<教育方針の違い>【前編】実母が孫におもちゃを買いすぎる!ありがた迷惑でイライラするけれど……?
それぞれの家庭には、それぞれの教育方針がありますよね。なかには自分が子をもつ親になったことで、自分の両親との育児方針の違いが浮き彫りになってしまった方もいるのではないでしょうか。
今回の相談者さんは、実のお母さんが孫におもちゃを買いすぎることにストレスを感じると相談をしています。
『母がおもちゃを孫に買い過ぎる。敷地内同居の実家。夏休みは週2ほど仕事のために幼稚園と小学生の2人を見てもらっていました。けれど家に帰る度におもちゃが増えていく……。ゲームの景品や絵本、大型おもちゃ……。「目が悪くなるから買わないで」と言っていたタブレット型おもちゃまで。物が増え過ぎてイライラする。もうどうしたら良いのか……。預けさせてもらっている手前何も言えない……』
計画性をもっておもちゃを買いたいと感じることもあれば、大型のおもちゃは置くスペースに悩むと憂鬱になることもあるでしょう。そのうえ相談者さんの場合、「買わないで」とお母さんに話していたものまで購入されてしまい、ほとほと困り果ててしまったようですね。それに対してママスタコミュニティのみなさんは、このようなコメントを寄せています。
わかるわかる!悪いけれどありがた迷惑なんだよね……
お母さんがしてくれていることやプレゼント、ありがたくは思いますが「買わないでと言ったのに!」とモヤモヤしてしまう相談者さんの気持ちもわからなくありません。
『うちも「買わないで」と言って釘を刺しておいたすべり台とか乗用玩具を買って送ってきたりする。つい先日も、でっかい段ボールが2つ届いたから何事かと思ったらドラムセットと椅子。そして昨日は、もう沢山あるから要らないと言っていたのに洋服の詰め合わせ。安いやつ30点弱。置き場がない。ハンガーも足りない。家が片付かない。イライラしすぎて泣いた』
子どもたちが自分でお片付けができるのであればまだよいのですが、そうでない場合、物が増えれば片付けや掃除もその分大変になってきます。ご家庭の方針が「1つのおもちゃを遊びつくしてから次のおもちゃを購入したい」だった場合、お母さんのプレゼントは“ありがた迷惑”になってしまう気持ちも理解できます。
子どもの相手が大変な年齢。もしかしたらおもちゃで助かっているのかも?
しかしお母さんの視点で考えてみてください。実の親だって、「ママ、見てみて!」「ママ、一緒に遊んで!」と催促する子どもに何時間も付き合うのは大変です。少しボーっとしていれば、「ママ、ちゃんと見て!」と言われるでしょうし、雨が降ってきて一瞬洗濯物を取り込んでいるあいだに壁に絵を描かれていたり、お水で洗面所がびしょ濡れになっていたり……想像するだけでも大変なことは山ほどありますよね。
もしかしたらそういったときの対処として、お母さんはおもちゃを買い与えていたのではないでしょうか? 正直、タブレットを集中して見てくれている数分は、自分の時間ができます。おもちゃできょうだい仲良く遊んでくれていたら、そのあいだに家事などをすることもできますよね。
『幼稚園と小学生の相手するのは大変でしょ。預けているならそれくらい目をつぶりなよ。嫌なら母親が子どもたちの遊び相手になりましょう』
『ママがいないと我儘言いたい放題や暇だつまんないと泣き喚く子も多々いる。少しでもトラブル避けたいゆえのオモチャなのでは?』
『公園とかもね……幼稚園と小学生じゃ遊具の遊び方も違ってくるし、おばあちゃんにはしんどそう。暑いし、何時間も遊ぶのはキツそう。それよりお金あるなら涼しいお店でブラブラ買い物してアイスでも食べて家で買ったオモチャで遊んだほうが時間つぶせそう』
「公園で遊べばお金がかからない!」は確かにその通り。しかし暑かったり寒かったりする季節にずっと外にいるのは、おばあちゃん世代にとっては大変なことでしょう。
ついつい「約束したのに!」などイライラしてしまうかもしれません。しかし、お母さんだって「大変だから面倒はみない」と言ってしまえるにもかかわらず、工夫をしつつ一生懸命子どもたちを見てくれているのです。そう考えてみると、捉え方も少しは変わってくるのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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