<私の葬儀を考える>自分の万が一に備えて。遺影に使える写真、用意していますか?
万が一自分の身に何かあったら……と、普段から考えている方はいるでしょうか。今回ママスタコミュニティに寄せられたのは、ご自身に万が一のことがあったときの「遺影」に関する話でした。
『ふと気になったんだけど、みんなは自分の遺影用の写真って用意している? ちゃんと「この写真で」って用意していればいいんだけど、突然亡くなってしまったらどの写真を遺影に使われるのか、すごく気になる。だって自分の写真なんて何年もまともに撮っていないからさ』
命が尽きることは老若男女・性別問わずみんな平等に起こること。備えあれば憂いなしなのかもしれませんが、なんとなく用意をする気にならなかったり、後回しになったりしている人も多いかもしれませんね。
万が一の事態がわが身に降り掛かったときのために、皆さんは写真などの準備はしていますか?
来るべきときに備えた写真、ありますか?
『私も最近全然撮っていないな~』
『子どもの写真ばっかり撮っているから、自分や旦那の写真はないなあ』
「自分の写真、撮ったのっていつだろう」。思わずスマホの写真フォルダを確認してみたら、子どもか飼い猫か食べ物の写真ばかりだった筆者ですが、似たようなママも多いのではないでしょうか?(笑)
ママは家族の写真を撮ることは多くても、逆に撮られる機会が少ないかもしれませんね。しかも子どもが大きくなると、子どもの写真すら減ってしまうんですよ。気がつけば食べ物や野に咲く花、青空、ペットなどで溢れかえり、人類をみかけない写真フォルダの完成、なんてことにも。
いっそ若い頃の写真でもいい?
『若いころのキレイな写真じゃダメかなあ』
若い頃のはつらつとしていた自分の写真が遺影になるのは、すごくいいと思いませんか? あまりにも昔の写真すぎると、お葬式に来られた方が「誰?」となってしまわないかが心配です。学生時代などに付き合いがあった人などは、昔の写真のほうが思い出話に花が咲く可能性もありそうですね。
証明写真ぐらいしかない
『ムスッとした証明写真しか、子どもたちに隠し撮りされた写真しかないよ。昼寝していたりスマホをいじりながらゴロゴロしていたりとか。あとなんか食べているときの写真しかない、やばい』
『免許証か社員証の写真しかない。どっちも写りが悪いんだよね……。本当に急なときは、絶対家族が困るレベルで写真がない』
直近で撮ったまともな写真がないと話すママたち。唯一使えそうなモノが、免許証や社員証などの証明写真しかないと困っています。子どもに隠し撮りされた、あられもない姿が遺影になったらなんて、想像するだけで怖くて震えそうですね。
いざというときに備えよう
『近々、友人と一緒に遺影を素敵に撮ってくれる写真館へ撮影に行く予定』
『今年から遺影の準備をはじめたよ。桜が一緒に写っている写真。毎年花見のとき、同じ場所へ撮りに行くことにした。遺影に使うときは、背景を消されちゃうかもしれないけど、「亡くなるときは春がいいな……」って子どもの頃から思っていたから、遺影には桜が映っている写真を使ってもらいたい』
自分の命が尽きるときのための写真を用意すると考えるのではなく、究極のセルフプロデュースと考えてみてはいかがでしょう。
ママの声にもあるように、大好きな桜と一緒に写った自分の姿を遺影に用意しておいてもいいですよね。お花見の楽しい思い出とともに写真に残るのは、なんだかステキですね。
遺影用にというわけではなく、まずは写真を撮ってみることからはじめてみてはいかがでしょう。年に1回でもいいので、好きなものと一緒に撮る、好きなシチュエーションで撮るなど、思い出を残すつもりで撮影すると楽しそうですね。
遺された家族のためにもなる
『遺影って遺族が一番困るんだよね。父が亡くなったとき、遺影の写真が決められなくて大変だった。母と姉妹で「これがいい」とか「こっちのほうがお父さんらしい」とかなっちゃって。家族のためにも、用意しておいた方がいいかもね』
『友だちが亡くなったときも全然撮ってなくて、何年か前のモノを使っていた。用意した写真を葬儀屋さんが切り抜いて背景と組み合わせたんだけど、その作業が雑で髪の毛が変なふうに切り抜かれていた。旦那さんと子どもたちが泣きながら、「遺影、変な髪形になっちゃったよ」ってちょっと笑っていた』
変な写真を遺影にされたらイヤだなという当事者の思いと、突然の別れで失意のなか写真を探し選ばないといけない家族の思い。両方のことを考えると、事前に写真を用意しておくことは、自分のためであり、家族のためでもあるんですね。
家族のために自分のために、ときどき写真を撮ろう
万が一のそのとき、家族が困らないためにも、ご自身で写真をチョイスしておいてもよさそうです。近影がないという声も目立ちましたので、まずは近いうちに写真を撮ることからはじめてみましょう!
遺影のためと意識しない、自分らしく生きた証を残した写真。増やしてみませんか? 写真がキライでも家族のために残しておくことも悪いものではないと思いますよ。みなさんも、ぜひ気軽にできるところからはじめてみてくださいね。
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- 自分の遺影の写真