＜元旦那の姉の葬儀＞【後編】離婚したけれど義姉は優しかった。でも元義実家には関わりたくない……
前回からの続き。元旦那さんのギャンブル癖や借金で、10年前に離婚をした相談者さん。現在、離婚後も自分と子どもたちに優しくしてくれた元旦那さんのお姉さんが亡くなり、友人を介して相談者さんは、元旦那さんから「葬儀に参列してほしい」とお願いされたそうです。相談者さんは、「元旦那の家族には関わりたくない」という気持ちと、「お義姉さんへの感謝からお見送りしたい」という気持ちで、どうするべきか悩んでいるようです。
香典狙い？元旦那の話は裏を勘繰りたくなる
ママスタコミュニティに集まったコメントでは、お葬式へ参列するという意見はなく、「お通夜だけ参列する」と「参列しない」でわかれました。しかしもし相談者さんが参列することになった場合、懸念するのはやはり元旦那さんのこと。元旦那さんがどういった人だったのか詳しくは書かれていませんでしたが、相談者さんの「元旦那家族には関わりたくない」という一文から、常識では計り知れない当時の大変さが伝わってきますよね。ギャンブル癖や借金があったことを考えると、「もしかしたら元旦那さんが相談者さんを呼んだのは、お香典目当てなのではないか？」と疑う声も少なくありませんでした。
『香典欲しさだと思うから行かなくていいと思う。良くしてもらったとはいえ、他の家族は旦那も含めて最低なんでしょ。こう言うとなんだけれど、義姉はもういないわけだし。他の家族が良い人なら行っても良いと思うけれど。香典出せるならタカられると思われても困るしね』
『義姉さんはご結婚されているのかな？ されているなら、義家族の手に渡らないよう義姉さんの旦那さんにお香典を渡す』
『お香典もちゃんとお義姉さんに使われるかわからないし、それを機に連絡を取ろうとしてくるかもしれない。どういう最低具合かわからないけれど、お義姉さんが援助した分を返せとか意味のわからないことを言い出したりしないかなって思うし。お義姉さんが良い人で、ストッパーになってくれていたのかもしれないと思うと、元旦那が葬儀に来て欲しいって話も裏を勘ぐりたくなる』
お金に困っている元旦那さんということなので、今回のお香典だけにとどまらず、相談者さんからお金を借りたいなど、今後の面倒なお願いのために相談者さんを利用しようとしている可能性もあります。
やっと切れた縁なのに、今回関わりをもってしまうと、今後執着されて相談者さんが不幸になってしまうばかりなのかもしれません。このあたりもきちんと対策を講じておきたいものですね。
葬儀とはいえ、自分の心のままの選択で構わない
『行かずにずっとモヤモヤするくらいなら行く。御焼香だけしてさっと帰る。行きたくないのであれば行かなくていいと思う』
『自分の気持ち次第では？ 最後のお別れをしたいと思うなら、お通夜だけ行けばいいし、そこまでじゃないのなら、心の中でご冥福を祈っておく』
お世話になったお義姉さんに最後の挨拶がしたい気持ちはとてもよく理解できますね。しかし葬儀に参加したことで、元旦那さんとまた関わりができてしまい、相談者さんやお子さんたちが不幸になってしまう未来も避けたいですよね。
まずは元旦那さんが招いてきた理由をいろいろと考え、どうすることが自分たち家族にとって良いことなのか考えてみるのはどうでしょう。考えた結果、元旦那さん一家に関わらないようにしながら参列するのも良いでしょう。もし参列しないと決めたとしても、故人を偲ぶ方法は、手を合わせたりお墓参りをしたりとたくさんあります。相談者さんにとって悔いのないような決断ができること、心より願っています。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・なかやまねこ
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