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<編集部メンバーの日常>【前編】働くママの1人時間。作り方や過ごし方を聞いてみました

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働くママは仕事と家庭を両立させるため、常に効率のよい時間の使い方を模索しているのではないでしょうか。家族の「あたりまえの毎日」を維持するため、今日も奮闘していると思います。しかしママが1人で過ごす時間も大切。ストレスをため込まないよう、さらなる時間の工夫が必要となりますよね。今回はとある編集部メンバーに「1人時間の作り方」についてお話を伺ってみました。

就学前のほうが1人時間を作りやすかった!

――お子さんの年齢を教えてください。

小学5年生の息子が1人います。

――息子さんが小学校高学年にもなれば、1人時間が確保しやすくなったのではないでしょうか?

正直小学生となった「今」のほうが就学前より親の介入が必要になったと感じています。たとえば習い事の送迎。スポーツをやっているのですが、学校内のクラブチームではなく、さまざまな小学校に通う子どもたちで構成されたチームに所属しています。すると「いつも同じ体育館」というわけにはいかず、ときには遠くの体育館に足を運ばなければなりません。子どもが1人、自転車で行ける距離でもないため送迎が必要となるのです。子どもがお昼寝をしたり、夜は早い時間に寝たりしていた保育園時代のほうが1人時間は確保できていました。

――現在1人時間はどのように作っていますか?

これまでは夜、子どもが寝た後が私の1人時間でした。しかしここ最近は朝早く起きて時間を確保するほうが合うかもしれないと感じています。5:00に起きてお茶やお白湯を飲んで、1時間ほど1人時間を過ごしています。その後6:00から30分ほど、息子とランニングに行っています。あとは最近お風呂にテレビ(防水ケースにタブレットをいれたもの)を設置しました。お風呂好きの息子がのんびりテレビを見ながらお風呂に入るようになったので、平日19:00~20:00くらいも私の1人時間になりつつあります。

息子の成長を実感。突然訪れた1人時間は至福のひととき

――つい最近、思いもよらず「1人時間」が訪れたそうですね。

現在上映中のとある映画を、息子が「見たい」と言い出しました。正直私はあまり興味がなくて……。息子の希望も叶えたい、けれど興味のない映画に何時間も付き添うのもしんどい。そこで見に行く予定の映画館の情報を調べてみたところ、どうやら小学生なら1人で映画を見ることができるとわかったのです。そこで息子に「1人で映画鑑賞してみない?」と提案したのです。「映画を見ている間、ママは隣のカフェにいるから」と。すると息子からは前向きな返答をもらえたのです! 当日、映画館のスタッフに「息子が1人で鑑賞する」と伝えると、とても親切に対応してくれました。座席も前後左右のお客さんに迷惑が掛かりにくいであろう、出入口付近の前が通路になっている場所を選びました。映画が始まるまでは私も子どもと一緒に劇場内に付き添うことを許可してくれたため、場内が暗くなったところで私だけ退出しました。

――突然実現した「ママの1人時間」ですね!

映画館の隣のカフェで本を1冊読み、仕事もおこなえました。それでもまだ時間があったため、スーパーで買い物を済ませることができたのです。

「スキマ時間」も上手に使う

――ところで「本を1冊読んだ」とのことですが、本を読むスピードがずいぶん早いですね。

今は1日1冊読むのが日課です。最近は本を読む専用の電子端末を買い、月々1,000円くらいの定期購読を申し込みました。お風呂にも持ち込めるようになり、湯船に浸かりながら本を読んでいます。本の読み方ですが、すべてのページをじっくり読むのではなく、本の見出しを見て自分に必要な部分を中心に読むようにしています。たくさん本を読むと「話の流れのクセ」が見えてくるのです。これまで本を読んできた経験から、自分が読みたいと思う部分に絞って読むことができています。

――時間ができたら、読書に充てていることが多いのですか?

実際のところ、1人時間なんてなかなか作れないのが現実。なので家事や仕事もしつつ、スキマ時間を読書に充てるという感じですね。湯船に浸かって毎日1時間は本が読めます。あとは子どもの習い事のお迎えで待っている時間などでしょうか。本を読むときや家事をしているときもそうですが、常に2つのことを同時進行していることが多いです。お風呂に入りながら本を読んでいますし、お迎えの待ち時間にも本を読んでいます。ラジオを聞きながら同時に本も読み、ときには料理をしながら仕事の企画を考えます。友達には引かれるのですが(笑)。

知らない=損!ボーっとするより知識を入れたい

――「1人時間」「スキマ時間」を忙しそうに過ごされていますが、ストレスにはならないのですか?

私の場合「何にもしない」ほうがストレスに感じてしまうところがあります。「知らないことが知れた!」という充実感がストレス発散に繋がっているのです。価値観は人それぞれだと思うのですが、私にとって「人生で1番の損」と感じることは「知らないこと」。たとえば国の制度で給付金が受け取れるとします。知っている人は申請をして受け取れるのに「知らない人」「よくわからないからいいや」という人は受け取ることができないのです。「知らないって損だな」と感じてしまいまして。今の日本は知っている人だけで成り立っていることばかりのような気がしています。

――忙しく過ごされるほうがストレスにならなそうですね。

私はむしろスケジュールがパンパンに詰まっているほうが安心します。仕事や家事においても「やらなければいけないこと」が残っていると不安になるため一気に終わらせてしまうタイプ。これは子どものころから変わりません。夏休みの宿題も“残しておくほうがストレス”なので、夏休み開始1週間ですべて終わらせていました(笑)。現在は土日に家事をしなくてもいいよう、金曜日の夜に掃除や洗濯を終わらせ、まっさらな気持ちでお休みを迎えていますよ!

リラックスすることだけが「1人時間」とは限らない

ストレス発散時間とは1人でリラックスをしたり、頭のなかをからっぽにしたり、家族がいるとなかなかできないのんびりとした時間を過ごすものと捉えがちではないでしょうか。しかし知識を詰め込むことでストレス発散になるという意見を聞き、あらためて1人時間の過ごし方とは十人十色あるのだと感じました。体は疲れますがスポーツジムやマラソンなど、運動をすることでストレス発散をしている人もいれば、集中力を要しますが長距離ドライブによってストレス発散をしている人もいるでしょう。幸福度をいかに高められるかが、有意義な1人時間を過ごすカギとなりそうですね。

後編へ続く。

取材、文・吉岡可奈 編集・主婦ママ美

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