<「減るナプキン」に隠された真実>まわりの方たちの助け「感謝!」【第4話まんが:親友父の気持ち】
前回からの続き。
数年前の話です。俺はコウスケ。娘が5才、息子が1才のときに妻が亡くなった。それからは必死で頑張り、子どもたちは元気に成長してくれた。しかし小学6年生になった娘トモカは「生理がきた」ことを父親の俺に言い出せなかった。ある日保健の先生から連絡があり、今まで親友のミナちゃんに生理用品をもらっていたと聞かされる。俺はミナちゃんのお母さんにお礼の連絡を入れた。
「今までもらっていた生理用品のお金を返したい」そう伝えると、ミナちゃんのお母さんから「返金では無く、生理用品を買いに行きましょう」と言われた。ミナちゃんのお母さんからのありがたい提案をトモカに伝えると、トモカは「行きたい!」と嬉しそうな表情を浮かべた。
「パパも一緒に……」と言うと……。
ミナちゃんのお母さんには何から何までお世話になってしまい申し訳ないが、正直、生理用品のことはまったくわからない。ありがたい提案に感謝し、改めてお礼を言った。
「ほかにお手伝いできることがあれば、遠慮なく言ってくださいね」今まで亡き妻の分もひとりで頑張らなきゃと思っていたので、心強い味方ができたような気がした。さらにミナちゃんのお母さんは……。
さらに心と体の変化がわかりやすく書かれた漫画もあると教えてくれた。ミナちゃんのお母さんから聞く情報は知らないことばかりで、どれもありがたかった。
「ただいま~!」帰宅したトモカに話を聞くと、修学旅行に必要なものだけではなくこれから必要になるものの選び方も教えてもらったようだ。
今回のことでは、トモカに心細い思いをさせてしまった。俺がどれだけ「亡くなった妻の分まで子どもたちを愛そう」と思っていても、どうしても手が届かない部分はあるだろう。そんなときはまわりの方々に助けてもらえることをありがたく感謝しながら、これからも子どもたちと一緒に成長していきたいと思う。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
【つぎ】の記事:<元妻のウソ>バツイチの夫。出会ったきっかけは社会人サークル。「別居の理由は?」【第1話まんが】