<私が実家に依存?>「援助は自己満足」寂しいけれど長女夫婦の決断応援【第4話まんが:父の気持ち】
前回からの続き。3年前のお話です。私には子どもが3人、長男、長女、次男がいます。みんな結婚し、長男は敷地内同居。長女と次男はともに近所に住んでいます。長男はもちろんですが、全員に家の購入資金を援助してやりました。住む場所に困らないのは心の安心につながるだろうし、何よりのプレゼントをしてやったと思っています。それにみんな近所に住んでくれていると、いつもにぎやかに過ごせるし、老後も心配いりません。「父さん、助かるよ」「お父さん、ありがとう!」なんて言われると、本当に満たされた気分になります。
しかし長女の婿(道久くん)が最近うちに来るとつまらなそうにしています。正月にもかかわらず、まるで子どものように「お腹が痛い」と姿を見せようとしなかったのには、さすがに腹が立ってしまいました。
妻によると、長女は「ごめんね」と言って帰っていったそうです。しかし道久くんからは何の謝罪もなし。家を買ってもらって、結婚式の費用も出してもらって、いったい誰のおかげでいまの生活があると思っているのか! 怒りがおさまりません。
しばらくして長女が1人で訪ねてきました。
長女はオブラートに包みながら話していたものの、どうやら私がよかれと思ってやった援助や私たちの態度に不満があるようなのです。信じられません。妻は「気を遣ってしまうわよね」と思いのほか話を素直に受け止めているようです。
長女は「夫と実家の関係をフォローするのも私の役目。私はずっと、家族の軸足が実家のままだったのかもしれない」とつぶやきました。
結婚費用や家の購入資金を援助したのも、長女夫婦のためだと思っていましたが、私の自己満足だっただけなのかもしれません。2人の予算内で身の丈にあった結婚式を挙げるのがよかったのかもしれない。さらに夫婦で条件を決め、それにあった家を決めていれば、もっと夫婦の絆が深まっていたのかもしれません。その機会を奪ったのだと思うと、少し申し訳ない気持ちもしています。
これからは長女夫婦が決めたことをぐっと我慢して見守っていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・Ponko 編集・秋澄乃
【つぎ】の記事:<嫁姑問題>義母に好かれていない私。小さな嫌味に苦しむ……「でも波風立てたくない」【前編まんが】