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<親子の縁を切る>許すべき?できない……娘への感情に決着をつけるとき【第4話まんが:母の気持ち】

前回からの続き。これは数年前の話です。私カズコは75歳。私は娘・サエコと縁を切ることにしました。幼い頃からサエコは同居する義両親に、「ママに怒られた」と甘え、それでは飽き足らずまわりの大人にも「ママに虐待されている」と嘘をつくように。
まんが-1
高校生になると私が介護疲れで倒れてしまったときに、手を差し伸べてくれず強く突き放されました。あのときの絶望感は今でも忘れられません。一方、どんなときでも私の味方でい続けてくれたのがサエコの4つ下の弟・長男のケンタロウ。家族のなかで唯一やさしい彼だけが、私の心の支えでした。
実母から絶縁された4-1

実母から絶縁された4-2
世間の人は、「母親ならわが子がどんなことをしても、無償の愛ですべて許すべき」と言うのでしょうか。でも、母親だってひとりの人間ですし、心があります。たとえ血の繋がった子どもでも、許せないことや忘れられないことがあるのです。さんざん私を追い込んでおいて、いざ自分が困ったら「助けて」と言われても、今さら納得できません。

実母から絶縁された4-3
私にとってサエコへのこの長年の感情に決着をつけるのは、人生の終わりに必要なことだと思いました。家も処分して、一歩ずつ人生の終わりに近づいている自分。そろそろ何者にも縛られたくない、自分の精神を自由にしてあげたい……そう思ったのです。私はもう、生きているあいだにサエコと会うつもりはありません。私の選択は間違っているのでしょうか。

【第5話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・加藤みちか 編集・荻野実紀子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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