高校生のお弁当は親が作る?子どもの役目?家庭によって違う最善の方法
子どもが成長するにつれ、自分のことはできるだけ自分でやってもらいたいと思う親御さんも多いのではないでしょうか。そのなかで、子どもにやらせるかどうかの判断が難しいものといえば……?
『高校生になったので、お弁当は子どもに作らせています。私が作り置きしたおかずや、たまご焼きみたいな朝に簡単に作れるおかずを作らせて、自分で詰めてもらう。当然持ち帰ったお弁当箱は自分で洗って管理させています。皆さんのところはどうしていますか?』
高校生のお子さんに、お弁当に関するすべてを任せていると話す投稿者さん。自発的なのか、投稿者さんに言われてやるようになったのかはわかりませんが、立派なお子さんですね。しかし実際のところ、高校生の子どもたちはどれぐらい自分が食べるお弁当について関わっているのでしょう。
基本的にお弁当は親が作る
『私が作るよ。自分で作りたいって言うならいいけど、やらせるのはさすがにかわいそうだと思う』
『子どもができること、やるべきことをなんでもやってあげているわけではない。でも私の感覚では、お弁当作りは「高校生が自分でやるべきこと」ではないと思う』
投稿者さんの問いかけに対し、高校生の子どものお弁当は基本親が作ると答えるママの声がかなり目立ちました。なかには子どもから自分で作りたいと言い出すケースもあるようで、そのような場合は子どもに任せることもあるようです。
高校生の子どもをもつママたちがお弁当を作る理由
高校生になれば、お弁当ぐらい作れるのかもしれない。それでもママたちがお弁当を作り続ける理由には、どのようなことがあげられるのでしょう。
忙しい高校生をお弁当作りでサポート
『高校生の息子は、入学してから自分で作りはじめたけど、身支度もあるし大変そうだから、結局私が作るようになりました』
ママたちがお弁当を作り続ける理由には、勉強や部活など毎日忙しくしている子どもへのサポートをしたいといった思いが込められていました。
高校生にもなったのだから、料理のひとつぐらいできるようになってもらいたい! それは将来困らないようにと考える親心ですよね。しかし高校生の生活はなかなかハードなので、お弁当作りの負担を強いることにママたちは抵抗があるのかもしれませんね。
『私が作っている理由は、勉強に部活にと忙しそうだから少しでも休ませてあげたいから』
高校生になると、通学距離が長くなり起きる時間が早くなって睡眠時間の確保が大変になる子もいます。部活動に打ち込む子は、体力面などの負担がアップすることもあるでしょう。授業内容も中学までと比べると格段に難しくなるので、勉強に関する負担も大きいのです。ならばママたちが「ひとはだ脱ぎましょう!」とお弁当作りで援護射撃するのかもしれませんね。
お弁当を作ってあげられるのは、あと少しだから……
『私がお弁当を作ってあげられるのはそろそろ最後だなって思ってやっている』
『高校生は最後の子育てだから、私が毎日弁当を作るよ』
親が子どもにしてあげられることは、実は多いようで少ないのかもしれません。そして子育てとはなんと長いようで短いものなのか。そのようなことを考えると、子どもにお弁当を作ってあげられるのはあと少しなのかもしれませんね。だからママたちは子どもが高校生になってもお弁当を作り続けるのでしょう。
子どもにはできる範囲のことをやってもらう
『作るのは私だけど、お弁当箱を洗うのは食べた人。たまに炊飯器の予約をお願いすることもある』
『高校生男子だけど、弁当箱と水筒洗いだけはやらせている』
朝からお弁当を作るためには、早起きしたり段取り良く調理して弁当箱に詰めたりなど、けっこう大変ですよね。だからママたちがお弁当を作るわけです。しかしその代わりに、自分が使ったお弁当箱や水筒は洗ってもらいましょう。そのようにしているママの声が目立ちました。
『お弁当箱を夕飯の片付けまでに出していないと、洗わないし作らない決まりにしている。これは保育園の頃から継続していること』
子ども自身にお弁当箱などを洗ってもらわない場合でも、最低限のことはやってもらうという声も寄せられていました。たしかにお弁当箱をカバンから出すぐらいは小さい子でもできますので、高校生にはぜひやってもらいたいところです(笑)。
できる子にはどんどんやらせてあげよう
『投稿者さんのお子さんエライね。大事な経験だと思う。わが家は高1の娘がいて、今は私が作っている。でも私が持病持ちで入院することもあるから、そのときは娘が自分で作っていたよ。おにぎり作って、冷食やパックの惣菜・ミニトマトを入れただけのお弁当だけどさ。それでもエライって褒めていたよ』
『大学の頃、すごくキレイにお弁当を詰めてくる子がいた。お母さんが作っているのかと思ったら、高校の頃からお姉ちゃんとその子が交代で作っているって聞いた。お母さんが作れない状況だったのではなく、きっとそういう子育てなのだろうね。私はいいなって思う』
本人がやりたいという意志がある、お弁当作りが苦にならずできる。そのような子どもたちには、積極的に任せてしまうこともありかもしれません。ママの声にあるように、この世の中なにが起こるかわかりませんから、不測の事態に備え、自分でも作れるように練習してもらうぐらいはやってみる価値がありそうです。
お弁当を誰が作るのか、誰が作っても構わない!
高校生の子どもにお弁当のすべてを任せる、高校生の子どもに親が毎日お弁当を作る。どちらがいいとか悪いとかではないのですよね。そのようなことだけで親の愛情や、親子の関係性、子どもの能力が測れるものでもありませんし。
親がお弁当を作りたければ作ればいいし、子どもが作りたいというなら作ってもらえばいい。作れなくて買い弁になったり食堂で食べたりしても、まったく問題ないでしょう。家庭ごとの最善のやり方で、高校生のお弁当ライフを充実したものにしてあげられるといいですね。
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