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<これはマナー?>【後編】後ろの人のために子どもに我慢させるママの行動は正解?逆に気を遣う?

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前回からの続き。投稿者さんはパン屋さんで出会ったママさんの行動に感銘を受けました。その行動の内容とは、行列の後ろに並んでいた人たちに気を遣って自分たちが買おうとしていたメロンパンの数を減らした……というもの。「なんて気遣いができる人なんだろう」と驚きとともに感動すら覚えたようですね。
しかし帰宅後に旦那さんにパン屋さんでの話をしたところ、旦那さんからは意外な反応が返ってきました。「焼き上がりを待てば後ろの人たちもメロンパンは買えるんだし、子どもに我慢をさせてまで遠慮する必要はなかったんじゃない?」と疑問を口にした旦那さん。投稿者さんはその意見に対して「考え方は人によっていろいろだな」と思うとともに、「ほかの人はどう思うのだろう?」と気になったようです。

思いやり溢れる行動だね!

投稿者さんと同じように、そのママさんの行動に心を打たれたみなさんの声を聞いてみましょう。

『個人的には譲ったママさんの行動は素晴らしいと思う。子どもには我慢させたかもしれないけど、代わりにほかのパンを買ってあげてるし。子どもも「ママはほかのお客さんのことまで考えられる優しい人なんだ」って誇りに思えるだろうし』

『私もそのママさんはすごく思いやりのある素敵な方だなと思います。子どもに我慢や譲り合いを教えるのも大切なことだと思います』

「ほかの人のことを考えて譲れる人はなかないない」と、そのママさんの思いやりに目を向けたコメント。譲り合いを教えるために、子どもに我慢をさせることも大切だとの意見も寄せられました。ひょっとしたら一緒にいたお子さんも、「ママは優しい人なんだ」と誇りに思えるかもしれませんね。

子どもも優しい人になるんだろうね

そのママさんが連れていたお子さんの成長に対して思いを馳せる方もいました。

『きっといつもそういうことをしてるんだろうし、お子さんも親の背中を見て周りに気遣える子に育つかもね』

『そのママさんは後ろの人たちのことまで考えてすごいね、思いやりの人だね。きっとお子さんもそうやって育つんだろうね』

「自分のママが他人に対して優しくしているのを常に見ているから、きっとその子も優しい子に育つんだろうね」と、温かい推測が寄せられたようです。小さな子どもは意外と大人の行動をしっかりと見ているものでしょう。だからこそ特に子どもの前では”お手本になれる大人”でありたい、と考えたのかもしれません。

自分がしたことはいつか返ってくるよ

見知らぬ相手から優しくしてもらえて感動したと話すママもいたようです。

『優しくすれば子どもも見てるんだよね。子どもが幼稚園のころ出先のトイレで並んでいたら、前に並んでた小学校高学年ぐらいの子が「先に入りますか?」って声をかけてくれて、ビックリした。きっとその子も小さいときに譲ってもらったんだろうな』

『いいことも悪いことも自分にいつか返ってくるんだよね』

誰かに優しくしてもらったら「今度は自分も他人に対して優しくしよう」と思えますよね。みんなが親切にしあえば、優しさの連鎖が起こると考えられたのでしょう。自分が誰かにしてあげた親切が、まわりまわって自分のところに返ってくるかもしれません。まさに”情けは人のためならず”という言葉ピッタリです。親切というものは誰かのためではなく、自分のためにするものという考えかたもできますね。

いろいろな正解があっていい

とはいえそのときの状況や考え方によっても、”正解”の行動は違うでしょう。だからこそママたちは「正解をひとつに決める必要はない」と考えました。

『どっちも正解だと思う。いろんな状況があるだろうから、絶対的な正解は決めなくていいんじゃないかな』

『時と場合によるかな。知人宅への手土産だったりそのときに必要であれば買う。ただ自分が欲しいだけなら譲るかも』

『マナーは特にないでしょ。好きにすればいいと思う。周りがどう思おうが、自分の好きにしたらいいよ』

気にせず自分たちが計画していた分のメロンパンを買うのも、後ろに並んでいる人たちのために自分たちが我慢をするのも、どちらも正解でいいと話したママたち。今回のケースではどんな行動が絶対的な正解かを決めなくていいのかもしれませんね。状況や自分の気持ちと相談しながら、そのときに応じた自分なりの正解を考えるのがいいでしょう。

パン屋さんで出会ったママさんの行動に感動を覚えた投稿者さん。「後ろに並んでいる人たちのことまで考えられるなんて」と驚きすら感じたのでしょう。しかし旦那さんはこの行動に疑問符をつけました。旦那さんとしては「待てば買えるのだから、わざわざ我慢する必要はない」と考えたようです。夫婦間でも意見が割れたように、トピックに集まったみなさんの意見もさまざまでした。今回のケースでは”絶対的な正解”というものを決める必要はないのでしょう。どのように振舞うべきか悩んだときには臨機応変に判断をして、自分の感じる”正解”の行動をしたいですね。
文・motte 編集・みやび イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
こんな時、子どもに我慢させる?