サバ缶はツナ缶と比べて使い勝手が悪い?いえ実は使い方自由自在!美味しいメニューをご紹介
非常食にも常備食にもなる缶詰。どこのお宅の棚のなかにも1つや2つ常備しているのではないでしょうか。今回ママスタコミュニティに寄せられた投稿は、缶詰のなかでも「サバ缶」についてのお悩みです。
『サバ缶ってどうやって食べている? 水煮、みそ煮どちらでも。どんなふうにして食べているか教えて!』
まぐろやかつおのオイル漬け、いわゆる「ツナ缶」はサラダや炒めものなど、さまざまな料理に使えて便利ですが、サバ缶はどうでしょう? 投稿者さん同様、どうやって使ったら良いの? と迷っているママもいそうです。上手に使って美味しく食べるコツとアイデアが届きました。
サバの水煮缶の使い方あれこれ
スーパーなどでよく見かけるサバ缶は、「水煮缶」と「みそ煮缶」の2種類があります。最近では、カレー、醤油、オイル漬け缶などもあるようですが、一般的には水煮とみそ煮でしょう。まずは、水煮を使ったレシピの紹介です。
そのままでも十分に美味しく食べられる
『ツナ缶と同じ。キャベツと千切り人参入れて、マヨネーズとからしで和えるのが好き』
『ツナのように生野菜のサラダにトッピング。豆腐サラダに醤油系のドレッシングで食べると合う。ワカメも一緒に』
まず挙げられたのがツナ缶のように、サラダとして使う方法です。「生の玉ねぎの上に乗せるだけ」というコメントもありました。生野菜だけでは栄養素が足りない、と感じるときには便利なアイテムですよね。
『冷奴にサバをドーンと乗せて、青ネギ多めに散らして胡麻油と醤油かけて食べる』
『大根おろしかけて食べるのが好き。あと千切りのシソを乗せたりして』
こちらは「お酒のおつまみとしてもぴったり」とのこと。冷奴や大根おろしも、サバ缶を乗せるだけでボリュームがアップしますね。
煮物・汁物、何でもOK
『キャベツやにんじん、大根などの味噌汁に入れる。骨まで柔らかい“あら汁”の完成! 野菜たっぷりで栄養満点』
「サバ缶に長ネギたっぷり、きのこ類と一緒にしたみそ汁は美味しい」という声もありました。このママは好みの味噌があるため、あえてみそ煮缶ではなく水煮缶を使っているそうです。
『サバ大根。ブリの代わりに使うよ』
和食の定番ブリ大根も、サバ缶を使えば手軽に“サバ大根”に仕上がります。
『トマト缶とスパゲッティにして食べるのが好き』
こちらは洋風アレンジです。ひき肉入りのミートソースを作るよりもずっと短時間で手軽に作れますね。
味のついたみそ煮缶の使い方は?
すでに調味されている「みそ煮」はどう使うのでしょうか。
パスタ・グラタン・カレーと使い方は自由自在
『みそ煮をほぐして大量の刻み大葉と混ぜて、茹でたパスタと和えるだけ。激うまだよ!』
パスタの具材はサバのみそ煮と大量の大葉のみ! 大葉も刻まずに手で小さくちぎれば、包丁いらずの簡単スピード料理ですね。
『レンジでチンしたじゃがいも小さく切って、その上にサバみそ、チーズを乗せて、オーブンへ』
グラタン風に仕上げるママもいました。みそとチーズの組み合わせも絶妙な美味しさですよね。
『茹でた素麺、みそ煮、ニラ、玉ねぎを炒める。味つけは顆粒だし、塩胡椒、醤油』
素麺チャンプルーのような仕上がりでしょうか。
『サバカレーにしたり、オートミールリゾットに入れる』
こんな変わったアレンジも
『素麺のつけ汁に入れると美味しいよ』
「水煮缶は素麺や蕎麦のつけ汁に」とのコメントは他のママからも聞かれました。
『水気を切って、片栗粉まぶして竜田揚げ。下味がついてるし、火も通ってるから、少ない油で揚げ焼き。簡単』
少ない油と短時間で竜田揚げの完成とは! 魅力的ですね。夕飯の一品だけでなく、お弁当のおかずにも重宝しそうです。
『みそ煮の炊き込みご飯にします』
『麻婆豆腐ならぬ麻婆サバ缶をよく作るよ。ピリ辛が美味くて』
「炊き込みご飯」に「麻婆サバ」などアレンジ次第でメニューの幅がぐんと広がります。
サバ缶が苦手な人も新たな食べ方を発見してみて
サバ缶には、ツナ缶と違って大きな骨がゴロっと入っているため「あの骨がどうも苦手」という声もありました。なかには「独特の臭みが苦手」という声も。骨が苦手な場合は、炊き込みご飯にしてほろほろになるまで火を通す、臭いが気になる場合は香味野菜をたっぷりのせる、カレーに入れる、などの工夫をしてみてはいかがでしょう。
またサバが苦手というママからは「サバ缶でハンバーグを作っている」というコメントもありました。サバ缶にプラスして豆腐を入れればふわふわハンバーグに、ひき肉を入れればジューシーなハンバーグに仕上がります。同時にサバの存在感も気にならなくなるでしょう。こうしたアレンジで料理であれば「サバ缶」が苦手な人も積極的に使えるようになるのでは?
栄養価の高いサバも缶詰なら手軽に食べられる
サバにはコレステロールや中性脂肪を減少させる効果があるとされるDHA(ドコサヘキサエン酸)や血液をサラサラにする効果のあるEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれています。
体にうれしい栄養素が含まれているサバですが、魚をさばくなど一から調理するとなると面倒に感じる人も多いかもしれません。その点、缶詰は調味加工されているので、そのまま食べても良し、調理に使っても良しと、と手軽に利用できます。
お子さんの魚嫌いで困っているご家庭があれば、サバ缶を使ったカレーやハンバーグはいかがでしょう。サバの塩焼きやみそ煮といった、“魚そのもの”として目の前に出されるよりも、ずっとハードルが低くなり、魚と気がつかずにお子さんの箸も進むかもしれませんよ。
今回寄せられたママたちのアイデアレシピを参考に、積極的にサバ缶を利用すれば、魚料理が食卓にあがる頻度も増えるのではないでしょうか。
文・すずらん 編集・秋澄乃 イラスト・Ponko
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