「夫婦のコミュニケーション力アップ」の秘訣は?【松本利夫さん、EXILE ÜSAさん、EXILE MAKIDAIさん・第4回】
自宅にいる機会が増えたことで、夫婦間で相手の嫌なところが目につきやすいコロナ禍。6歳の男の子を育てる松本利夫さん、3歳の男の子を育てるEXILE ÜSAさん、1歳の男の子を育てるEXILE MAKIDAIさんは、一緒にいる時間が増えたことで逆に夫婦のコミュニケーションが取りやすくなったといいます。いったいどのようなコミュニケーションを心がけているのでしょうか。言いにくいことをサラっと相手に伝える方法とは?
「会話+α」で心の距離感がより縮まる
――みなさん奥さまと仲が良さそうですね。夫婦でのコミュニケーションで何か意識していることはありますか?
松本利夫さん(以下、松本):僕は、夫婦で楽しい時間を共有することを意識しています。これを話すのはちょっと恥ずかしいんですけど……めちゃくちゃ奥さんのことを触ります(笑)。
(一同笑い)
EXILE MAKIDAIさん(以下、MAKIDAI):まつさん、まつさん、それ……(笑)。
松本:いや、腕にタッチするとかそういうのだから(笑)。普段からめちゃくちゃ触りますよ。たとえば、帰ってきたときに「ただいま」と言いながらハグしたり。
――お子さんが6歳になった今でも、それをずっと続けていらっしゃるというのがすごいですね。
松本:たとえば、子どもを送った帰りは2人で手をつないで帰ることもありますよ。触れる時間を増やしているかもしれないですね。相手に触れているときってやっぱり安心するじゃないですか。人は、触れている時間が多いほうがその人と仲良くいられるのかなと思います。単純ですけど、いつまでも仲良くいるためにはスキンシップを取ることは大事なのかなと思います。
――ÜSAさんはいかがですか?
EXILE ÜSAさん(以下、ÜSA): 1日の出来事とか何でも奥さんと話します。くだらないことでも何でもいっぱい話します。もちろん、会食などでお酒が入っているときは、疲れてそのまま寝てしまうこともありますよ。
でも基本、毎日話しますね。話をすることによってお互いどういう状況かよくわかるからすっきりするんですよね。とにかく、今起きていること、思っていることをお互いに情報共有しておけばズレがないかなと思って。
相手への不満もサラっと言えるコミュニケーション術とは?
――MAKIDAIさんは、奥さまとのコミュニケーションで心がけていることは?
MAKIDAI:うちもお互いにいっぱい喋ります。家でも外でも、2人でも、子どもがいても、一緒にオープンスペースやリビングに行ったり、キッチンにいたりして、なるべく一緒にいるようにしています。
とはいえ、日々生活してくると、ちょっとした生活のズレが気になることもあると思うんです。そんなときは冗談半分でこういうんです。「君って本当に……やめておこう」みたいな(笑)。
そういうのを使ってよく2人でふざけたりしています。これはけっこうおもしろくて、2人であえてふざけて笑い合うのもいいなって思っています。
奥さんが家事などで忙しくて手が空いていないときはしませんが、ちょっと手が空いてるなと思ったタイミングを見計らって、肩を揉んであげたりもします。でも、「ちょっと今じゃない」みたいなときもありますけど(笑)。
松本:「ちょっとやめて!」と言って、揉んでいた手を振り払うように肩を回されちゃったりしてね(笑)。
MAKIDAI:そんなこともあるよね(笑)。自分としては、奥さんと同じ空間にいるから接点を増やしたくなっちゃうんですけど、コミュニケーションを取るのは大事かなと思います。
一緒にいればいるほど仲が良くなるワケ
――みなさん、すごく積極的にコミュニケーションを取ろうとしている感じがします。ライブなどで家を空けることが多いからですか?
松本:そんなことではないですね。時々、家にいる時間が長くなればなるほどケンカが増えるという話も聞きます。でも、うちはケンカすることはほとんどないですね。奥さんがほわっとした感じの人で、そんなに怒ることがないんですよ。一緒にいる時間が長ければ長いほど、仲良くなれたなと思っています。
ボディタッチや夫婦間での会話など、相手とのコミュニケーションの回数を増やすことで自然に夫婦仲は良くなってくるんじゃないでしょうか。
(編集後記)
夫婦2人での生活はもちろんのこと、子どもがいたらなかなか夫婦2人でのコミュニケーションを取ることが難しい場合もあります。会話やマッサージ、スキンシップなどを通して、お互いに意識してコミュニケーションを取ることを心がけるといいかもしれませんね。次回は「イクメンパパでも思わずママにお願いしたくなること」について、お話を伺います!
取材、文・長瀬由利子 編集・山内ウェンディ