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<元旦那の姉の葬儀>【前編】離婚した最低な元旦那の優しいお姉さんが亡くなった。葬儀に参列する?

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生前とてもお世話になった人のお葬式なら、今までの感謝の気持ちやお悔やみを申し上げたい気持ちから、参列したいと思いますよね。しかしその場に絶対に会いたくない人がいた場合には、一体どうしたらいいのでしょうか。今回の相談者さんは、元旦那さんのお姉さんが亡くなったことで悩んでいます。

『元旦那のお姉さんが亡くなったって連絡が来た。みんなならどうする? 元旦那とは10年前に離婚。離婚理由は元旦那のギャンブル癖と借金。お義姉さんは当時からすごく良くしてくれて、そんな最低な元旦那に変わってお金を援助してくれていろいろと助けてくれた』

離婚をしてからもお義姉さんは、「生活は大丈夫か」「困ったことはないか」「子どもは元気か」などと10年のあいだに何度も連絡をくれていたそうです。お子さんの入学など節目のときにも、元旦那さんは何もしてくれなかったのに、お義姉さんは都度お祝いをくれていたとのこと。

『そのお義姉さんが亡くなったと、共通の知人経由で連絡が来た。元旦那が葬儀に来て欲しいと言っていると。お義姉さんのことは今でも嫌いじゃないし、亡くなったと聞いたときにはショックだったし、恩もたくさんある。でも元旦那とその他の家族は本当に最低だったし、二度と顔も見たくないくらい嫌い。みなさんならどうする? 最後だから葬儀に行く? それとも元旦那たちに会いたくないから行かない? 行かない場合、香典だけ出す?』

お義姉さんにたくさんの感謝の気持ちがあって、最後に顔を見たいと思っている相談者さん。しかしその場には、最悪な別れ方をした元旦那さんや、その味方をしていた義両親たちがいます。もしもみなさんなら、お世話になったお義姉さんのお葬式に参列しますか?

嫌いな人だらけの葬儀。少しの時間だけ参列する

今回集まったコメントは、「参列する」「参列しない」、意見が真っ二つにわかれました。元旦那さんからは、葬儀“だけ”に来てほしいと言われていたのか意味合いはわかりません。ただ、もし参列したとしても、ほとんどのママさんたちが「お通夜だけに参列する」という考えのようでした。

『お義姉さんの恩を今も感謝していて、義姉さんを想う気持ちがあるのなら……私の立場ならお焼香だけさせて頂く』

『私なら葬儀は行かない。お通夜に行ってお焼香する。今はコロナで身内でないなら長居しないし』

『私ならお通夜に行ってお焼香だけするかな。ただただそのお義姉さんに感謝とお別れをしに行く。受付で当たり障りない挨拶と帰り際にペコッて会釈するだけ』

みなさん、「お世話になったお義姉さんに最後の挨拶をするためにお焼香はあげるけれど、元旦那さんたちとは最低限の関りすら持たないよう注意する」と答えてくれました。いまは感染症の影響で、人が多く集まる場では、公共のマナーとして「余計な会話はしない」「長居はしない」などが求められる可能性もあります。それに準じて故人に挨拶だけしてサッと帰宅するというかたちをとったとしても、まわりから特段不思議には思われないはずです。

葬儀には行かない

「自分だったら行かない」と答えた人は、元旦那さんの家族に強い警戒心を持っているようです。元旦那さんを含めた元家族がどのようなひどいことをしたのかまでは書かれていませんでしたが、もしあまりにひどいことをされていたのなら、高いリスクがあります。亡くなったお義姉さんも相談者さんの身を案じて「無視に参列しなくても良い」と思ってくれているのではないでしょうか。

『恩がたくさんある人でも、状況がそんな風なら私なら弔電だけにする。手を合わせるのは家ですればいい』

『式場がわかっているのなら供花か供物だけ出すだけでもいいと思う』

『通夜、葬儀に参加なしで良いと思うわ。わけあり元旦那と家族なら、香典の金額とかで余計な詮索しそうだし、お悔やみの電報でも送ったほうが気持ちは伝わると思う。その後納骨されてから墓参りに行けば良いと思うけどね』

『私なら葬儀は行きません。改めて手を合わせる機会があれば、お墓なりお焼香なり伺う機会はあると思う』

もし参列しなかったとしても、故人を偲ぶことはできます。弔電を送ったり、供花・供物を送ったりするだけでも、お義姉さんはきっと喜んでくれるはずです。もしお義姉さんが結婚をされていたようであれば、元旦那さんの耳に入らないようお義姉さんの旦那さんにお願いしてお焼香をさせてもらったり、後日お墓参りに行くこともできます。

恩返しは、お葬式やお通夜に出ることだけではありません。今回のような事情があるのなら、下手に無理をして自分が不幸になるより、一度落ち着いてからお義姉さんのことを考えても良いはずですよ。

後編へ続く。

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・なかやまねこ

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