<元夫の今カノに息子を奪われる!?>息子を思う気持ちはダレにも負けない!私の覚悟【第6話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私(ハルカ)は2年前に離婚して、息子のナオキと2人で暮らしています。月1回の父子面会日を設けていましたが、近頃、元夫(リョウタ)が彼女(ユウカ)を連れてくるようになりました。そんなある日、ユウカさんが「ナオキくんを引き取って、いっしょに暮してもいい」と言い出したのです。子育てや命の重さを軽く考えているユウカさんの言葉に私はつい強い口調になります。
ナオキを引き取りたいと言いつつ、結局は自分たちの都合しか考えていない2人を軽蔑します。
本当ならば、ナオキに「両親」をそろえてあげたかったけれど、それは叶いませんでした。私がこんな男を選んでしまったばかりに……そのせいでナオキにこんな人生を送らせてしまった……不甲斐ないと思うこともたくさんありました。
ナオキには私しかいない。そんななか、私がもし倒れてしまったら……? ナオキのそばに居られなくなったら……? なんてことを考えると、不安で眠れない夜を過ごします。元夫やユウカさんにこの気持ちは理解してもらえないかもしれないけれど、私はいつだってナオキのために生きているのです。
ナオキが笑って明るい未来をつくっていこうって、毎日必死で子育てをしています。いま、私がナオキにできることはなにか、精一杯考えて生活しているのです。それを2人には分かってほしい……。そして、ユウカさんにはもうひとつ話さなくちゃいけないことが――。
私「あなた、悠長なことを言っているけれど、この人との将来は真剣に考えた方がいいわよ?」
ユウカ「はぁ!?」
ユウカさんに現実を突きつけます。
ユウカさんが元夫(リョウタ)との未来を見据えてお付き合いしているのならば、お金は切っても切れない大切な話。しっかりと教えてあげなくては!
離婚するときの話し合いで、“日々の養育費のほかに、ナオキの高校や大学進学に関わるすべての費用は元夫が払う”と書面を取り交わしています。
ユウカさんはひとことも聞いていなかったようで、どんどん顔が青ざめていきます。さっきまでの威勢の良さは皆無……。
最後に、元夫にも圧力をかけました。「しっかり貯金しておいてね。絶対に逃がさないから……」と。
「ちょ……ちょっと!!! そんなの聞いてない!!!」「そ……それは……その……。あとで説明するから……」慌てふためくユウカさんと元夫。
「じゃぁ、お幸せに~!!!」私は満面の笑みで彼らに挨拶をし、ナオキの待つ家に帰りました。
ナオキの話によると、その後、面会に彼女がくることはなかったそうです。きっと自分勝手な人間同士、合わずに別れることになったのでしょう。ナオキは特に気にする様子もなく、今は元夫との父子だけの面会を楽しんでいます。これで良かった……と、胸をなでおろす日々です。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子