<10年間、夫にご飯を作ってナイ>9歳の息子「パパは家でご飯食べない」【第3話まんが:友人目線】
前回からの続き。一緒に食事をしていたら、友人のチエが酔っぱらってしまいました。悪いのはタロウなのに。そんなことを言っていました。タロウさんは、チエの旦那さんです。なんだか悩んでいるみたい。私(トモヨ)からすると、結婚生活も育児も順調そうなのに……なぜだろう……。酔っぱらったチエを家に送り届けると。
チエは酒癖が悪かったことがありません。それに、ちらっと口にした旦那さんの名前。本人なら心あたりがあるかと思い、旦那さんに聞いてみました。
そこへ、チエの息子のダイキくんが来ました。久しぶりに会って、大きく成長した姿に驚きました。ママを借りていたことを謝ります。
何気なく口にした私の言葉に、ダイキくんから衝撃的な返事がありました。
パパとママが一緒に食事をしない? そんなことがあるのでしょうか。旦那さんも気まずそう。私はどう対応してよいかわからず、そそくさと帰宅しました。
後日、チエに話を聞きました。酔っぱらったチエの様子や、ダイキくんや旦那さんの反応が気になりました。
聞くと、タロウさんに「10年食事を作っていない」とのこと……。
不仲ではないけれど食事は作らない。それにはどういう事情があるのかわからず、私は戸惑いました。
歯切れの悪いチエの口調に、ついつっこむ形で返事をしてしまいました。黙ったチエの表情を見て、個人的な事情に踏み込みすぎたかとはっとします。
チエはぽつりぽつりと、過去の出来事を話してくれました。
「家で両親が一緒に食事をしない」この言葉を聞けば、普通は不仲をイメージするでしょう。しかしタロウさんもチエも、そんな風には見えません。何か根深い理由があるの……? 私はチエに詰め寄ります。するチエの口から語られてきたのは、10年前の出来事だったのでした。
どうやら妊娠中、チエはとてもつらい思いをしていたようです。友人として当時もっと寄り添っていればよかった……もっと連絡をとっていれば……。心が痛みます。今からでも、私にできることはないのでしょうか。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・Natsu