<元夫の今カノに息子を奪われる!?>「引き取ってもいいよ~」ッて、渡すわけない!【第5話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私(ハルカ)は2年前に離婚して、息子のナオキと2人で暮らしています。月1回の父子面会日を設けていましたが、近頃、元夫(リョウタ)が彼女を連れてくるようになったのです。何度も「ナオキの気持ちも考えて! 万が一、また面会日に彼女を連れてくるのなら、二度と面会させない」と釘をさしたのに。さらに彼女は「ナオキくんを引き取るときのことを考えて、今から仲良くしておきたい」と勝手なことを言い出します。
彼女は、元夫とお付き合いするとき、バツイチだし子どももいるし、すごく迷ったと話します。将来を考える相手であれば、その人の「過去」もまるごと受け止めなくてはいけない。だから、元夫の息子であるナオキに直接会いたかったというのです。
それを聞いた元夫は……。
この2人、頭の中どうなっているの? 私にはまったく理解できないやりとりに呆れます。「ナオキくんみたいないい子がほしいなと思っていた」なんて……ナオキのことを“物”のように考えているに違いありません。
元夫も彼女も、子どもを育てる大変さをなめている! 命を軽く見ている! 私は怒りに震えていました。
「私は覚悟ができていますので、元奥様も何かあればいつでも頼ってもらって大丈夫」だなんて、自分の都合のいいようにしか物事をみられない人たちに、大切な息子を預けられるわけありません……。「ナオキは絶対に渡さない」と、しっかりと意思表示しなければ。
このくらいかみ砕いて話さないと伝わらないと思い、幼い子どもにもわかるような言葉を選びます。
たかだか2回。しかも数時間しかナオキに会っていないのに、簡単に「ナオキを引き取って育てる」と言える彼女は命の重みが分からない世間知らずなのでしょう。少々大人げないと思いましたが、諭しながらつい強い口調になってしまいました。そして、そんな彼女の話をキラキラした目で感動しながら聞いている元夫にも、ほとほと愛想が尽きたのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子