＜幸せすぎて怖い＞3歳と5歳のわが子が愛しくて仕方がないのに不安。この幸せ、いつまで続きますか？
突然ですが、中学生以上などある程度大きいお子さんをもつママのみなさん、お子さんは可愛いですか？ そして今、ママとして幸せですか？ ……というのも、ママスタコミュニティには「中学生以上の子どもがいるママ、毎日幸せ？」というタイトルで、こんな疑問が投げかけられました。
『3歳と5歳の息子が可愛いすぎて、近頃この幸せはいつまで続くのかなと不安になります。「今」が永遠に続けばいいのになぁと何だか涙が出ます。みなさん、子どもは大きくなっても可愛いものですか？』
幼児期のお子さんをもつ投稿者ママは、今のわが子が愛しくてたまらない様子。その気持ちに共感を覚えるママもいるのではないでしょうか。ぷっくりとした体型、舌足らずなおしゃべりに愛らしい仕草、初めてのものに好奇心で輝く目、大人には思いも寄らない奇想天外な発想など……。幼い子特有の可愛さを数えれば、キリもなく浮かんでくるもの。しかし投稿者ママは今の十分すぎる幸福を、手放しでは喜べないようです。いわゆる「今が幸せすぎて怖い」という心持ちなのかもしれませんね。不安がる投稿者さんの質問に、先輩ママたちはどのように答えるのでしょうか？
「わが子が幼い頃の幸福感は別格！」というママたち
まずは投稿者さんの質問に、たしかに小さい頃の方がわが子に感じる可愛さや幸福感は大きいと回答するママの声です。
『私は小さい頃の方が可愛いし幸せだったかな。今息子が反抗期だからかもしれないけど……』
子どもが大きくなれば、可愛いだけでは済まないことも……。その最たるものが、わが子が大人になるために通る反抗期の時期かもしれません。わが子に対する心配や苛立ちが、ママを幸福から少し遠ざけてしまうこともあるようです。
『うちはもう成人した。今思うのは、小さい頃がいちばん幸せだったなということ。投稿者さんには「今」を噛みしめてほしい。100万円で1日だけ20年前に戻れるのなら、ぽんと払うよ』
絶対に戻らない時間を、大金を支払ってでも巻き戻したい。それだけ幼い頃のわが子との時間はかけがえのないものだと思い知らされる一言に、何だか胸が締めつけられますね。
「育児に余裕が出た今の方が幸せ」というママたち
『中1の息子がいるけど今の方が楽。泣きやまないときとか、可愛いと思えないこともあった。私の心に余裕ができて今の方が幸せかな。大きくなってもわが子は可愛いし、対等に話ができて楽しいですよ』
『高校生の子どもが2人いるけど毎日幸せ。イライラもするけど、バイト代でお菓子を買ってくれたり、一緒に買い物に行ったり、ツンデレがたまらない！』
『うちは大学生の1人娘。ずっと可愛いままだよ。大きくなると色々な話ができて、そういう意味でますます可愛くなる』
小さい頃の方が断然幸福だと話すママがいる一方で、わが子がある程度大きくなってからの方が幸せを感じると主張するママもいます。そんなママたちに共通する幸福感のポイントは、心の余裕と子どもとの会話のようですね。子どもの体が大きくなっても、心が大人に近づいてきても、何気ない日常の親子の時間のなかで、ママたちは愛しさや幸福感を味わっているようです。
育児の苦悩を経て、幸せを見つめ直すママたちも……
『次男が中学で不登校だったけど、それを経験したから当たり前のようなことが、当たり前ではないと思うようになった。今は息子の制服姿を見られることが嬉しい。ただ生きてくれているだけで本当に幸せ』
『うちはもう社会人だけど、外食したり旅行したりで楽しいよ。子ども2人が反抗期がひどくてね、家庭内暴力に不登校に本当に大変だったけど、私はこの子たちの母親で幸せだよ』
いつも順風満帆にいくわけではない子育て。ずっとわが子が愛しいからと言っても、つねに幸福を感じていられるわけではないのかもしれません。愛しいからこそ、親として苦しい日々を重ねることもあるでしょう。わが子の深い苦悩を受けて、身悶えするほどの苦しみを味わっただろうママの言葉からは、母親としての深みと凄みが感じられますね。
子育ての幸福は、カタチを変えていく
子育てのなかでわが子の成長を目の当たりにして暮らしていくママたち。比較してみれば、小さい頃の方が可愛かったと話すママも、成長してからの方が楽しいと言うママもいました。
『たしかに小さい頃の愛くるしさはずば抜けてて、その記憶で反抗期を乗り切れるほどの可愛さだと思う。うちは高2と中3で、昔私も投稿者さんと同じように思ってたけど、意外といつまでも可愛いから大丈夫。子どもが成長したら幸せでなくなるわけじゃない。幸せの形が変わるんだと思う』
『息子が小さい頃の私は、幸せすぎるのと同じくらい、母親業をするのに必死だった。でも今は同じ目線で共有できる時間が楽しい。幸せの形はそのときどきで変わる。投稿者さんの今の幸せは今しかないものだけど、きっとその先にはまた違った幸せがあるから大丈夫！』
大きくなっていくわが子と流れゆく時間。たとえば投稿者ママの3歳と5歳のお子さんとの幸福を、今のカタチのままでは絶対に留めておけない現実を思うと、ときの流れに残酷さを感じるほどです。投稿者ママもきっとその事実を知っているからこそ、今回のトピックを立てたのでしょう。ただわが子を通して経験する幸福が、ここで完結するわけではないことはママたちのコメントが教えてくれている通りでしょう。新しい幸せのカタチに出会って、投稿者ママはまた育児の醍醐味を噛みしめるのではないでしょうか？ 投稿者ママにはぜひとも、今の幸せを存分に味わっていただきながら、来るべき新しい幸せも噛みしめてほしいものと思います！
文・みちはら宵子 編集・きなこ イラスト・マメ美
【つぎ】の記事：＜新台ダイスキ、パパ＞「ママも息抜きしたい！」自分勝手な旦那と離婚した方がいい？【第1話まんが】
関連記事
※＜40代50代、子育てを終えたら＞【前編】育児を卒業したらどのような時間を過ごす？毎日暇になる？- 参考トピ （by ママスタコミュニティ）
- 中学生以上の子供が居る人、毎日幸せ?