<不安定な思春期>娘が毎日「しんどい、寂しい」と訴える。甘やかすのも放っとくのも良くないよね?
思春期ともなれば、心と体の成長についていけず、メンタル的に不安定になる子も出てくるといいます。もしわが子が、原因不明の心のゆらぎに苦しんで、ママにヘルプサインを出してきたとしたら……どうすればいいのでしょう。
『小6になる一人っ子の娘がいます。ここ2週間ほど、「心がしんどい」「なんだかわからないけれど寂しい」と訴えかけてきます。学校の先生に聞いてみても、学校での様子やお友だち関係など、とくに問題もなさそうで理由がわかりません。構いすぎてわがままになっても困るし、かといって突き放すわけにもいかず悩んでいます。どうすればいいのでしょう』
突然の心のしんどさに苦しみ、投稿者さんにヘルプを求めた小6になる娘さん。しかし原因がわからず対応に困っているのだそうです。
お休みの日はできるだけ一緒にすごすようにしたり、好物を作って食べさせたり、スキンシップを多めにするなどして、息抜きさせようと投稿者さんは頑張っているのだそう。それでも仕事中など頻繁に届く娘さんからの「寂しい」「元気が出ない」といった内容のメールに困惑するばかり……。
投稿者さんはどうすればいいのでしょう。
小6女子の心のゆらぎ、原因は何?
投稿者さんのお悩みに対し、ママたちからはさまざまな声が寄せられました。
体の変化に心がついていけていない
『生理がはじまっているか、はじまりかけの年齢だもんね。もしかするとそれで情緒不安定になっているのかも』
生理が影響しているのではないかという声。もしかしたらお子さんは、自分の体の変化についていけず、心に不安や疲弊を感じているのかもしれません。
小6だからこその新生活への不安
『卒業するからかもね。友だちと離れることとかに不安を感じるのかも。私も中学校に入学してすぐの頃、2週間ぐらい不安定になったことがある』
小6だからこその抱える不安や悩み。小学校から中学校へあがることに、不安や怖さなどもあるのかもしれませんね。また、自分の意志とは関係なく、卒業・入学に向けての行事や準備が進んでいくことにも、気持ちが追いつかないのかもしれません。
本当に理由がない可能性も
『大人でも急に喪失感や孤独感が襲ってくること、あるものね。家にひとりでいると、学校での賑やかな空気との落差に、心がポツンとしてしまい泣けてくるとかさ。このまま親が帰って来なかったら、私はどうなるんだろうとか、ありもしないことを考えて不安になってしまうのかもしれない』
子どもだけに限らず、大人でも理由もなく突然寂しくなったり将来に不安を感じたりなどの経験は、誰しも1度はあるのではないでしょうか。一過性のことかもしれませんが、まだまだ心の成長が未熟な子どもたちが抱えるには、少し大きすぎる荷物かもしれませんね。
心が揺らぐわが子に親はどのように対応する?
娘さんのためにできうる限りのことをしたいと考え、行動している投稿者さん。しかしわが子の様子は一向に変化することなく、原因不明のまま。どのように対応するべきなのか、ママたちの声を見てみましょう。
とことん話を聞いてみる
『息抜きをさせるのではなく、時間をとって娘さんの話をとことん聞いてみたら?』
心のなかに潜むもやもやした感情や得もいえない不安や恐怖は、思い切って吐き出すことで心を癒やせるかもしれません。
いきなり改まって「さあ、話しましょう!」とするのではなく、ママから話しはじめてみてはいかがでしょう。ママにだって原因不明の不安を抱えることはあるのだと知れば、お子さんも話しやすくなるかもしれませんね。
専門家の判断に委ねる
『心療内科とかカウンセリングとかに連れて行ってみるのはどうかな。特別な理由なんてなくてもいいから、抱えているモヤモヤを誰かに話すだけでも楽になったり、前を向くヒントがもらえたりするよ。親や友だち以外なら心の内を話せることもあるし。家族だけで考えていてもループするばかりだよ』
苦しくても家族や友だちなど親しい人には話せない、話したくないこともありますよね。そのような場合は専門家や外部の人の手を借りることも、ひとつの方法かもしれません。
心療内科や精神科、婦人科。この程度で大げさな……と思うかもしれませんが、大げさになる前に動くことで、問題を最小限に食い留めることもできるかもしれません。お子さんが不安定でしんどそうな時間が長引いているのであれば、病院へ足を運ぶには十分な状況とも考えられるのではないでしょうか。
思春期は支える側も悩むもの
『もう大きいんだからしっかりさせないとって思ってしまうかもしれないけど、大きくなったからこそいろいろわかってきて寂しくなる場合もあると思うよ。投稿者さんの対応はいいと思う。話を聞いたり息抜きさせたりしながら、娘さんに伝わるよう気にかけてあげたいね』
成長期・思春期の子どもたちは、体の成長や心の変化、自分の意思に構わず目まぐるしく変化していく現状に、不安や怖さを抱えているのかもしれません。心身が疲れている可能性もありますよね。そのようなときは、ムリをさせないことが一番大切なのかもしれません。
本当は何か明確な理由があるのかもしれませんが、言わないということにはそれなりの理由があるのでしょう。本人が自ら言ってこないのであれば、ムリに詮索しないでおくことも、家族ができる優しさかもしれませんね。
今はとにかくできる限り話を聞く、かまってあげることがベストな対応策かもしれません。しっかりと言葉や態度で、子どもたちに「見守っているよ」「大丈夫だよ」と伝えてあげることが重要なのではないでしょうか。ついつい「言わなくてもわかるだろう」となりがちですが、心がしんどいときはわかりやすく伝えてあげることで子どもも安心できるのでしょう。
対応する家族もしんどい時期かもしれませんが、親子で一緒に気分転換をしたり話しをしたり、悩んだり笑ったりしながら、少しでも心が楽になれる時間をつくっていけるとよいですね。
文・櫻宮ヨウ 編集・みやび イラスト・Ponko
【つぎ】の記事:<引きこもりの接し方>ビックリ!高2甥「高校に行っていない」初めて知る事実に絶句【第1話まんが】
関連記事
※小5の息子が反抗期突入!?どう対処して乗り越えたらいい?専門家のアドバイスもご紹介- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 小6女子への対応