<保育園で寂しい思い>子どものころ保育園で寂しかったと語るママ。自分の子は保育園に通わせる?
みなさんは自分が子どもだったころの記憶は何歳くらいからありますか? 保育園に通っていたころの思いを、ママスタコミュニティで語ってくれたママがいました。
『保育園で良かったと思う? 私は寂しかった。だから親がやめさせてくれて家に居られるようになって嬉しかった』
親が働いている家庭のお子さんは、保育園に通う場合が多いのではないでしょうか。「保育園で寂しい思いをした」と語る投稿者さん。このトピックを読んだママたちからは、さまざまな反応が寄せられました。
保育園の思い出、どんな記憶が残っている?
ママたちが保育園に通っていたころとなると、かなり小さなときのこと。「もう覚えていない」と答えるママもいましたが、かなり鮮明に覚えているママや、「断片的にだけど……」と記憶をたどってくれたママもいます。「寂しかった」と心情を語るママ、反対に「楽しかった」と思い出話に花が咲くコメントも。ママたちはどんなことを覚えているのでしょうか。
寂しかったことを、いつまでも覚えている
『寂しかったよ。保育園が嫌で脱走したこともある。お昼寝時間が苦痛だった』
『迎えが遅いのが悲しかった』
『私は寂しかった。保育園も嫌だったし、具合が悪いときに祖母に預けられるのも嫌だった』
投稿者さんと同じように寂しかったと語るママたちは、親御さんと離れたり家でのんびり過ごせなかったりしたことが嫌だったようですね。朝起きて親の出勤とともに登園していたら、食事や身支度で忙しない朝を過ごしていたでしょう。もっと親御さんと、おしゃべりをしたり甘えたりしたかったのかもしれませんね。
楽しいことがたくさんあった保育園
『保育園で友だちとおままごとしたり、絵本を読んだりしたのが楽しかった。家で親が遊んでくれるわけじゃないからね』
『楽しかったよ。友だちと先生が大好きで帰るときに「友だちと、もっと遊んでいたい」ってグズった。まあ、その子の性格にもよるよね』
『家にないおもちゃがあったり、普段できない遊びができたりしておもしろかった記憶がある。おやつと給食がおいしかった』
「楽しかったよ」とコメントするママたちは、たくさんの友だちと毎日遊べる良さや、先生との関わりに魅力を感じていたようでした。家にいたらきょうだいや親同士の交流がある家の友だちとは遊べても、毎日のように大勢の子と遊べるわけではないですよね。先生や友だちとの相性、家での親御さんとの過ごし方にもよるかもしれませんが、保育園時代の思い出はどうやら人それぞれのよう。投稿者さんは寂しかった思い出のある保育園時代でしたが、同じように寂しいと感じていたママばかりではなさそうです。
小学校に入学してから知った専業主婦のママ
ママたちの何人かは「記憶がある年齢のときには、もう保育園に行くのが当たり前だった」とのコメントも。同じ保育園に通う友だちの家庭はみんな親が働いているのですから、保育園以外の世界があることを知らないのは当然ですよね。保育園に行っていない子がいると知ったのは小学生になってからと語るママたちが、そのころに感じていたことを教えてくれました。
『保育園では周りのママも仕事をしているから、なんとも思わなかった。小学生になってからママが働いていなくてずっと家にいる家庭もあるって知って、羨ましくなったよ。それから小4くらいまでは、寂しかったな』
『保育園のときは嫌いだったけれど、こういうもんかと思っていた。小学生になって幼稚園の存在を知って驚いた。親を恨んだよ』
『お迎えは保育園で1番最後だったから年子の姉と2人きりだったし、小学生になってからは学童に行かない子が羨ましかった。たまに母の仕事が休みの日は、母が「おかえり」って出迎えてくれ嬉しかった。高学年になったら母が家にいないのが気楽になったけどね』
保育園で過ごしてきた子どもにとって、小学生になって知った「専業主婦のママがいる友だち」や「幼稚園」の存在は衝撃的だったかもしれません。ただし、ある程度の年齢までは母親が家にいることを羨ましいと思ったとしても、小学校の高学年になるころには母親が家にいるかどうかは大した問題ではなくなっていくようです。
自分の子どもは保育園に通わせる?
子どものころ、保育園にさまざまな気持ちを抱いたママたち。子どものころ保育園で過ごしたママたちが、自分の子どもを預ける側となった今、どのように考えているのでしょうか。
わが子は保育園には通わせたくない
『保育園のときは当たり前だった。でも小学生になって学童に行かない子が羨ましいと思ったよ。でもお母さんが頑張っているのが分かっていたから、「学童楽しい」ってウソを言っていた。だから私は子どもが中学生になるまでは働かない。夫も同じ考え』
『母が出勤するとき、祖母に抱っこされたまま泣きながら見送っていたのを覚えている。だから私は子ども2人が卒園まで働かなかった。子どもは「ママが家にいて嬉しい」って言っていた』
自分は保育園で寂しい思いをしたママのなかには、わが子は保育園に通わせないと考える人もいるようです。また夫婦で話し合い「子どもが小さいうちは家にいる」と決めたママも。子どものころに感じていたことは、大人になってもそう簡単には変わらないのかもしれないですね。
保育園は必要だよ
『母は私を保育園に入れて仕事を辞めずに働いていた。大きくなって母の給与を聞いて「仕事を辞めなかったのは大正解!」って思った。本当に母は偉大でありがたいよ』
『寂しかったし保育園は嫌いだった。でも働かないと生活できないって、大きくなってから理解できた』
『保育園に預けることは可哀想でもなんでもない。でも預ける時間が長いのはちょっとね。私はそのころだけ時短勤務にしたよ。それぞれの家庭の事情があるからね』
一方で、こちらのママたちは家庭の経済的な事情やママ自身のキャリアなどの理由から、子どもが保育園に通うことを否定していません。保育園が寂しいか楽しいと感じるかは、子どもによって違うでしょう。また幼いころのわが子がママと一緒に過ごしたいと思ったとしても、大人になっていく過程でいずれママが働く意味を考えたり理解したりするのではないでしょうか。子どもが寂しいと感じるからといって、ママが仕事を辞めることではないと考えているようですね。
それぞれの家庭にとって、より良い選択を
子どものころに通っていた保育園の思い出話から、さまざま寄せられたママたちの保育園に対する思い。投稿者さんと同じように寂しい思いをしたママもいる一方で、楽しい園生活を送っていたママもいました。大人になりママになったとき、保育園に子どもを預けて働くか子どもと一緒に過ごすために仕事を辞めるかなどを、どのように選ぶかも人それぞれのようですね。それは子育てをする環境や夫婦の価値観などを踏まえて考えているからでしょう。何を選ぶにしても1度きりの人生です。夫婦で話し合い子どもの様子を見守りながら、より良い道を選びたいですね。
文・間宮陽子 編集・ここのえ イラスト・Ponko
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