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<おこづかい足りない問題>【前編】高校生でバイトは反対。どうすればわが子を納得させられる?

001_ママ(単体)_わたなべこ

子どもの成長とともに、友人関係の付き合いや趣味や好みの幅が広がり、お金を使う機会も増えていきますよね。高校生ともなれば、小中学生の頃とは比にならないほどの出費になるケースもあるかもしれません。

そうなると起きがちなのは「おこづかいが足りない」という問題。解決するにはおこづかいの範囲でやりくりするか、バイトなどで収入を増やすかになるわけですが、ここでも新たな問題が発生してしまうようです。

『高1になる息子がいます。毎月おこづかいを5,000円渡していますが足りないのでバイトをしたいといい出しました。おこづかいだけでは、好きなバンドのグッズやハイブランドの洋服を買ったり、遊びにいったりするのに足りないのだそうです。

私としては、まだ15歳なことと高校生がバイトをするのは早いと考えているので反対しています。しかし息子はなぜダメなのか納得する答えを聞かせて欲しいと。どのように伝えればいいのかわかりません。なにかよいアドバイスがあればお願いします』

高校生になり、毎月のおこづかいだけでは欲しい物や遊びに行くお金が足りないので、バイトをしたいと言い出した投稿者さんのお子さん。しかし投稿者さんは、まだ16歳にも満たない高校生がバイトをすることに難色を示しているようです。この問題、どのように対処すればいいのでしょう。

なぜバイトをすることに反対かを明確にしよう

『バイトをやらせたくない理由は? 「まだ早いから」しかないならもう少し具体的な理由を考えてみたら?』

『息子さんはバイトがしたい具体的な理由を提示しているんだよね。だったら投稿者さんもバイトが許可できない理由を明確に言わないとダメだよ。15歳からが早いなら何歳ならいいの? 16歳はOK? きちんと反対する理由を言わないと伝わらないよ』

ママたちの声を見ると、高校生のバイトに対する賛否はさまざまでした。しかし賛成派・反対派に関わらず、目立ったのは「なぜダメだと思うのか」という投稿者さんへの問いかけだったのです。

わが子を納得させる「いい答え」を探すのではなく、投稿者さん自身がなぜバイトはまだダメなのかを考えることが必要かもしれません。反対する理由をもう少し明確にすれば、お子さんも納得してくれるかもしれません。

バイト反対派ママたちの考え

おこづかいが足りないからバイトをしたいと訴えかけるわが子に、バイトはまだ早いと反対したい投稿者さん。投稿者さんと同じように、高校生のバイトについて反対派のママたちの声から、わが子へのよいアプローチ法がないかを見てみましょう。

まずはおこづかいだけでやりくりをさせる

『5,000円でやりくりする術を覚えさせる。増やしたらあるだけ使う大人になるよ』

『バイトなんてしなくていいよ。5,000円でやりくりさせればいい。服は親と買いに行く、欲しいものは何日も悩んで、どうしても欲しかったらおこづかいを貯めて買う。私はこうやって高校生のときから鍛えられたから、働いても薄給なのに10年で1,100万円貯めたよ』

おこづかい+αを渡しているのでバイトはさせない

『子どもが遊びに行くときにもおこづかいとは別にお金を渡しているんでしょ? それで毎月5,000円で足りないことが理解できない』

『毎月のおこづかいに追加で渡しているなら、追加をやめておこづかいを毎月15,000円とかにし、おこづかいだけでやりくりさせればいい』

遊びに行くときや、日常的な洋服代や学用品など、必要なときに都度お金を渡していると話していた投稿者さん。つまり毎月のおこづかいは5,000円でありながら、実際はもっと渡していることになりますよね。

おこづかいとは別に必要なお金を渡しているのであれば、なおのことこれ以上バイトまでしてお金を得る必要はないのかもしれません。

必要なものを購入する場合はその都度請求してもらい、その代わり毎月のおこづかいを貯めて好きなものを買えばいい。「おこづかいのなかでやりくりさせる」に近い考え方ですが、これならお子さんにも伝わりやすいのではないでしょうか。

現状では1カ月におこづかい以外にいくらぐらい渡しているかを明確にしてから、話し合ってもいいかもしれませんね。

なぜダメかを明確にし、納得行くまで話し合いをしよう

若いうちから働くことは、決して悪いことではありませんよね。それに、欲しい物や遊ぶお金を自分で働いて用意しようと思うことはとても素晴らしいことだと思いませんか? しかしお子さんはまだ高校生で、しかも15歳。学校や学業との兼ね合いやお金を稼ぐ大変さなど、ママにとっては不安材料も多いことでしょう。

バイトを反対するのであれば「なんとなくダメ」ではなく、お子さんが納得のいく明確な答えを出してあげてはいかがでしょうか。頭ごなしに「ダメ」と言われても、お子さんも簡単に納得することは難しいかもしれません。

まずは投稿者さん自身の気持ちと向き合い、答えを探すことからはじめてみてはいかがでしょう。迷ったときはママたちの声を参考にして考えてみてください。その結果、親としてどうしたいか、子どもにどうして欲しいかを見つけ、親子で納得いくまで話し合い、折り合いのつく答えを探してもいいと思いますよ。

後編へ続く。

文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・わたなべこ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
15歳高校生バイト