<価値観の違いに引く>自分の介護は絶対わが子にしてもらうと言い切る旦那。今どきどうなの?
人は誰しも歳をとり老いていくもの。老いていくなかで、日常生活が自分だけではままならなくなったとしたら、皆さんは誰に介護をお願いしたいですか? 今回ママスタコミュニティに寄せられたのは、投稿者さん夫婦の介護に関する話題でした。
『何気ない会話の流れで、自分たちの介護の話になったんだけど、旦那は「他人に世話されるなんて絶対にイヤだ。子どもに見てもらいたい」って言い出して正直ドン引きした。みんなもわが子に介護してもらいたいものなの? わが子に介護してもらうなんてイヤだと思うことが普通だと思っていた……』
何気ない会話からはじまった、自分たちの老後の話。どうやら旦那さんと投稿者さんでは意見が食い違うようですね。他人に介入されることを避けたい旦那さんに、わが子に介護をお願いすることは避けたい投稿者さん。どちらが多数派なのでしょう。ママたちの声を見てみました。
旦那さんたちはわが子に介護してもらいたい?
『うちの旦那も冗談だとは思うけど、「おまえらお父さんの面倒たのむでー!」とか言うから、「子どもに苦労をかけたいの? ありえないよ!」と私は言っている』
『今旦那に同じ話をしたら、投稿者さんの旦那さんと同じ考えだった』
みんながみんな同じ考えではないですが、投稿者さんの旦那さんと同じく「老後はわが子に介護してもらいたい」と話す旦那さんの声がいくつか寄せられました。
介護に関して他人に世話を任せることについて否定的な声はありますが、何がいけないのでしょう。プロの手が入ることで、多くの問題が解決し、お世話される方も快適になるかもしれませんよね。
旦那さんたちは、なぜわが子が介護をしないとイヤなのでしょう。そのあたりを詳しく聞ければ、ママたちも納得したり、旦那さんと話し合いしたりできそうですよね。
親子お互いのためにも介護はプロに任せるのがいい?
『私は他人に見てもらった方が気楽かも。わが子が自分の介護で疲れたり、イライラしたりしている顔を見たくない』
『わかる、老いていく自分を世話させるのなんて絶対にイヤだ。子どもには子どもの人生があるわけだし、介護はプロに任せるほうが安心だよ』
介護に対し、さまざまなサービスや支援があるなか、それでも親の介護は子どもが行うものという意識がある人もいるのかもしれません。しかしママたちからは、子どもの手を煩わせたくないといった声がたくさん寄せられていたのです。
『今どき介護は外注が当たり前』
現代の介護は「外注が当たり前」という声からは、介護を行うことの大変さや苦労を物語っているようですね……。
介護従事者の方からのシビアな声
『介護士の仕事をしています。たまに自分の両親の介護する姿を想像するけど、何度想像してもムリ。やっぱり他人だからできることだと思うよ』
『他人の介護はできるけど、実親の介護はできない。なぜなら、老いて行く親を目の当たりにしたら、他人のようには見られないから』
実際に介護のお仕事をされているママたちからも声が寄せられました。介護の仕事をしていても、実親の介護は厳しいとはなかなかシビアな意見です。やはり他人であるからこそ「仕事」として割り切れるのかもしれません。
家族が介護をすることは、相当な気力・労力が必要になりますよね。その上「家族だから当たり前」というレッテルを貼られてしまうと、逃げ場がなくなってしまいそうです。
そう考えると、家族以外が介護を行うことで解消できる問題はたくさんありそうです。プロに介護をお願いすることで、救われる家族も多いのではないでしょうか。
介護に対する考え方、正解や答えは1つではない
『みんながみんな、わが子に介護してもらいたいわけではないと思う。でも子どもに介護してもらいたいと思う気持ちを変だとは思わない』
『他人に介護をしてもらいたくないとか、施設に入りたがらないとかを、イコール「悪」と決めつけるのは同意できない。ケースバイケースだし、人にはいろいろな感情があるから』
将来自分たちの介護をわが子にさせたいか、させたくないのか。今回のママたちの答えは「させたくない」が優勢でした。しかし実際のところ、どちらが正解とはいい難い問題なのかもしれませんね。
介護はすべて外部の方にお願いできればいいですが、介護をしてくれる方や施設が近くになかったり、金銭面の負担などの問題が出てきたりすると、思うように実現できない可能性もあります。しかしできればわが子に迷惑をかけたくないという気持ちもわからなくはありません。
わが子に介護をお願いしないで済むために今からできることと言えば
・自分たちに介護が必要になったとき、どのような支援が受けられるか調べておく
・自分たちはできる限り介護を外注できるように資金を確保しておく
この2つかもしれません。
もちろん子どもの意思や声も聞いておきたいですよね。そう考えると、自分たちが元気なうちから、子どもと一緒に将来についてしっかりと話し合ったり準備しておいたりすることは、お互いのためにも大切なことかもしれません。
夫婦で意見が異なるなら、何が正解なのかを決めつけるのではなく、自分たちがどうしたいかをご夫婦でしっかり話し合うところからはじめてみてはいかがでしょう?
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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- 我が子に自分の介護をしてもらうなんて嫌!って普通じゃない?