<孫と祖父母>わが子が好きなのはママ側のおばあちゃん?パパ側は嫌いなの?好かれる祖父母の特徴
ママもパパも両親が健在なら、わが子にはおじいちゃん・おばあちゃんが2人ずついることになります。どちらも孫をかわいがってくれるのは同じでしょうが、わが子の気持ちはどうでしょう? ママ側・パパ側、どちらのおじいちゃん・おばあちゃんが「より好き」というのはあるのでしょうか?
おじいちゃん・おばあちゃんがどちら側でも、子どもには無関係!
ママスタコミュニティに、こんなトピックがありました。
『子どもって、ママのおばあちゃんのほうが好きだよね?』
投稿者のお子さんは「断然、実母のほうが好き」だそうで、それをごく当たり前に思っているようです。集まったコメントのなかには、投稿者さんの想像通り「ママ側のほうが好き」という声もありました。
『うん。近所に住んでいるダンナの親とは頻繁(ひんぱん)に会っているけど、子どもは私の実家の「ばーちゃんがいい」「会いたい」って言うよ』
『そうだね。義姉の子もそうだから、うちもそれでいいと思っている』
なかには「やっぱりママが心を許している感じが、子どもにも伝わるからかな?」「嫁は自分の実家のほうによく行くから、子どもがなつくのは当然では?」と、推測する声もありました。投稿者さんも同じように考えたのかもしれません。
しかし当然「パパ側のほうが好き 」という回答だってあります。コメント数で言えば、ほぼ同じ割合でした。
『うちはダンナのほうだよ。私も父方の祖父母が大好きだった』
『私の親は口うるさいし、神経質だからな。ゆったりおおらかな義母のほうが、好きだと思う』
「実母や義母の性格にもよるのでは?」というコメントもありましたが、たしかにそうですね。このおじいちゃん・おばあちゃんはママ側? パパ側? それは子どもにとっては、どうでもいいことです。要はそのおじいちゃん・おばあちゃんのことが好きかどうか、ですよね。
好かれるのは、いっぱい遊んでくれるおじいちゃん・おばあちゃん
では、子どもに好かれるおじいちゃん・おばあちゃんはどんな人なのでしょうか? ママたちが実例を挙げてくれています。
たくさん遊んでくれる
『うちの子は義母のほうが大好きだよ。やさしいしおもしろいし、いっぱい一緒に遊んでくれる』
『義父母が好き。実母はよく来るけど、なつかれていないや。テンションが低くて遊び相手って感じじゃない』
子どもと同じ目線になって遊んでくれる、おじいちゃん・おばあちゃん。コメントによれば、「うちの親は一緒に公園に行って、思いっきり身体を動かして遊んでくれる」など活動的なタイプが多いようです。ただ、絵本を読んだり折り紙をしたり、身体を張って遊ばなくても一緒に楽しめる方法はありますよね。遊び方は、それぞれです。
お料理が上手
『うちの子はダンナの実家に行きたがります。お義母さんがガッツリ揚げ物系が得意なので、それを食べたいみたい』
『ダンナは三兄弟。義母は男の子ばかり育てているせいか、肉料理や揚げ物が上手。私の両親は食べ物も健康志向で神経質だから、苦手みたい』
子どもが好きそうなお料理で、がっちり胃袋をつかんでいる義母さんもいます。「いつも作ってくれる、あれが食べたいな」と、つい足が向くことになりそうです。
気前がよい
『うちはダンナの父母になついている。実家はなんもくれないから、そりゃあいっぱい買ってくれるほうになつくよね』
『長期休みに行きたがるのは、いつも実父母のほう。実母のほうがアクティブ、かつ優しくてお金がある。子どもに好かれる要素がありすぎる』
欲しいものをたくさん買ってくれる人は、やはり大きな魅力があります。あまりに気前がよすぎると、ママとしては「そんなに甘やかさないで」と思うかもしれません。ただ思い切りワガママが言える相手も、時には子どもにとって必要なのではないでしょうか。
ママと子どもの感情は別。先入観を与えるのはやめよう
さらにママたちが大きな要素として考えたのが、「おじいちゃん・おばあちゃんへの、ママの態度」でした。
『子どもは母親をよく見ている。母親が好きなものは好きだし、苦手なものは嫌うよね』
『ダンナの実家を嫌っているママなら、子どももそうなるかも』
ママがどちらの両親に対しても同じように接していれば、子どもが好きになるかどうかは同条件からのスタートです。でも、あからさまにどちらか一方だけ態度が違えば、子どもも敏感にそれを感じ取りそうです。「子どもには話していないけど、実母が毒親。さすがに孫には違うけど、『なんか目が怖い』と言う」といったコメントもありました。ママが平静を装っていても、漏れてしまう感情はあるかもしれません。
『私の友達の話。義母を嫌っているから、子どもたちもなついていない。ダンナがかわいそう』
「苦手」をはっきり態度に出すのは、考えものです。そのうえ、ママが子どもに義両親の悪口を吹き込んでいたら? どう転んでもなつくわけがありませんよね。
『うちはどっちも大好きで、ほんの少し義母が上。私は義母が大嫌いだけど、子どもに私の気持ちは関係ないと思うから、ちゃんと祖母と孫として会わせるし、つきあい続けるよ。嫌いだけど(笑)』
『私も義実家は好きじゃないけど、孫にはとても優しい。仲よくしていると、ダンナも喜ぶし。それを続けていたから、今も義実家とはよい関係。これからもガマンガマン』
「苦手」を態度に出さないよう、しっかり自制しているママたちもいました。いくらわが子でもあっても、ママとは別の人格です。子ども自身が好きでなくなるのは仕方ないことですが、わざわざ義実家嫌いにさせる必要はありません。義実家が苦手なママだと多少のストレスは溜まりそうですが、長い目で見れば確実にそれが賢明でしょうね。
今回のトピックでは、「どっちも好き」「両方になついている」という声も多くありました。「おじいちゃん・おばあちゃんが好き」という純粋な気持ちを、ママは大切にしてあげたいですね!
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・Ponko
【つぎ】の記事:<同居、嫁のストレス!>「ありがとう」を言わない義家族「私ばかり感謝しているの?」【前編まんが】
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