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<自己中な子ども>【後編】小学3年生、もう反抗期!?原因に悩むママに寄せられた声とは……

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前回からの続き。投稿者さんは小3になる長女に愛情をたっぷり与えているはずなのに、数か月前から娘さんは家でも外でも日に日にワガママ度が増していき、先日とうとう習い事先で揉めごとを起こしてしまいました。投稿者さんは娘さんの将来を案じてお説教をしますが全く響かず、娘さんはむしろかわいげのない言葉を発する始末。万策尽きて頭を抱える投稿者さんから相談が寄せられました。

親子関係にも目を向けてみて

娘さんに何度もお説教を試みても全く効果を実感できない投稿者さんに、「視点をかえる」提案がなされました。

『親が「どうしたらいいか分からない」って言っているときは、親側の問題を考えるほうがいい。甘やかしや過干渉などなど』

わが子を案じる親の思いは、なかなか本人に伝わりにくいものですよね。その結果、子どもが思いどおりにならず怒りが沸いてくる人もいるでしょう。ただ、子どもに関するトラブルは子どもだけの問題なのでしょうか? 投稿者さんはわが身を振り返ってみたようです。

『叱っているつもりでしたが、娘の機嫌が悪いとこっちもイライラするので、「言うのがめんどくさい」というふうになっていたのかもしれません』

投稿者さんは、娘さんの機嫌が悪いと面倒くさい態度を取ってしまったことを思い出したようです。機嫌の悪い自分に周囲が何の反応も示さなければ、稚拙だったと気づく人もいるでしょう。しかし娘さんは未熟な子どもです。誰かから注意されると自分を否定されたと思い込み、つい反抗的な態度になってしまったのかもしれません。

わが子に適した伸ばし方を実践する

娘さんの「認められたい、ほめられたい」気持ちを十分に満たし、なおかつ社会性も身に着けさせる提案が届きました。

『親は娘さんの頑張っている姿を見ているんだから、そこを認めてほめてあげたらどうなの? 「お母さんはいっぱい練習して頑張っているのを知っているよ! だから言われちゃったことを受け止めて直したらもっともっと上手くなると思うし、頑張って先生を見返してやろー!」って明るく励ましてあげたらいいのに』

『うーん、大なり小なりみんな娘さんみたいな感情って持っていると思うし、そんなにおかしなことだと思わないけどなぁ。注意を受けて理不尽に感じる本人の気持ちも受け止めてあげつつ、「アドバイスをしてくれるのはありがたいことだよ」っていうのを教えていけばいいんじゃないのかな?』

『できること、できないことを、自分のなかで消化させないとダメだと思う。「カッコいい自分の虚像」を作り上げてしまうと手に負えないよ。「これは負けたけれど、これは勝てた。がんばったね!」と一つ一つ消化させていってはどう?』

もしも投稿者さんが、娘さんの怒りの理由については触れずに逆ギレしたことだけを注意したとしたら、娘さんには大きな不満が残るでしょう。娘さんの言動を注意するだけでなく、そうなった理由を尋ね気持ちに寄り添うことも大切です。そのうえで、「他人からの忠告は自分の成長に繋がるためありがたいこと」だとわかってもらえれば、娘さんの知識や技術力がもっと豊かになりそうです。投稿者さんが把握している娘さんの特徴、「ほめられることで向上心がより高まる」ことを利用しない手はありません。

娘さんの得意分野や勝ったことに注目することで、不得意な部分や負けたことに折り合いを付けられるようになるのでは……との意見もありました。親はつい子どものマイナス面にばかり目を向けて直させようとしてしまいますが、プラス面にも関心を示して評価することが重要です。投稿者さんが娘さんにいつもたくさん練習していて頑張っていることを折りに触れて伝えてみたら、娘さんは「ママから認められている」と自信がつくことでしょう。そして自己肯定感が高まれば、他人に対して少しは寛容になれるかもしれません。

友達からの影響に期待

今はかわいげのないそぶりを見せる娘さんですが、まだ小学3年生です。今後かわる可能性があると、ママたちがエールを送ってくれました。

『小3だったらまだまだ成長段階じゃないかと思うけど。うちの子も似た感じではあった。こちらが注意するのが気に食わないようで、何か言えば逆ギレし、口がたつので「ああ言えばこう言う」状態。とにかく素直じゃない。うんざりしていたけど、高学年からは人がかわったように落ち着いた』

『たぶん親が言うより友達から言われるほうが気づくよ』

うんざりさせられていたわが子が高学年になったら落ち着いた、とのコメントには希望が持てますよね。お子さんが落ち着いた理由はわかりませんが、友達の影響は自分をかえるきっかけの一つになりそうです。親が子どもの危機を察知して忠告しても、現に子どもが困っていないなら説得力はありません。しかし友達が実際に自分から離れてしまったら切実な問題になるため、子どもは周囲の状況を判断しながら対処していくでしょう。たとえ子どもの判断が間違ってしまっても、修正できるし学びになるしで無駄にはなりません。

かつては習い事先で周囲から「ムードメーカーで気が利く」と評価された娘さんです。投稿者さんが娘さんのよい面をたくさん取り上げてほめるようにすれば、娘さんは自分に自信が得られるようになり、以前のような明朗ぶりを取り戻せるのではないでしょうか。

文・ななみや 編集・みやび イラスト・Ponko

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