<地方から都会へ>泊まりがけの大学受験には、親も一緒に行った方がいい?10連泊した人の体験談も
大学受験を控えた子どもがいるママの心配といえば、どんなことがありますか? 勉強するのは本人だとしても、試験当日までママも気が抜けない日々を過ごしているのではないでしょうか。ママスタコミュニティには、地方に住んでいる大学受験を控えた受験生のママから相談が寄せられました。
『息子が泊まりがけで大学受験です。親も一緒に行きますか? 1人で行かせますか?』
高校までは家から通学している子どもでも、大学は家からずっと離れた地域の学校を選ぶこともありますよね。受験に備えて会場近くのホテルに泊まる受験生もいるのではないでしょうか。投稿者さんの息子さんも大学受験に備えてホテルに泊まる予定にしているものの、自分がつき添うべきか1人で行かせるべきか悩んでいるようです。
トラブルが心配!安心して受験できるようにしてあげたい
投稿者さんからの相談に先輩ママたちがアドバイスをしてくれました。
『つき添って一緒にホテルへ泊まりました。受験に集中してほしいから、ご飯とか交通とかは私が調べて対応。本人が「夜ホテルで話ができたから、リラックスできた」と言ってくれました』
『前日は会場までのルートを一緒に確認しに行きました。当日はホテルで見送り、私は自宅に戻りました』
『8連泊の大学受験。地方住みで東京に行ったことがない息子。本人に聞いたら「ついてきてほしい」と言ったから、夏のうちに別々の部屋でホテルを予約。旦那には呆れられたけど、本人がどうしてほしいかだと思います』
一緒に行ったママたちの心配は試験会場までの行き方や、電車の乗り換えといった土地勘のなさがあげられています。普段はあまり電車に乗らない人にとって、都会の網の目のように張り巡らされた電車は馴染みの薄いものでしょう。乗り換え駅の構内を歩くだけで数十分かかることやどの改札口を出るかなど、前日のうちに子どもと一緒に確かめたママたちからの経験談もありました。また受験日に雪が降ったなど予想外の交通トラブルがあっても、ママの付き添いで試験に集中できたなどのメリットもあったようです。
事前準備をしっかりしてひとりで行かせる
いっぽうママはつき添わず、子どもだけでホテルに泊まった家庭も。しかし当日は1人でも、その前にママたちが準備したことは細々あるようです。
事前の下見やトラブルを予測して準備した
『ギリギリまで悩んだけれど本人と話し合った結果、前もって一緒に下見をしておいて、当日はひとりで行ったよ』
『私の兄はひとりで会場まで徒歩で行けて、当日の朝に起こしてくれる宿を予約していたよ。歩いて行けるから、ぶっちゃけ起きられればなんとかなる感じだった』
『1日おきに試験があって1週間連泊でした。どの会場にも徒歩でも行ける距離のホテルを予約。本人は前日に会場まで歩いて下見していました』
『うちの子がホテルを取るって話したら、友だち2人も泊まると言ったので、シングルを3部屋予約した。当日の朝はタクシーを予約して3人で乗って行ったよ』
ママが付き添わなかった家庭でも事前の下見は一緒に行ったり、交通トラブルに巻き込まれないために徒歩で会場に行けるホテルを予約したりしたのだそう。考えられる心配事やトラブルを予測して先手を打って準備したようですね。
長期滞在中、ずっと子どもひとりが心配なら……
『10日間連泊でした。初日は不安だろうし、最終日は片づけがあるから私が別室を取って泊まりました。最終日は子どもが試験に行ってから、10日分の荷物を片づけて荷造りをして、私がチェックアウトしたよ』
受験の日程で滞在期間が長くなる場合、ずっと子どもひとりで過ごすのはどうかと迷うママもいるかもしれません。滞在期間が長ければ荷物も増えますし、試験がある朝に荷造りをするのはたしかに大変ですよね。基本は本人が頑張る大学受験とはいえ、まだ高校生。子どもが大学受験のために10日間連泊したママは親子で話し合って、よりよいサポート体制を取れるように工夫した実際の滞在方法を教えてくれました。
ママたちもかつては受験生!そのときの思い出や対処方法は?
子どもの受験を心配するママも、かつては親に心配してもらった受験生。当時の思い出をコメントしてくれたママもいます。
『東京の大学を受験するとき、母に一緒に来てもらった。東京がほぼはじめてだったから、電車の乗り換えとか道とかが不安でお願いしたよ』
『私も友だちもひとりだったなぁ。飛行機で東京まで行ったよ』
『私のときは父が一緒に来てくれた。当日の朝は雪道を運転して、ホテルから大学へ送ってくれた。カーナビがなかったので地図を買って蛍光ペンで道に線を描いたり、前日に近くの飲食店でくわしい道を聞いてくれていた。今は亡き父に一番感謝していること』
ママたちにもさまざまな思い出があるようです。自分が高校生くらいのときのことは、しっかり記憶に残っていますから、わが子が受験するときにはいいアドバイスができるのではないでしょうか。
子どもと相談して準備を進めてみては?
地方から都心への大学受験は、馴染みがない地域で試験に挑みます。もともとその地域に住んでいる受験生よりも、心配事は多いかもしれません。さまざまなトラブルを予測すればするほど、ママが心配になってしまうのも当然ですよね。しかし子どもが受験した大学に合格すれば、春からは大学生。親元を離れてひとりで生活していくのではないでしょうか。勉強以外のことに自分で対処できるような経験も大切かもしれません。受験を控えた子どもにママが付き添うかどうかは、子どもとよく話し合ってみるのはいかがでしょうか。子どもの普段の様子や春からの生活を思い浮かべながら、よく相談して準備を進められるといいですね。
文・間宮陽子 編集・藤まゆ花 イラスト・Ponko
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