<大学生の娘がデキ婚!?>母子ふたりの生活「娘は私のタカラモノ!」必死で働く毎日【第1話まんが】
数年前の話です。私は40代のシズカ。娘のアンナが小学校低学年の頃に元夫と離婚しました。それ以来、私は必死で働きアンナを育ててきました。
しかし元夫は私と離婚後、不倫相手と再婚。立て続けに3人の子どもが産まれたため、養育費の減額が認められてしまったのです。私とアンナは月々わずかな養育費しかもらうことができません。
当初予定していたよりも、ずっと少ない養育費。私は正社員で働いてはいましたが、日々の生活をするだけで手一杯……。そんな私をアンナは幼い頃から支えてくれたのです。
(このままだと、アンナに不自由な思いをさせてしまう……!)私は元夫のことはあてにせず、必死で働きました。なるべく定時で帰宅して、残った仕事は家でするようにはしていましたが、たまにどうしても遅くなってしまうこともありました。
「お母さん、聞いて! 今日学校でね……」その日にあった出来事をたくさん喋りながら夕飯を食べ、勉強の分からないところを教えたり、一緒にテレビを観たり。アンナが寝ると持ち帰った仕事をこなし、その後は夜な夜な副業をします。副業を認めてくれる会社でとても助かっていました。
仕事をすべて片づけた後、やっと布団にはいります。アンナがぐっすり寝ている姿を見ると1日の疲れがすっととれる気がしました。
私の両親はすでに他界しており、頼れる人は身近にいません。この子には私しかいない。(親の離婚なんて吹き飛ばせるくらい、しっかりと自立した大人になって欲しい)その一心で、必死で働き、毎日過ごしていました。
寝すぎてしまい、アンナに起こされることも……。そんな慌ただしい日常でも変わらない思いがありました。
「おはよ~アンナは私の宝物だよ!」「も~……これ、毎日しつこい~」アンナをこうやって抱きしめられるのもあと何年だろうか……。そうかみしめながら、この時間を大切にしているのです。
父親がいない生活のなか、アンナにはなるべく私の気持ちを素直に伝えるようにしています。一緒にいられる時間は少ないかもしれませんが、それを補うくらいの「愛情」が彼女に伝わってくれればいいと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子