<お祝いの金額>結婚式のご祝儀の相場はどのくらい?家族で招待された場合、欠席の場合はどうする?
親戚や友達、会社の同僚など、結婚式に招待される関係性にはさまざまなものがありますよね。呼ばれたときには嬉しい反面、悩んでしまうのがご祝儀の金額。一般的な金額は、ネットで調べたり、まわりの人に聞いたりすればわかるのですが、自分の場合どうすればいいのだろうかと思ってしまうこともしばしば。
ウェブスターマーケティング株式会社が、結婚式に参列したことのある男女300人を対象に「結婚式で実際に包んだご祝儀の金額」に関するアンケート調査を実施し、その結果が公表されました。すると新郎新婦との関係性だけでなく、夫婦や家族で出席する場合ややむを得ず欠席する場合など、状況に合わせたご祝儀事情が見えてきました。きっとみなさんのなかにも、今後結婚式に招待される方はいるでしょう。金額の指標になりそうなこの結果、さっそく見ていきましょう!
結婚式ではいくら包む?
友人の場合
まずは友人の結婚式でのご祝儀の相場から。アンケート調査の結果によると、「3万円」の回答が73%ともっとも多くなりました。次いで、「1万円」「2万円」と続きます。3万円にしている理由には、友人のご祝儀を一律3万円と思っている・決めていると答えた人が多かったようです。
職場関係の場合
では、職場の結婚式ではどうなのでしょうか。その結果は友人の結婚式と同じように、「3万円」が80%ともっとも多くなりました。その次が「1万円」、そして「5万円」となっています。一緒に参加する同僚と金額をそろえることもあるようでしたが、なかには特段親密にしていたり、直属の部下だったりしたことから、金額を5万円と多めにした回答も。もし迷うようなときには、出席者のなかであらかじめ確認しあうのもいいのかもしれませんね。
ところでご祝儀の相場が「3万円」なのはなぜ?
これまでのアンケート結果からもわかるように、結婚式のご祝儀の相場は、比較的「3万円」が多いようです。しかしなぜ3万円なのでしょうか?
それは結婚式での料理や引き出物の金額が関係しているようです。この2つを合わせるとだいたい2万円〜2万5000円になることが多く、それにお祝いの気持ちを少しプラスすると3万円になります。また、偶数の金額は「割り切れてわかれる」ということから結婚式に向かないといった考えもあり、そのことからも奇数である3万円が好まれているようです。ただ、最近では2万円を「ペア」と良い意味に捉える考え方もあるそう。300人中10人はあえて2万円を包んで渡したと回答していました。
親族の場合、「3万円」でない回答が1位に
親族の結婚式は、家族や夫婦で招待されることもあり、連名でご祝儀を渡すことも少なくありません。そのため「連名1人あたり平均2万9800円」がもっとも多い結果になりました。あくまで1人あたりの金額なので、なかには家族で招待されたことから「10万円」と答えた人もいました。
また、きょうだいなど肉親の場合には、金額が相場の「3万円」より多めになることも。もちろんお祝いの気持ちからという面もありますが、相手からもらったぶんを返すケースもあるようです。きょうだい間のお金のやりとりは金額をあわせる、これは大切なポイントになってくるのかもしれません。
連名で招待されたときの平均金額は?
先ほど親族の結婚式に連名で招待されたときのご祝儀の相場は、「1人あたり2万9800円」という結果でした。しかし、その他の場でも連名で招待されることはありますよね。友人や職場関係などを含めた全体的な連名の平均金額の結果は、「1人あたり2万8480円」とわずかながら少なくなりました。
料理がお子さまメニューの場合には、小学生以下の金額の相場を1人5000円〜1万円前後と考えることもあるようです。そう考えると、もしかしたら友人や職場関係で親子招待が多かったことから、平均が下がったという可能性もあるのかもしれませんね。
結婚式に欠席するならいくら包む?
また、どうしても結婚式に出席できなかったときには、ご祝儀だけ渡すケースも少なくありません。その場合、いくらくらいが相場なのでしょうか?
それは、「出席した場合の半額程度」か「1万円」とされているようです。欠席をすると、食事や引き出物が不要になります。一般的な相場である3万円からその不要になった金額を差し引き、欠席のお詫びとお祝いの気持ちとしてこれくらいとなるのでしょうか。いざというときのために覚えておくとよさそうです。
ご祝儀の金額に悩んだら、まわりの人に聞くのも良いのでは?
結婚式のご祝儀の金額は、一般的な相場があるものの、新郎新婦との関係性によってその金額は全く違ってきます。親しくしているならば、金額を多めにするのも良いでしょうし正解はありません。またご祝儀の金額には、地域性やその家の習わしが関係することもあります。もし不安な場合には、かかわってくる人に相談するのもひとつの手です。
どのような金額を決めたとしても、結婚式は新郎新婦にとって大切な晴れ舞台の場、新たなスタートのときでもあります。ご祝儀の金額に不満を感じたり、嫌な思いしたりしないような気遣いが求められてきそうですね。
調査対象:結婚式に参列したことのある男女
調査日:2021年12月13日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによるアンケート
調査人数:300人(女性226人/男性74人)
調査対象者の年齢:10代後半から24歳 16.3%/25歳から29歳 41.3%/30代 28%/40代 9.6%/50代以上 4.6%
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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