<人に聞けないひな人形事情>ひな祭りにおひな様を飾らない家はある?ひな飾りを買わない理由も
3月3日はひな祭り。毎年時期が近づくとお店にはひな人形などひな祭りのものが並んでいますよね。ママスタコミュニティにはひな人形を持っていないママからこんな投稿がありました。
『なら、買えば? って簡単に言うけど最低でも3万円以上する。親が買ってくれた人は幸せなことだよ。下手したら1人1セット買ってもらってる人もいるよね』
ママスタコミュニティの女の子がいるご家庭はひな人形は持っていますか?
そもそもひな人形ってどんな意味があるの?
古来、草木や紙で作った形代(かたしろ)に自分の災いを移して、川や海に流すという行事がありました。それが次第に立派な人形に変わり、人々は川や海に流さずに家の中に飾り始め現代に伝わる「ひな人形」となりました。ひな人形には、娘に災いが降りかからないように身代わりになってくれる役目があります。自分の娘に災いを払い美しく成長し、幸せな人生を送れますようにという両親の願いが込められているそうです。
ひな人形、みんな持ってる?
今風のおひな様を買ったよ
『長女には3段ガラスケース入りの7万円くらいのやつ、次女には1万円くらいのうさぎのちりめん細工のやつを買ってあげたよ』
『ちりめん細工のかわいいやつ買ったよ2万円くらいで』
ご家庭に1つではなく、1人1つひな人形を持っている方がいました。本来、ひな人形は娘の身代わりとなって災いを受けるというお守りの意味があるので、1人1つが基本と考えられますが、飾るスペースや収納など住宅環境を考えるとなかなかむずかしいですよね。また昔ながらのひな人形のお顔は日本人形らしい気品のある「すまし顔」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ひな人形が少し怖いと感じてしまう小さなお子さんもいるかもしれませんね。今のひな人形は、昔と比べてお顔がふっくらしたり笑みを浮かばせてたりと表情の種類もさまざまなようです。小さい子が喜ぶひな人形を選ぶご家庭も多いのでしょうね。
家に飾るスペースがない
『私も娘いるけど買ってないです。狭くて無理』
ひな人形を飾るときに必ず考えなければいけないことといえば、どこに飾るかという問題なのでは……? ひな人形を飾るにはそれなりのスペースが必要になるので、家の大きさや間取りによって飾るスペースを確保するのがむずかしいご家庭もありますよね。
持っているけど出してない
『2才の弟がめちゃくちゃにしそうだから今年は出さない』
『要らないよ。うちは親から親王飾りを買ってもらったけど、一回しか飾らずにもう12年クローゼットにしまったままだよ』
ご家庭の事情でひな人形を持っているけど飾らないというご家庭もありました。確かに小さい子がいるとひな人形を飾ったはいいものの、やはり気になって触っちゃいますよね。またひな人形を飾る作業もまとまった時間が必要で一苦労という人も多いのではないでしょうか。「時期も近づいてきたしそろそろ飾らないと……」と思っているうちにタイミングを逃してしまい、飾らないままということもありそうです。
ひな人形がなくてもご家庭にあったお祝いの仕方で
『子どもが喜ぶかに焦点を合わせて、今年はちらし寿司を子どもと作ってみよう』
『うちは三姉妹だけど無かった。自分たちで毎年作ってた。折り紙とかで。それはそれで楽しかったよ。ご飯はちらし寿司に唐揚げにって誕生日のときのような献立作ってくれたし。お吸い物も』
ひな人形を買わず、折紙などでひな人形を作るというご家庭もありました。また、毎年子どもが好きな献立などを作って、お祝いをしたというママのエピソードも寄せられました。
ひな人形を飾るか飾らないかは各家庭の自由。そもそもひな祭りは子どもたちが元気に成長するようにとお祝いするお祭りなので、子どもに喜んでもらえるのが一番だと思います。子どもの好きなご飯を用意したり部屋を飾り付けたりと、そのご家庭流のお祝いの仕方で子どもの成長をお祝いできたら良いですね。より一層子どもの成長を感じられる機会になるのではないでしょうか。
文・つばさ 編集・横内みか
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