<家が狭くて>端午の節句に五月人形や兜を飾らないのはおかしい?スペースが理由なら仕方ない?
5月5日のこどもの日は端午の節句。男の子の健康や成長、幸せを祈ってお祝いをする日ですよね。鯉のぼりや五月人形、兜を飾る家庭も少なくないですが、一方でそれらを飾らないママもいるようです。ママスタコミュニティにこんな質問がありました。
『5月の節句のときに、五月人形や兜、鯉のぼりを飾らない。理由は、「飾る場所がない」「片付けが面倒」なんだけれど、おかしいかな?』
五月人形や兜、鯉のぼりを飾りたいと思っても、家の中に置くにはそれなりのスペースが必要で場所の問題が出てきてしまうこともありますね。また飾った後は片付けをするので、それが面倒と感じてしまうこともあるようです。たとえば鯉のぼりはシワにならないようにきれいにたたむため、その作業に時間や手間がかかってしまうことも。このような理由で五月人形などを飾らないことに対して、他のママたちはどう思うのでしょうか。
飾らなくても、特に問題ないと考えるママたち
『いいんじゃない? うちは出し入れが面倒だから出しっぱなしにしているわ』
五月人形などを飾らなくても特に問題はないと考えるママもいます。投稿者さんは片付けが面倒だから飾らないとのことですが、こちらのママの場合は飾りを出すことも面倒だと感じているようです。たとえば収納場所の奥の方にしまっていると出し入れも大変で、それならばいっそのこと出しっぱなしにしようと考えたのかもしれません。
『おかしくないよ。うちは買ってすらいないや。買っても1歳児が触って壊しそうだから置かないと思う』
『兜、五月人形、鯉のぼり、ひな人形、何ひとつ持っていないや』
子どもが小さいと、触ったり遊んだりして飾りを壊してしまうかもしれません。ガラスケースに入っていても、ガラスが割れて怪我をする恐れもあるでしょう。五月人形などがあったとしても飾らないと考えて、最初から買わない選択をしたママもいますね。
五月人形は飾ってあげたい。その理由は?
『子どもの記憶はずっと残るよね。いつか大人になって話す中で、うちはなかったとなるかもしれない。だから親としてはやってあげたいと思う』
子どもの頃に飾ってあった五月人形は、成長した後も記憶に残っているかもしれません。もしかしたら「兜が怖かった」という記憶かもしれませんが、それすらも思い出話になるのかも。そうした思い出話のときに自分の家には飾りがなかった、となったら寂しい思いをするかもしれない……。そのような考えも、五月人形などを飾る理由の一つになってきますね。
物理的に難しいのは仕方ない
『「飾る場所がない」は飾らないのではなくて「飾れない」でしょ』
家の環境によっては、五月人形などを飾る場所の確保が難しいこともありますよね。また置き場所があったとしても、生活をする上で危なかったり邪魔になってしまったりすることも。安全に飾れる場所がなく、飾りたいと思っても物理的な問題があり飾れない家庭も少なくないのかもしれません。
端午の節句の飾りを工夫することもできそう
『大きくて荷物になるから義実家に置いている。だからうちは、子どもが好きなキャラクターの小さな飾りを使っている』
端午の節句の飾りをできるだけ小さいものにすることで、家の中に置くことができるかもしれません。たとえば手のひらサイズのものであれば、棚の上でも省スペースで置けそうです。また壁に飾れるようなタイプならば、置き場所にも困らないでしょう。大きなものではないので、出し入れにもそれほど手間はかからないかもしれませんね。
家庭によって事情はそれぞれ。飾る飾らないにこだわらなくてもよいのでは?
『うちの親は子どもが巣立った今も兜を飾るよ。そういうの好きだからと言っていた。飾るも飾らないも、家庭というか個人の自由でしょう』
『絶対に飾らないといけないわけではないし、各々の家庭のやり方でいいのよね』
五月人形や兜、鯉のぼりを飾るのは日本の風習と考えられていますが、家庭の事情によってはそれができないケースも少なくないでしょう。飾る場所がないという物理的な問題から出し入れの手間や保管場所なども考えると、そもそも飾りを持たないという考えがあっても不自然ではないのかもしれません。端午の節句の飾りは伝統的なものではありますが、時代の変化に伴って捉え方もさまざまになってきていることでしょう。生活環境に合わせて対応していくとよさそうですね。
文・こもも 編集・kunel イラスト・Ponko
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