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<高校選び>進学先を選ぶ最優先の理由が「近いこと」。もっと優先することがあるのでは?

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子どもの進学先選び、親はどこまで口出しをしていいものか悩むママも多いですよね。今回ママスタコミュニティに寄せられたのは、高校進学に対する希望が親子で相違しているというママからの声です。

『子どもの高校選び、みなさんは口出ししますか? 本人の希望は学校までの距離が近いことを最優先で選んでいます。私としては少し遠くなるけれど、現在の偏差値にあったもう少し上のランクの高校がいいのではと考えています。でも通うのは本人なので口を出していいものか悩んでいます』

投稿者さんのお子さんの希望する高校は自転車で5分程度の距離。ママが希望する高校は自転車で1時間ちょっと。電車で行くとなると、もう少し時間がかかるそうです。また偏差値でいえば、お子さんの現在の偏差値よりも志望校のほうが低く、距離の遠い高校のほうが学力レベルはあっているそうです。そのため、投稿者さんは距離だけで決めていいものかとモヤモヤしてしまうのでしょう。親としてどう対応したらいいか悩んでいる投稿者さんですが、他のママの意見を紹介します。

基本:「口出し」ではなく「アドバイス」「相談」と考える

『ただ口出しするだけではなく、子どもが視野を広げられるようにアドバイスをすればいいと思う』

『「ここにしなさい!」みたいな意見を押し付ける口出しではなく、進学実績や将来の希望を説明した上で、親子で選んでいけばいいんじゃないかな』

わが子の進学先に対し意見を述べる際は口出しではなく、アドバイスや相談としたほうがいいとママたちは助言してくれています。口出しと聞くと、親が子どもの意見に耳を貸さず、一方的に否定しているような印象を受けるかもしれません。しかし、選択肢や視野を広げるような話をするのは、悪いことではないでしょう。

通うのは本人だからとすべて子ども任せにしてしまうと、選択肢や可能性に気がつかないまま受験を終えてしまうかもしれません。後悔しないように、親子で将来の可能性を含めて話し合いを行うことは大事ではないでしょうか。

通学距離に関するメリット・デメリット

通学時間が短くなり趣味や遊びも充実

『うちの子も学校までの距離と、一緒に受験する友だちだけで志望校を選んだよ。通学に時間がかからない分時間に余裕があるから、部活や趣味、遊びにと楽しんでいる様子』

通学距離の短さは大きなメリットになるという声も目立ちました。通学時間が短いと、体力面でも余裕が生まれますよね。家計的には交通費の負担もおさえられます。通学にかかる時間が減り、ほかにやりたいことへ時間を割けることも大きなメリットといえそうです。

通学の負担が少ないと、勉強にも余裕が?

『実力通りの遠い高校へ行くことで通学に疲れて勉強できないより、実力より少し下でも、通学時間が短い高校で上位にいるほうがいい結果になることもあるよ』

偏差値レベルにあった高校やさらにランクが上の高校を選ぶと、授業についていくことも大変になるかもしれません。そこに通学の負担が重なると、疲れてしまい勉強ができなくなってしまう可能性もありますね。実力よりも少し下のランクの高校を受験し、そのなかで成績上位にいるほうがいいと、塾や学校から勧められることもあるようです。

通学時間の長さをいかして勉強時間に

『うちの子が通う高校は、1時間~2時間近くかけて通学してくる子たちが多い。その通学時間を使って勉強をしているらしいよ。通学途中に予備校がいくつもあるからいざとなれば選び放題だし、帰りに街中で遊べることも楽しいみたい』

『うちの子はバスと電車利用で通学には1時間かかる。通学時のスキマ時間を活用して勉強。通学時間が長いのはデメリットだけではないよ』

長い通学時間をうまく活用し、勉強時間としている場合もあるようです。また自宅近辺とは異なる場所で遊べる時間を楽しんでいるという意見もありました。一見通学距離が長いことはデメリットと思えますが、スキマ時間を活用して勉強できることを考えると、通学に時間がかかるからといって成績に影響がでるともいえないでしょう。

それぞれのメリット・デメリットがありますが、通学距離は高校選びのポイントの1つになりそうですね。

学校見学に行ってから決めても遅くない

『学校見学には行った? 文化祭とかの学校行事を見に行くと気持ちが変わる可能性もあるよ。とりあえず今は本人の希望を聞いておいて、いろいろな高校の見学会に足を運んでみては? 実際に目で見ることで、通学距離が長くなっても「この学校へ通いたい」と言い出すかもよ』

『説明会はいいことを全面的に出してくるから参考程度に聞いておいて、親子で学校見学に行くといいよ。見学は本当に参考になるから。口コミなんかも、通う本人・保護者の学校での充実度に左右されていそうで、こちらもあまり鵜呑みにできないし』

どれだけ偏差値が高くて魅力あふれる学校でも、足を運んでみると「うちの子にはあわないかも……」と思うこともあります。逆にまったくノーマークだった高校に突然ときめくなんてこともあるでしょう。今はお子さんの希望を優先しつつ、気になる学校へ見学に行き、再度親子で話し合ってみては? 高校選びは偏差値や大学の進学実績も重要な要素ではありますが、「子ども自身が通いたいと思えるか」も大事なことでしょう。子ども任せにしない、でも親の希望を押しつけない。人生の先輩としてわが子にアドバイスしたり相談に乗ったりするつもりで、両者の納得がいく着地点を探せるといいですね。

文・櫻宮ヨウ 編集・kunel イラスト・Ponko

【つぎ】の記事:<「減るナプキン」に隠された真実>母を亡くしている親友。思春期の娘たちの胸のうち【第1話まんが】

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