<ママ友いらない派の疑問>ママ友と深い付き合いをするのはなぜ?挨拶程度のほうが子どものためでは?
子どもが幼稚園や小学校に入ったり習い事をしたりすれば、必然的に子どもの友達のママと知り合う機会が増えていきます。人によってはママ友と挨拶や立ち話以上の親しい関係性になることもあるでしょう。子ども抜きで食事に行ったり、互いの家に遊びに行ったり、はたまた悩み相談に乗ってもらったり。そんな中ママスタコミュニティにはママ友に関するこんな投稿が。
『なんでママ友とランチしたり、家の行き来したりそこまで深い付き合いするの? 会ったときに挨拶したり少し会話したりする程度のほうが、よっぽど子どものためになると思うんだけど』
投稿者さんはママ友とはランチに行ったりおうちに行ったりするのは否定的な考えのよう。学校や習い事で顔を合わせる際の挨拶や立ち話程度にとどめておいたほうがいいのでは? という疑問を投げかけました。この投稿に対してママたちからはさまざまな意見が集まりました。
「ママ友」ではなく気が合う友達!
『ママ友だって人と人なんだから、気の合う人なら友達になってくんだよ。出会いが子ども付き合いってだけよ。「ママ友」っていうのにこだわりすぎじゃない?』
『気が合うからランチ行ったりする仲になるんだよ。ママ友から友達になったら、子どものためとかじゃなく』
“ママ友”と聞くと、なんとなく「面倒なトラブルなどに巻き込まれないように表面的なお付き合いにとどめておくべき」イメージを持っている人もいるでしょう。しかしママたちのコメントには、子どもがきっかけで出会ったとしても、お付き合いをしているうちに“ママ友”ではなく“友達”という感覚を持つようになった経験が溢れていました。「ママ友だから誰とでも深い付き合いをしているのではなく、気が合う友達と深い付き合いをしているんだよ」という意見もありました。
『赤ちゃんのときから仲良しのママ友、子ども同士は異性で中学生だけど、もはや子ども抜きで買い物もランチも行く。価値観が一緒で生徒会とか一緒に活動。小学生のときのスポ少で苦楽を共にしたママ友はもはや戦友! 飲みにも旅行にも行くよ』
中には子どもが赤ちゃんの頃に知り合ったママ友と、10年以上経った今なおずっと仲がいいというママもいました! 価値観が一緒で気が合うという性格の相性だけでなく、PTAや役員、習い事や部活の送迎や保護者会など、親同士も苦楽を共にしたことで仲が深まったというケースもあるようです。ランチのみならず、飲みや旅行にも一緒に行くほどの仲がいいママ友がいるというのはなんとも羨ましいですよね。
「ママ友と仲が悪くなったらどうしよう」と考えているのでは?
『言いたいことなんとなくわかるよ。ママ友と仲悪くなったら子どもまで巻き込んでしまうもんね。子ども同士もずっと仲良しでいるとは限らないし、それなら「はじめから挨拶程度の関係でいるほうがいいかな」ってなる気持ちはわからなくないよ』
一方で投稿者さんの気持ちに共感しているママもいました。たしかに子ども同士の仲がいいことをきっかけに親しくなったママ友であれば、ママ同士の仲が悪くなることで子どもにも影響が出る可能性はゼロではないでしょう。最初からママ友とは挨拶程度にとどめておくという選択肢を取る投稿者さんの行動は、子どものことを思うがゆえの行動と言えそうです。
『俗に言うボスママって人がいるんじゃない? 私のときにもいたけど関わらなかった。後で仲間割れするのが目に見えてたから』
また投稿者さんがそのような考えを持つのはママ友グループの煩わしさがあるのでは? という意見も。実際に複数人のママたちが集まるママ友グループの中で特定の人と仲良くなることで、それ以外のママ友やグループのリーダー的なママから後ろ指を指されたり、グループ全体が仲間割れしたりすることを懸念していたママもいました。人間関係のトラブルを経験したママは、ママ友と深い仲になることに消極的になるのかもしれません。
ママ友と仲良くしたい人もいていいし、仲良くしたくない人もいていい
『私はそういう付き合い苦手だからしないけど、深い付き合いしたい人もいるんだよ』
『全部縁だよ。 合わない人とは合わないし合う人は合う』
『したいと思う相手がいないならしなければいい。どっちが子どものためになるかなんて人や状況による』
『大人なんだから自分で付き合う人を選べばいいだけ』
子どもの同級生や同じ習い事のお友達、よく公園で会うご近所さんなど、子どもを通じて知り合うママ友は数え出したらキリがないほどいます。その中には気が合う人もいれば合わない人もいるのは当然のことです。今回コメントを寄せたママも誰とでも見境なく、お家に行ったり食事に誘ったりしているのではないでしょう。「この人なら子どもとは関係なく仲良くなりたい」と思えるママ友と深いお付き合いをしているだけのこと。
そして何よりも大事なことは、ママ友と親しい仲になりたい人もいれば投稿者さんのようになりたくない人もいて、それぞれ正解も不正解もないということではないでしょうか。「あのママたちはどうしてあんなに仲良くしているんだろう」といちいち他人を批判的な目で見るのではなく、他人の行動は尊重し、自分は自分が正しいと思った行動を選択すればいい。ママ友とどう付き合うかよりも、そうした自分が正しいと思う行動を取っているママの姿を子どもに見せることこそが、子どものためになると筆者は考えます。ママ友との付き合いに悩んだことがある人は今回の投稿内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。
文・AKI 編集・山内ウェンディ イラスト・よしはな
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