<マナーで失言>甥をマネて寿司に醤油をかけたわが子。「お行儀悪い!」と言ったら義姉を怒らせた
「マナー」とは、難しいものです。「正解」がありつつも、育ってきた環境に左右されるところもあれば、その時々で柔軟な対応が求められたりしますよね。今回は「自分のマナー」を突き通した結果、よからぬ波紋を呼んでしまったお話です。
『甥っ子が寿司に直接醤油をかけるのを見て、うちの子が真似しようとしたのね。だから「お行儀悪いからやめなさい!」って咄嗟に言ってしまい、義姉に「まぁお上品ですこと」と嫌味を言われるという酷い正月になりました。皆さんがこの状況ならどうしますか?』
お寿司に直接醤油をかけるか、かけないか……。マナーはもちろんですが、各家庭の習慣によるところが大きいのかもしれませんね。投稿者さんのご家庭は、お寿司を食べる際は小皿に醤油を入れて、お寿司に醤油をつけて食べることを「マナー」としていました。しかしお寿司に直接お醤油をかけている息子を見て、思わず息子に「お行儀が悪い!」と注意してしまいます。遠回しに甥っ子のことも指摘したように受け取られてしまい、義姉に嫌味を言われてしまった投稿者さん。はたしてママスタコミュニティに集まったママたちの反応は?
注意してもいい。ただ「言い方」は気を付けて……
『直接かけるってどういうこと? うちの子がそんなことしたら「何やってるの?」って驚いて注意するに決まってる』
『私もその場で咄嗟に注意するわー。嫌味言われようが、わが子の行儀の方が大事。「あらー普通ですわよー」と、普通に言い返すわ。ただ「言い方」は気を付けるかな』
投稿者さんと同じように、わが子が目の前でマナー違反をしたと感じたのであれば、その場で注意するというママたち。後から注意するよりも、その場でしっかりと正した方が、今後の子どものためだという考え方も間違ってはいません。ただ「言い方」には気を付ける……というママのコメントもありました。明らかに相手が「悪い」と決めつけるような言い方だと、マナーを注意すると同時に、場の雰囲気を壊してしまうのかもしれませんね。
甥っ子を前にして注意しなくてもいいのでは?
『空気読めない人っているんだよね。そういうときは相手がいない所で言えばいいことだよね』
『たった一回なら何もいわない。帰ってから真似しないように言うかな。楽しく食事するのもマナーだと思うから』
『回転寿司に慣れちゃうとお寿司に直に醤油かけるのが普通に思っちゃうよね。気持ちは分かるけれど、投稿者さんのは失言だよね』
ママスタコミュニティに集まったママたちの多くが、「投稿者さんの言い過ぎ」だというコメントを寄せてくれました。その場で注意したい気持ちは分かるものの、「お行儀が悪い!」と言ってしまうと、甥っ子さんのことを傷つけてしまったのでは……? と心配になりますね。むしろ義姉はそんなわが子(甥っ子)をフォローする意味で「まぁお上品ですこと」と言ったのかもしれません。
『何事も言い方ってあるよね。正論ならどんな言い方しても良いって訳じゃないし』
自分が「正しい」と思ってことであれば、どんな言い方をしてもいいということではありません。結局は相手に「正しく」伝わるのが一番です。場の空気を考えず、自分の感情だけで「お行儀が悪い!」と注意するのではなく、周りの人の気持ちに配慮しつつも、子どもにマナーが伝わる「言い方」と考えた方が良さそうですね。
わが子のマナーが気になったとき。投稿者さんはどんな対応をすればよかったの?
『お行儀悪いとは言わず、「いつもみたいにこうやって食べなよ~」くらいに言うかなぁ』
『お行儀悪いとは言わずに小皿を差し出して、「お醤油を小皿に入れなさい」って言うよ』
『やって欲しいことを言えば、誰かを悪く言わなくて済むんじゃない? 「お皿に出してつけて」とか何とか。それで向こうが同じことを感じたとしても「深読み」ってことになるし』
「悪い」ことを表に出して注意するのではなく、投稿者さん自身が「こうして欲しい」という要望をサラっと言えば良かったのでは? とママたち。そうすれば誰かを悪者にすることもなく、投稿者さんが伝えたい「マナー」がお子さんにもしっかりと伝わりそうですね。
『子どもに限らず、「これダメ」「あれダメ」って言うより、「こうして」って言う方が効果的』
今回のマナーの話に限らず、日常においても使える話し方は「なるほど」ですね! 子育てに追われていると、ついつい目の前の「ダメ」なところにばかり目がいってしまい、「ダメ!」「危ない!」などと言った「×印」をつけるような話し方をしてしまいます。しかし「×」ではなく「〇」になるための話し方をすることで、もしかすると言われる側も素直にきけるのかもしれません。
『私だったら、後から本当はこうするのが正しいマナーなんだよってことは知識として教える。でも同時にマナーよりもその場にいる人を傷つけたり嫌な気持ちにさせたりしない方が大事なんだって説明する』
その場で「ダメ」なことを注意することも大切です。けれどそれと同じくらいその場にいる人たちの気持ちを汲んだ会話を選ぶことも、大切なのではないでしょうか。もちろんどちらがより大切かという「正解」はなく、「人それぞれ」である部分は大きいでしょう。しかしできることならば、その場にいる人たちの笑顔が保たれる方法を選びたいなと感じた投稿でした。
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