いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<義両親からプレッシャー>【前編】高校生。青春を謳歌することと成績を上げること、どちらが大切?

085_教育・習い事_善哉あん

みなさんは高校時代、どんな学生生活を送りましたか? 勉強をたくさんして今つけた地位に満足している方もいれば、青春時代を懐かしんで温かい気持ちになっている方もいることでしょう。なかには、「あのとき勉強していれば」「もっと友達と恋愛を大事にしていれば」と後悔している方もいるのかもしれませんね。今回の相談者さんは娘さんが高校生。「学業を優先させろ」と口を出してくる義両親に悩んでいると相談をしています。

『高校生。青春を謳歌するのと成績を上げるの、どちらが大事? どちらも大事なことはわかっています。それを踏まえた上での質問です。娘は高校に入ってから友達や彼氏に恵まれ、おしゃれして出かけたり、流行りの動画を撮ったり、毎日とても楽しそうなのですが、どちらも良い状況をキープする器用さがないので少し成績が落ちました。しかし勉強面も努力し続けているし、中学時代勉強勉強で、成績によって一喜一憂していた頃よりすごく表情も明るいし、今しかできない楽しみ方だから私はそれでいいと思っていました。

ただ難関大卒の義両親からすると、娘は遊び歩いているから成績が落ちた、もっと遊びを制限して勉強にシフトチェンジするようにしないと受験のときに困る、と私に話してきます。でも決して遊び歩いているわけでないし、派手なこともしないし、休みの日は何時間も勉強しているし、やることやっているんだからいいじゃんと中堅大卒の私は思ってしまいます。

やっぱり、青春を謳歌することを制限してでも勉強をさせないとダメですか? ちなみに第一志望の大学はC判定で、たしかにこれから頑張らないと微妙なところです。でもそこに入れなかったとしても大学なんて山ほどあるし、遊びを制限するのもこのまま続けるのも自分で決めていけばいいと思うのですが……』

現在高校生の娘さんは、青春を謳歌して明るくなり、親から見ると大変微笑ましい様子なのだそうです。けれどももうすぐ大学生、「遊びにかまけてばかりはいられない」と心配をしている相談さんの義両親は、相談者さんにいろいろとプレッシャーをかけてくるそうです。もしもみなさんだったら、自分の子どもに青春と勉強、どちらが大切だと説きますか?

母と祖父母の考えは置いておいて、本人の意思は?

今回の相談では、相談者VS義両親のような構図になってしまっていることに引っ掛かりを覚える人が多かったようです。相談者さんはわが子にどちらを優先させるのか、義両親にどう話せばいいのかと悩んでいるようですが、娘さんにとってはきっと自分の人生を親や祖父母に決められるのは嫌ですよね。まずは娘さん本人に自分がどうしたいのか、そして大学についてどう思っているのか聞いてみましょう。義両親への対応は、その部分を話し合ってから決めていく必要があるのではないでしょうか。

『本人がまず大学に行きたいかどうか。大学さえ出てればいいだけの考えなら就職で躓くよ。将来なにをしたいのか決まっていて大学が必要なら行くのもいいけどね』

『本人次第じゃないかな。今のまま楽しい時間を過ごして、そのときに行ける大学でいいならそれでいいし。少しでもこのままではいけないって気持ちがあるのなら何かを我慢しなきゃいけない』

もしかしたら娘さんはやりたい職業があって、大学について考えている最中なのかもしれません。恋人や友人と遊びには行っているけれど、母親に言わないだけで集まって勉強会をしている可能性もあります。目に見えているものだけが子どもの心情ではないはず。娘の思いを知るためにも、一度どう思っているのか真剣に聞いてみると良いのではないでしょうか。

義両親が口を出すことについて、旦那さんの対応にも疑問視

相談者さんは、義両親に「もっと子どもの遊びを制限して」というような注意をされています。相談文から察するに、何度も義両親から連絡が来たり、会うたびに口酸っぱく言われたりしていることに、相談者さんはストレスを感じているのではないでしょうか。相談者さんなりの思いとして、「今は青春を謳歌させてあげたいから」と伝えるのもいいのかもしれませんが、納得せずに何度も言ってくる姿も想像できます。だからこそ相談者さんは、「義両親を説得しないと」と躍起になっているのかもしれませんが、「そもそも義両親を説得する必要があるのか?」という疑問もあります。

『義両親を説得する必要ある? 説得しても納得するとは思えない。義両親が納得しないなら義両親の思うように勉強させるの?』

『本来なら旦那が自分の親にガツンと言えばいいことだよね。「娘のことには口出すな!」って。旦那は何しているのよ』

義両親が口を出してくるということは、少なからず孫を愛していて、心配してくれている気持ちもあるのではないでしょうか。しかし人の数だけ価値観があります。相談者さんも義両親も娘さんを大事にしている気持ちは同じなのに、価値観が合致しないことからお互い相手を説得することにストレスを感じてしまっています。義両親の口出しに相談者さんがあまりにストレスを感じてしまうようならば、娘さんを大事に思っている気持ちだけ受け取って、いっそのことその他の対応は旦那さんにお任せしてみてはいかがでしょうか? もしかしたらそうすることで、解決できる部分もあるのかもしれませんよ。

後編へ続く。

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・善哉あん

物江窓香の記事一覧ページ

関連記事

<義両親からプレッシャー>【後編】「高校生なのに遊びすぎ、学業を優先させて」。子どもの意思は?
前回からの続き。現在高校生となって学生生活を満喫している相談者さんの娘さん。受験生だった頃の「勉強、勉強」という殺伐とした環境から解放され、友人や恋人ができてとて明るくなった姿が毎日見れるよう...
若い頃にやり残したのは「遊び?勉強?」二択を超えたママたちの本音
「もしもあのとき、別の選択をしていたら……」と頭の中で思い描く“たられば”の話。今までの人生で岐路に立ったときの選択は「正しかったのかな?」と思うことはありませんか? 「もっと遊べばよかった」...
今思うとハズカシイ……。青春時代にカッコイイと思ってやっていたこと
中学生や高校生の頃に「かっこいい!」と思ってやっていたことも、今考えると「なんて恥ずかしい思い出なんだろう」ということはありませんか? 今だから話せる笑い話、ママたちはいったいどんなことをして...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
高校生。青春を謳歌するのと成績を上げるの、どちらが大事?