<実家に甘え放題!出戻り娘>背中を押す決意!娘に贈る言葉「自分の足で歩きなさい」【第6話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はミハル、50代前半のパート主婦です。長女(サヤカ)が離婚し、孫2人(2才アカリちゃん・0才ヒカルくん)を連れて戻ってきました。ところがサヤカは働きもしなければ家事を手伝うこともせず、すべて私が身の回りのお世話をしています。そんなある日、突然婚活をはじめたのです。いままでの私とサヤカのやりとりを見ていた次女(リコ)からは、「お母さんとお姉ちゃんは楽な方に流されるところが同じ」と指摘されてしまうのでした。サヤカがこうなってしまったのには私にも責任があると反省し、サヤカと向き合うことを決意します。
「もし良い人がいたら、その人と再婚するの? それで再婚相手がダメだったら、また実家に戻ってくるの? それでまた再々婚相手を探して、ダメだったらまた戻ってくるの?」あえて、サヤカを突き放す言い方をしました。もうこれ以上、サヤカが現実の問題から目を背けないように……。
「お母さん、な……なに……? いきなり……どうしちゃったの」突然のことにサヤカは戸惑っているようでした。
今朝、リコから言われた「手放すことが愛情」。その言葉を胸に、覚悟を決めてサヤカに伝えます。
期限を決めることで、私自身ももう逃げ道はありません。そのあいだにもしサヤカが出て行かないのであれば、この家を売り地元に戻ろうと思います。事前にリコに相談したところ、「いいんじゃない? そうなったら私はひとり暮らしも考えてみるよ!」と頼もしい返事をくれています。
「これが……お母さんがあなたにしてあげられる最後のことよ」サヤカに渡したのは私と亡き夫が「サヤカの将来のため」にコツコツと貯めてきたお金でした。結婚のときに渡す予定でしたが、当時のサヤカはすぐに使ってしまいそうで渡すのをためらったのです。私は言葉をひとつひとつ、サヤカの心に届くように話しました。さまざまな経験をした今だからこそ、きっとサヤカの心に届いてくれるはず。そう願っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子