＜感動のはずが＞披露宴はクライマックス「花嫁からの手紙」【第12話まんが】#私のトホホな結婚式
前回からの続き。「結婚」にまつわる思い出はありますか？ 人生の伴侶を決める「結婚」という瞬間は、一生にそう何度も訪れることはないでしょう。今回はそんな「結婚式」にまつわる物語。ママスタコミュニティに集まった、ママたちの体験談をオムニバス形式でお届けします。
今から少し前、私が結婚式を挙げるときのお話しです。披露宴のクライマックスの醍醐味といえば、両親への手紙。私は前日に、大好きだった両親へ感謝の気持ちを込めました。
小さい頃、お父さんと夏に虫取りに行ったこと。お母さんが毎朝早起きして作ってくれるお弁当が大好きだったこと。思春期のとき「お父さん大っ嫌い！」って言ったのに、帰宅が遅くなるとお父さんは毎日駅まで迎えに来てくれたこと。お母さんはどんなときも、私の一番の味方だったこと。大切に育てて貰ったことの感謝を書き連ねていると、すでに涙がこぼれてしまいました。「お父さん、お母さん、大好き……」そう思いながら書きました。
司会者の言葉と共に、流れ出す優しいBGM。その瞬間「ガッチ――ン」と緊張がマックスになってしまいました。手紙を開いて読み始めたのですが……。
当日は気にする余裕もなかったのですが、後日結婚式のビデオを見返して、あまりの早口ぶりに驚いたと同時に、「もっと落ち着いて読めば良かった……」と、とても後悔してしまったのでした。
普段の口調が早口なわけでもなく、別に早口言葉が得意な訳でもありません。なのに一生に一度のあの大事な場面で、どうしてあそこまで早口で話せたものだな……と、一周回って感心してしまう程でした。
お父さん、お母さん、どうか感謝の気持ちは伝わっていることを願っています！
【第13話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・まゆか！ 編集・横内みか