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<子どもたちに“本物”を>プロバスケットボールクラブ「アルバルク東京」とクルマのサブスク「KINTO」が小学校で体育の授業を開催

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「体育の授業でバスケットボールを始めるにあたり、プロから直接指導を受けたい」。そう話すのは、東京都渋谷区上原小学校5年生担任の三浦潤先生。その思いから、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールクラブ「アルバルク東京」と、スポンサーでありクルマのサブスクリプションサービスを展開する株式会社KINTOの「バスケキャラバンby KINTO」を招いて、体育でバスケットボールの授業を実施することに。発案者の三浦先生を始め、河口尚志校長先生、同じく5年生担任の上河康子先生に、現在の子どもたちを取り巻く状況や、学校体育と生涯スポーツの関係などについてお話を伺いました。

プロ選手とのふれあいを通してスポーツの楽しさを伝えたい

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写真左/河口尚志校長先生、写真右/5年生の担任 三浦潤先生

――今回、プロバスケットボールクラブ「アルバルク東京」の指導を受けることになった経緯について教えてください。
三浦潤先生(以下、三浦先生):体育の授業でバスケッとボールをはじめるにあたり、プロの選手に教えてもらいたいと思ったのがキッカケです。子どもたちがプロのスポーツクラブ(チーム)と直接触れ合うことで、これからの人生でプラスになったらいいなと思います。

――公立の学校で外部から人を呼んで授業を実施するのは大変だったのでは?
三浦先生:校長に相談したところ、「ぜひやってごらん」と言ってくれて、すごくありがたかったです。
河口尚志校長先生(以下、河口校長):私の教育方針のひとつに「本物を知る」があります。今の子どもたちは、ゲームなどでバーチャルな世界に触れる機会が多い反面、本物に触れる機会が減っています。本物に触れ、そこから得る刺激や感動を通して成長していってほしいと思い、今回実施することにしました。

――コロナ禍で子どもたちの運動量が減っていそうですね。
河口校長:おっしゃるとおりです。子どもたちは休み時間や放課後の校庭での遊びを交代制にしなければいけないなど、いろんな制限があります。また子どもたちが楽しみにしていた運動会などの学校行事も縮小、または中止せざるを得ないものもあり、がっかりしている子もたくさんいました。最近少しずつ外遊びをはじめ、以前のように活動できる場が増えてきたところです。

学校の体育は生涯スポーツへの入り口

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――体育の時間が貴重な運動の場、という感じだったんですね。
河口校長:体育の授業は、子どもたちの成長に欠かせないものであるとともに、生涯スポーツにもつながる大切な場です。スポーツをすることで心身共に健康でいられます。そういった意味でも、今回アルバルク東京の方々に直接指導していただけたことは、子どもたちにとって大変貴重な経験になりました。

――今日の子どもたちの様子を見ていかがですか?
三浦先生:とてもイキイキしていますね。子どものなかには、ボールが苦手な子もいます。でも今日のバスケットボールの授業では、積極的に動いてボールを取りに行ったり、シュート練習を楽しそうにしたりしていて、いい刺激になったんじゃないかなと思います。ボールやコーンなども用意してもらい、授業ではどんなことをやるといいのかをアルバルク東京のコーチたちが考えてくれました。子どもたちだけではなく、われわれ教師にとっても大満足の授業となりました。

丁寧な指導のおかげでバスケ未経験の子も楽しめた

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今回、上原小学校で実施したのは5年生の2クラス。実施したクラスの上河康子先生は、自身も小学生から大学までバスケットボールを続けてきたと言います。上河先生にもお話を聞いてみました。

――今回の授業を受けて子どもたちの反応はいかがでしたか?
上河康子先生(以下、上河先生):バスケットボールをまったくやったことがない子も「すごく楽しみ!」といっていて、アルバルク東京がどんなチームなのかをタブレットを使って調べていました。

私自身、小学生から大学までバスケットボールを続けてきたので、子どもたちにはよくバスケットボールの話をしてましたね。東京オリンピックで、バスケ女子が銀メダルを取ったときは特に。バスケットボールが好きな子は、この日のために休み時間にシュート練習をしていました。今回の授業は子どもたちもとても喜んでくれています。

――アルバルク東京のアカデミーコーチたちの教え方を見ていてどうですか?
上河先生:バスケットボールを指導しようとすると、専門的な技術や知識などを子どもたちに教えたくなります。アルバルク東京の方は、初心者の子どもたちでも楽しくできるように工夫して教えてくれました。おかげで参加した子どもたち全員が楽しむことができました。これから始まるバスケットボールの授業にも意欲的に取り組めるようになると思います。アルバルク東京さんによる体育の授業を通して、子どもたちがバスケットボールに興味を持ってくれたら嬉しいです。

現在、コロナ禍ということもあり、子どもたちは外遊びやスポーツをする機会が減っています。そのため体育の授業がこれまで以上に重要になってくるでしょう。今回のアルバルク東京の方との出会いをきっかけに、バスケットボールをはじめいろいろなスポーツに取り組むきっかけにできたらと思います。

【つぎ】の記事:<体育の授業でプロバスケを体験!>子どもたちの変化は?プロバスケットボールクラブ「アルバルク東京」とクルマのサブスク「KINTO」の取り組み

取材、文・長瀬由利子 編集・荻野実紀子

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