<話が違う!>【後編】結婚前の「子どもは二人」の約束が難しくなった。それでも強要する旦那への提案
前回からの続き。現在3歳の娘さんを持ち働きながら子育てに奮闘している投稿者さん。娘さんの妊娠時には重症化した悪阻や切迫早産によって、妊婦生活の大部分を病院で過ごしていたほど大変だったそうです。さらには妊娠中に新卒で入社した会社を辞め、産後には就活と保活を必死で頑張って現在の生活に落ち着いたという投稿者さん。しかしここにきて旦那さんから二人目の話を持ち掛けられます。結婚前に二人で「子どもは二人ほしい」と話していましたが、投稿者さんとしては壮絶な妊娠生活やそれに伴う退職、そして産後の保活、再就職など同じことを繰り返したくありません。二人目を望まないことを旦那さんに伝えると「話が違う!」と怒鳴って家を出て行ってしまいました。
ママたちからは投稿者さんの体を思いやれない旦那さんに非難の声が集まった一方で、「子どもは二人」と思い続けてきた旦那さんに同情する意見もちらほら。そしてどうやら旦那さんは4人きょうだいで育ったために、きょうだいの多い家庭に憧れていたことも判明します。離婚も勧めるママが後を絶たないなか、投稿者さんはどのようにこれから旦那さんと話し合ったり、二人目について考えていったりすればいいのでしょうか。
旦那さんに二人目を産む際の条件を出してみるのは?
『「私の妊娠生活見て何とも思わなかったの?」って聞いてみたら?』
『もしあなたの身体に何かあって子どもだけ取り残されることとか考えられないのかな』
『「産むなら今すぐ仕事をやめて専業になる。下の子が年少で幼稚園に入るまで働く気もない。悪阻が酷い場合は文句言わず子どもの世話と家事をすること」って提案してみたら?』
投稿者さんとしては、激怒して家を出て行った旦那さんに対し自分の気持ちをうまく伝えて、二人目を諦めてもらう方向に持って行きたい様子です。そのためママたちからはさまざまなアドバイスが集まっていました。投稿者さんの妊娠生活がどれほど大変だったのかや、投稿者さんの体にもしものことが起きた際にはどうするのかなどを話し合い、もしもまた同じような入院生活になったら娘さんのお世話をしっかりできるのかなどを確認するのは、効果的かもしれませんね。また旦那さんに二人目を産む際の条件を提示してみるというのも一つの手ですね。
旦那さんは現実が見えていないのかも?
『結婚するときあなたを幸せにするって旦那は約束したんじゃないの? 話が違うじゃん』
『「二人がいいね!」、「三人がいいね!」は若いうちはみんな言うよね。現実見えてないんだからさ』
ほかにも「旦那さんの結婚の条件が『子どもは二人』だったのだとしたら、あなたから旦那さんへ課した結婚の条件は『幸せにすること』だったはず。それならこっちだって『話が違う』と言う権利がある」といった趣旨のコメントをしていたママもいました。付き合っているときや結婚前に思っていたこと、話し合っていたことすべてが結婚後に思い通りになるなんてことは決してないでしょう。誰もが理想と現実のはざまで、自分たち家族にとってベストな選択をしていき、人生を豊かにしていくものです。「結婚前と話が違う!」と怒っている旦那さんですが、妻の体や仕事を心配せず、妻の気持ちを考慮しないなんて「結婚前と話が違う!」と思わず言ってしまいたくなりますね。「『子どもがたくさんほしいね』と自分たちの理想を語るのは誰もがやること」だというコメントもあり、旦那さんには結婚前と結婚後で状況が変わった現実を伝えてあげることも必要なのかもしれません。
一人目の悪阻がひどかったから二人目も辛いとは限らない
『私一人目はほとんど食事も取れなかったし入院もしたし、ずっと悪阻と戦ってた。でも二人目なんて全然悪阻なかった。妊娠してみないことにはどうなるかなんてわからない』
『今の職場は悪阻とかで休むのは厳しそうなの? あまりに酷いなら診断書もらって休むことも可能かも?』
旦那さんに事情や自分の気持ちを伝えること以外にも、投稿者さんが考えたいことはたくさんあります。まずは「一人目の悪阻が辛かったから二人目の悪阻も耐えられないだろう」と思っている点です。妊娠は人によっても、二人目や三人目によってもまったく異なることがありますから、「絶対に二人目も悪阻が大変になる」と決めつけるのは賢明ではないかもしれません。もし悪阻がひどくて入院や、仕事から長期離脱しなければならなくなったら、必ずしも退職しなければいけないということもないでしょう。職場に相談して特別休暇や休職の扱いにすることで、退職は避けられる可能性もあります。また必ずしも二人目を妊娠して出産できるとも限らないのが妊活です。さらには妊活の期限を決めるなどしておくことで旦那さんも二人目を諦めやすくなるのではないでしょうか。
結婚や子育ては理想通りにはならないもの!夫婦間で譲り合えないなら
『「妊娠や育児してみてこんな大変だとは思わなかったから子ども一人」って別に悪いことではないよね。「それでも産め」と言うなら悪阻で動けないときや入院になったときに上の子をどうするか、旦那も会社を休んで育児ができるよう会社に掛け合えるのか、そこら辺のビジョンを旦那に示させ、問題をきちんとクリアしないと話にならないと思う』
『話し合ってお互い妥協するところはして二人目を望むか、無理なら離婚。それ以外にないと思う』
今回、ママたちからはさまざまな方向で投稿者さん夫婦の二人目問題に対するコメントが集まっていました。旦那さんに事情を伝えたり二人目を諦めてもらったり、投稿者さんが二人目を望まない理由の根本的な原因を一つずつ解決してみたりと、できることはたくさんあるのではないでしょうか。しかし大事なことは夫婦がお互いの希望や思いをすり合わせ、寄り添い、譲歩し、二人にとってベストな決断をくだすこと。どうしても譲れないポイントがあるのであれば、離婚を選択しても決して不幸なことではないでしょう。
一方で「親の都合でひとりっ子はダメなこと?」と二人目を作らないことの罪悪感を覚えていた投稿者さん。これについては夫婦二人の総意がもちろん大事ですが、何よりも子育ての主たる担い手である投稿者さんの気持ちを十分に考慮する必要があるはずです。結婚前は「子どもは二人ほしい」と思っていたけれども、実際に出産して子育てをしてみて「一人がいい」となる夫婦は日本中、世界中のどこにでもたくさんいますし、それがその夫婦の正解であれば他人がとやかく言うべきものではありません。投稿者さん夫婦は今回のママたちのアドバイスをもとに、まずはお互いに気持ちに寄り添い、現実的な問題をひとつひとつクリアしていってほしいですね。
文・AKI 編集・みやび イラスト・Ponko
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