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<ママの学び直し>小学4年生から突然学習内容の難易度が上がってない?高学年の勉強、教えられる?

069_教育・習い事_水戸さゆこ

小学4年生頃から学習内容の難易度が急に上がり、得意科目でも苦手科目になってしまうことは珍しいことでもないようです。これまでとは打って変わり応用力が求められたり、難易度がアップしたりしてつまずく子もいるかもしれません。

そのような小4の壁に直面しているわが子から、「ママ、この問題を教えてほしいんだけど」と言われたら……みなさんは教えられますか?

『小学4年生から勉強が難しくなってくるね。みんなは余裕で教えられる? 私はムリだ……。子どもと一緒に頑張らなくては』

難易度が上がると言っても、所詮小学4年生の問題。大人であるママたちなら余裕で教えられる……のでしょうか? 実際の所、ママたちは小4の問題を余裕で教えられるのか否かについて聞いてみました。

余裕はあっても自信はない?

『内容や解き方は覚えているしわかるけど、子どもがつまずいたとき、理解できるように上手に教えることは難しいと思う。先生ってすごいなとあらためて尊敬する』

『小学校の範囲くらいならわかるけど、なぜそうなるのかについての説明はうまくできない。だから教科書を見て一緒に考える感じかな』

小学生レベルの学校での学習内容であれば、余裕……とまではいかなくてもなんとか教えられるという声が目立ちました。しかし理解しているけれど教えることの難しさを痛感させられる声もたくさん寄せられていたのです。

勉強ができることと、人にわかるように教えられるスキルは別物なんですよね。ママはわかっているのに、うまく言葉にできなかったり説明できなかったりして、イライラしてしまうなんてことも起こるようです。

解き方が違うパターンも

『教えられるけど、小4では習っていない解き方で教えてしまい、「こんな解き方習っていない」って言われた』

『この間、中1の子に理科を教えたけど難しかった。小6の算数も見てあげたけど、私の頃と解き方が違うからとまどった』

お子さんが小学生になったとき、ママたちも同じような経験をしたことはないでしょうか。わかりやすい例が自分の名前の漢字です。自分の名前の漢字だとしても、今習っていない漢字で書くと学校では書き直しを求められることがあるんですよね。

この現象は算数でもよく起こります。塾や経験から培った、効率よく解く方法で教えてしまうと、「習っていないから」と子どもを困らせることになってしまうようです。教えることって本当に難しいですね。

まったく自信ありません!

『中学まで教えられる人とかすごいよね。うちは今小3だけど、問題によっては解けない問題もあるよ……。子どものレベルは普通だけど、私の頭が不安だわ』

『「わからないことは学校とか塾で先生に聞いて」って言ってある。「ママが小学生だったの何十年前だと思っているの? 忘れたわ!」って強気で返している(笑)。もう6年生だからなんとなく察してくれているみたいだけどね』

『この間、算数の宿題を教えたんだけど、答えが間違っていて私も子どもも恥ずかしい思いをしたので、まったく自信がない』

小学生の勉強だと高をくくっていると、なかなかの難題が出てくることもあるんですよね。筆者もママの声にあるように「教えられないのでわからないところは学校か塾で聞いて!」と言っていたことを思い出します。今は高校生なので、聞かれることもなくなりホッとしております。聞かれても100%答えられませんが(笑)。

親子で一緒に学習し、学びなおすこともオススメ

『私は子どもと一緒にドリルをやった。意外にためになるわよ』

『問題のレベルによるかな。市販のドリルで勉強しているけど、市販のでも難しい問題は難しい。小6だけど解答・解説を確認してからでないと教えられない問題がたまにある。だから私も子どもと一緒に頑張るよ』

『子どもと一緒に学び直しをしたよ。同じ調子で続けていたら、意外なことに自然と中学生になっても教えられた。大人の脳ってすごいと思ったよ』

この機会に、お子さんと一緒に学び直しをしているという声も寄せられました。学び直しとまで行かなくても、わからないなりに親子で一緒に考え、悩みながら答えを探す作業も悪くないですよね。

一緒に同じ問題に挑むことで、子どもが自分だけが勉強をさせられているという気持ちにならなくて済むところもオススメのポイントです。むしろ学年によっては、ママと一緒に勉強できることが励みになる子もいるでしょう。

一緒に学んでいくうちに、子どもに教えてもらうことも出てくるかもしれません。そのときは子どもの成長を素直に受け入れて、思いっきり褒めてあげてください。そうすることで、子どもの学習意欲もアップしていくと思いますよ!

子どもに合った方法でサポートを

小学生ぐらいなら余裕で教えられるという声もあれば、まったく教えられませんとお手上げ状態な声、中高生まで教えられますという声と、三者三様の声が集まりました。

子どもにわからない問題を聞かれ、解き方が答えられないと申し訳ないと思うかもしれません。でも人には向き不向きがあるものですから、あまり考えすぎなくてもいいと思います。勉強ができても教えられない人もいれば、勉強はさほど得意でないけれど、説明上手で教えることが得意な人もいますしね。

教えてあげられるならどんどん教えてあげればいいですし、わからなければ一緒に考えて悪戦苦闘することも悪くないと思います。塾や学校の先生など専門家に託す方法も、効率のよい学び方として正しい選択かもしれません。

自分と子どもにあった方法で、今子どもが直面している難題を解けるようサポートしてあげてくださいね。

文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・水戸さゆこ

【つぎ】の記事:<パパは元野球少年>協調性のない小3息子「チームに入れよう!」と旦那が言い出し……【前編まんが】

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