは「パパが帰ってくるのはとてつもなく素晴らしいことなのだ」と認識し、楽しみにするようになります。
そしていつの間にかパパが大好きな子に。パパも「こんなに歓迎されるのか!」と思うと家に帰るのが楽しみになり、上機嫌で早く帰ってくるようになるはず。そんな家族を見ればママも笑顔になってきます。
上機嫌でユーモアも交えれば、家事や育児に関する頼みごとやお願いごともしやすくなりますね。パパと一緒に遊び、いろいろやってくれるのでママはずいぶん楽になることでしょう。
「パパ大好き、パパすごい!」の呪文を唱える
子どもの寝る時間が早く夫の帰りが遅いので、お出迎えはどうしても無理! という場合は、朝起きて「おはよう」をするとき、または「いってらっしゃい」のお見送りのときなどでも同じような楽しい儀式はできるでしょう。
「あ、朝起きたらパパがいた! 良かったねえ! 嬉しいねえ」「パパお仕事頑張ってくるって! すごいねえ! いってらっしゃい!」という言葉をかけるだけでもずいぶん違います。
また、「パパってさあ、すごいんだよ」と(特別な理由がなくても)普段からパパを褒めておくこと。何かと「○○ちゃんはパパ大好きだもんね」と言い聞かせたり、パパと一緒にいる写真を見せながら「このときパパと一緒で楽しかったね」と思い出させたりしても有用です。
パパと一緒にいるときも「パパが抱っこしてくれると違うね」「パパが遊んでくれると楽しいね」「パパが食べさせてくれると良く食べるね」「パパと一緒だとお風呂に喜んで入るね」などと声をかけてみましょう。
おわりに
ママといるより圧倒的に一緒に過ごす時間が少なく、親になる自覚を持ちにくいパパ。
こんな小ワザがなくても十分にパパ好き、という場合は特に必要ありませんが、子どものパパ嫌いが始まってちょっと大変……というママはぜひ、試してみてくださいね。
文・志田実恵 イラスト・あい