＜父の日のほっこり＞ お店で見かけた子どもたち。パパのために買い物をする姿がキュンとくる
父の日が間近にせまった先日、あるママはじんわりくる光景に出会ったのだとか……。
『小学生くらいの子がレジで自分のお財布からお金出してさ、「すみません、父の日のラッピングお願いします」って言ってるのが、なんかすごく可愛かった』
父の日を目前にした子どもが、パパへ日頃の感謝の気持ちをカタチにして贈るべくプレゼントの買い物をする。なんと心洗われるシーンでしょう。このトピックを見て、顔も名前も知らない子だけれど、話を聞いただけで何だか心が満たされたというママが多いようです。さまざまな角度からの”ほっこり”系コメントの数々をどうぞ。
たしかにグッとくる！その光景に胸がいっぱいになるママたち
『そんな場面に出くわしたら、にっこりしちゃうね～』
『きゅんとするね！ お金を出すのに慣れていないから、一生懸命お財布をもぞもぞ探ってたりするのとかも可愛いよね』
『小さい子が緊張ぎみに、お財布からお金を出そうとしている姿を見ただけで、私は泣きそうになってしまう』
思いがけず投稿者さんの心に芽生えた、見ず知らずの子に対する愛しさ。それに共鳴するようにコミュニティのママも、親を想って贈りものをする子どもの行動に、しみじみと思いをはせて……。お財布からお金を出す仕草や、慣れない買い物から伝わる一生懸命さ、心が温まりそうです。
ふいに幸せが訪れる感覚。私も遭遇した”ほっこり”シーン
『スーパーのサービスカウンターで、母親と一緒にラッピングしてもらってる子を見かけて、にやけちゃった』
『お店で小学生の男の子が、大きな声で「父の日のラッピングしてください」と。なんて平和なの～パパは幸せだろうなって思いました』
『私は母の日だけど……100均で突然、4年生くらいの男の子に「何をあげたら、お母さんが喜ぶと思いますか？」と聞かれた（笑）。内心ムズいと思いつつ、「お母さんはどんなタイプ？」とか聞きながら一緒に何がいいか探したよ。お財布を確認して「大丈夫、お金足りる！」って言ってた。可愛かったなぁ』
よその子が親へのプレゼントを買い物する場面に遭遇した経験をもつのは、投稿者さんだけではないようです。今回のトピックを受けて、そのときに胸を満たしたものが再来し、ふたたび幸福感にひたるママも。こちらまで幸せな気分を堪能できるような”ほっこり”エピソードに感謝したいと思います。
「プレゼントで親に喜んでほしい」その気持ちが何よりも尊くて
『お小遣いは自分のために使ってもいいのにさ、親が喜ぶものを考えて買いに行くなんて健気だよね。その気持ちがパパは嬉しいね』
『親にプレゼントをもらって嬉しい経験があるから、自分も親に贈りものをしたいと考えるんだろうなと思うと愛しすぎる』
『年齢的にもう似顔絵や「ありがとう」のカードとかじゃなく、お店で親が喜びそうなものを買って贈ろうって考えて、何をあげるか真剣に選ぶんだろうな』
大勢のママがこの件で感銘を受けてしまうワケは、やはりその子の親への想いを感じ取るゆえなのでしょう。相手への感謝や愛情をカタチにして贈るべく、相手の好みを思い出したり、喜びそうなものを熱心に考えたり……。贈られる側としては、相手が自分のことを想いながらプレゼントを用意してくれた過程が嬉しいと感じることも。わが子が自ら買い物に出向き、プレゼントを用意してくれた気持ちに思いを巡らせて、父親冥利に尽きる！ と感じ入るパパも多いことでしょう。
それぞれの家庭では？「わが家の父の日事情」
最後はよそのお家のことではなく、「わが家の父の日事情」が綴られたママたちの声もチェック。どの子もみな、父の日にプレゼントを贈るものなのでしょうか？
わが子が準備した父の日の贈りもの
『お小遣いでマグカップを用意してたよ。ラッピングも店員さんに自分でお願いしてた』
『小3男児だけど、単身赴任中のパパあてに自分のお金でベルトを買っていたよ』
『うちはスイーツを作っていた！』
『アイス1本を買ってあげていた（笑）』
微笑ましいこと、このうえありませんね。父の日の準備をする姿に、わが子の成長や優しさを感じたり、頼もしさや誇らしさを覚えたりするママも多いかもしれません。マグカップやベルトを買い物中のお子さんを偶然に見かけて、投稿者さんと同じくほっこりした人もいたかもしれませんね（笑）！
パパ無念。何もしなかった子どもたちも
『小4の子どもに「何かあげる？」って聞いたら、「うーん」と言って終わった。母の日も何もなかったな』
『うちは父の日は私がそれとなく促す。けど母の日に、ついつい「お花でも何でもいいのよ〜庭の花をちょちょっと巻いてブーケにしたり」って言っちゃったけど、わが子はまったく聞いていなかった。……涙出そう』
『中高生で反抗期のせいか、猛烈に父親嫌いになってるから何もないと思うよ（笑）』
何を隠そう、筆者の家庭も同じくなのですが、子どもが父の日や母の日をスルー、なんて事態もあるのではないでしょうか。わが子のスルーを気にしないようふるまったり、ママが「父の日だよ」と子どもに促したり、ご本人がアピールするなど……。たしかに少々寂しい気持ちは否めませんが、子どもの性格や環境があったり、素直になれず親に反抗したい時期があるのでしょう。そんな事情を差し置いても（いや、そんな事情だからこそ？）、パパへの想いがカタチにされていた今回のお話にグッときますね。父の日当日、その子が良い親子の時間を過ごせることを願って。
文・みちはら宵子 編集・きなこ イラスト・加藤みちか
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