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【第二十夜】<霊感が強い子ども>顔が半分しかない女。見えない私 #身の毛もよだつ恐怖の体験【まんが】

前回からの続き。今から数年前のお話です。うちの息子は小学生のときに少年野球チームに入っていました。これは試合観戦に行ったときの出来事です。息子たちを応援していた私は、チームメイトのY君の様子がおかしいことに気がつきました。
顔半分女1
Y君は外野を守っていたのですが、その子の動きがなんだか変なんです。何かを気にしながら、守備位置周辺をウロウロ。あっちに行ったと思ったらこっち、こっちへいったと思ったらあっち。全く試合に集中していないような感じです。試合終了後、Y君はうちの車で一緒に帰ることになったので、何があったのかを聞いてみました。すると……。

顔半分女2
顔半分女3
そうなんです。実はY君、かなり霊感が強いのです。こういったことは一度や二度じゃなく、小さい頃から何度もありました。なので、今回も決してふざけているわけじゃないということはすぐに分かりました。興奮した様子でそのときのことを話してくれたY君は、その後、後部座席で寝てしまいました。

顔半分女4
それにしても顔が半分しかない女って……。もしそんなものが見えてしまったら、絶対に冷静ではいられないでしょう。私には見えなくてよかったと、ホッとしながら車を走らせました。

【身の毛もよだつ恐怖の体験:第二十一夜】へ続く。
文・作画・加藤みちか 編集・荻野実紀子

※この漫画は知人の話を元に作成しています。

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