<普通のこと?>人を誘うことが苦手なわが子。このままでいいのか不安と焦りが止まらない……
人付き合いが上手な子、苦手な子、子どもによってさまざまですよね。子どもに限らず大人でも人付き合いの得手不得手で悩まれる方もいることでしょう。今回ママスタコミュニティに寄せられたのは、わが子の人付き合いについて不安を感じているママからのものでした。
『小4になるわが子は、放課後一緒に遊ぶほど仲のいい子がいないみたいなんです。小学生って放課後にお友だちと遊ぶことが当たり前だと思っていたし、実際楽しそうに遊んでいる同級生たちを見ているとモヤモヤしてしまいます。
うちの子は自分から誘うことが苦手で、近所の子から誘われたとき以外遊びに行くことはありません。でも本人は誘われたらとても嬉しそうなので、本当は遊びたいんだと思います。このままでいいのか、親の私が不安でたまりません』
放課後、わが子が一緒に遊ぶお友だちがいないことに気づき、不安を感じている投稿者さん。目につく子どもたちは放課後楽しそうに遊んでいるのに、うちの子は誰とも遊んでいない。そのような状況にこのままでいいのかと投稿者さんは焦りや不安を感じているようです。
同じ不安や焦りを抱えるママたち
『わかる。不安になるよね』
『うちの子も同じような感じだから、私も焦っています』
投稿者さんと同じようにわが子に対して不安や焦りを抱えているママから共感の声が寄せられました。
学校が終わる時間帯に公園などで遊んでいる子どもたちを見ると、放課後に遊びに行かないわが子に対し「うちの子は大丈夫なの?」と不安に感じてしまうのかもしれません。ママが焦っても仕方がないこととわかっていても、焦る気持ちもよくわかりますよね。
放課後に遊ぶ時間が取れない子もいる
『終業式とか学校行事で早く帰れるとき以外、遊べる日ってなかなかないよ』
『うちの子は今小2だけど、習い事や放課後預かりへ通っているので、放課後に遊ばせることはないですね』
放課後にお友だちと遊ぶ子もいれば、習い事や家庭の事情などから遊ぶ余裕がないお子さんもいるようです。そういった目で見ると、「放課後にお友だちと遊ぶ」ことは、必ずしもデフォルトとは言えないのかもしれません。しかしつい「普通は」という言葉に囚われてしまって、不安や焦りを感じてしまうんですよね。
ママたちからのアドバイス
誘われると嬉しそうに遊びに行くわが子。しかし自分からは誘えない性格。このようなわが子に対しママはどうすればいいのか、ママたちの声を見てみましょう。
自分から誘えるようなアドバイスをする
遊びたいけれど誘えないわが子へアドバイスしたことがあるというママからは、こんなコメントが届きました。
『うちの娘は小2の1学期までは、誘われたときだけ遊びに行っていて、自分から誘うことは恥ずかしくてできなかった。でもそうなると、自分の好きな子とは遊べないんだよね。だから「自分から誘うことが恥ずかしいのはわかるけど、それだといつまでたっても遊びたい友だちと遊べないよ」って言って聞かせた。そこから少しずつ声をかけるようになったみたいで。いま小3だけど、毎日のように友だちと遊びに行っている』
誘えるようになるまで時間は掛かってしまうかもしれませんが、誘わないことで子ども自身にどのようなデメリットがあるかについて話して聞かせることはいいかもしれませんね。
お子さんがママからのアドバイスを元に勇気を出して行動できれば素敵なことでもあります。しかしすべてがうまくいくわけではありませんよね。もしお子さんが勇気を出して行動した結果、断られたりうまくいかなかったりした場合は、ぜひママがわが子の心のケアをしてあげてくださいね。
性格・個性だと受け止める
『私自身がそうで、大人になった今も自分からは誘えない。性格だよね。学校で孤立しているとかでなければあまり心配しなくてもいいと思うよ』
『結局、性格なんだよね。うちの長女は大人しくてほとんど遊びに行かないタイプ。長男と末っ子は活発で毎日遊ぶ約束をするタイプ。長女の友だち関係についてはずっと心配だし、周りの子が外で遊んでいるのを見かけては私もモヤモヤしている。でも子どもの性格なんだと納得するようにしているよ』
ママからアドバイスをすることはできても、最終的に行動する・しないを決めるのはお子さん自身です。遊びに誘うことが得意な子もいれば、苦手な子もいるでしょう。誘えないことはあくまでも個性のひとつであって「良い・悪い」、「普通・普通じゃない」という物差しで考えても仕方がないのかもしれませんね。
子ども自身がどうしたいかを知ることからはじめよう
『勇気を出して誘えたら、遊ぶようになるかもしれないけど、気の合う子ができるまで親はゆっくり待つ』
『小4だと友だち関係に変化が起こる時期だし、親の声かけよりもお子さん自身の意志の方が大切かもしれませんね』
子どもが心配になるあまり、ついつい過干渉になってしまうことってありますよね。しかしそんなときこそ大切なのは、子ども自身の意思やどうしたいかという思いかもしれません。まずはお子さんを見守り、話を聞いてあげることからはじめてみてはいかがでしょう。
子どもの行動を見ていてなんとなく……と決めつけるのではなく、面と向かってお子さんと話をし、本心を聞いてみる。お子さんの話を聞くことで見えてくることがきっとありますので、内容に応じて対応・対処していけばママの不安や焦りも少しは解消できるかもしれません。
「周りの子は」や「普通は」という言葉は一旦置いておいて、お子さんの気持ちに寄り添ってあげることで、ママの不安や焦りだけでなく、お子さんの悩みや不安なども解消できるかもしれません。ぜひ親子で一緒にこれからについて考えてみてくださいね。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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