<介護の条件?>「もうムリ」ひとりで抱え込んだ夫からのSOS!義姉妹は間違ってる!【中編まんが】
「このままじゃ体力がもたない……。実家のことで手一杯で、娘と過ごす時間も取れない……」毎日義実家に通っていた旦那がついに音を上げて、義両親との同居を提案してきました。
きっと通うことに疲れて、旦那がそう言いだすのは時間の問題だなと私は思っていました。だから心の準備もしておき、しっかりと条件を出したのです。
同居の条件、それは「義姉のオトハさんと義妹のイクさんと直接話をさせて欲しい」ということ。そして私たちは義父の意向を確認した上で、2人との話し合いの場を設けたのです。
週末、私たちは義実家に集まりました。そして今の義実家の状況をオトハさんとイクさんに説明しました。
「きょうだい交代で実家に通えば、1人あたりの負担はだいぶ軽いと思う。俺や父さんだけでは手一杯なんだよ」いろいろ考えた上での提案なのに、オトハさんもイクさんも以前聞いた意見を繰り返すばかり。
「自分も義両親の介護で子どもたちを十分サポートできなかった。やっと解放された今、残り少ない子育て期間は子どもたちに向き合ってあげたい。そう決めてるの」オトハさんは言い切ります。イクさんも「週に何度もなんて無理よ! うちの子は小さいし、実家でお母さんを見ている間、誰が子どもの面倒みてくれるの?」
「今まで介護で忙しかったから、これからは子どもたちに向き合ってあげたい」「子どもがまだ小さいから、私が実家に帰ってるあいだ、誰かに預けるなんて無理」義両親の介護を断る理由を話す2人に旦那は……。
「うちだって子どもはいるし、条件は一緒だ。2人にとってもここは実家なんだから、連れてきたっていいんだし……」
「そもそも、自分の両親の面倒は長男がみるものでしょう? それにミキさんだって、長男の嫁にきたんだから夫の両親の面倒をみるのは当然じゃない? ミキさん、あなたは一体何をしているの?」オトハさんは私を見てそう言いました。
「私たちはもうよその家に嫁いでいるんだから、世話は長男であるあなたがするべきでしょ」2人もそう決めつけて、まったく話がかみ合わない……。
旦那も「長男だから」ということをとても意識していましたし、だからこそすべてを背負い込んで今大変な思いをしています。
オトハさんだって「長男の嫁」として、最近まで旦那さんのご両親の介護をしていたそうです。自分がきちんとやり切ったので余計に「長男夫婦が担うべき」という考えにこだわるのでしょう。一方イクさんは「まだ小さい子がいるから」と負担が増えることに逃げ腰です。私は2人の言い分を、聞けば聞くほど、何か大切なものが抜け落ちているような気がしてなりません。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子